今日は9/4(日)に行われる新潟記念のレース考察を行います。新潟芝2000mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。
先日、新宿ゴールデン街の納涼会とやらに行ってまいりました。ゴールデン街全体で年1回やっているイベントで、チャージ0でドリンクも500円で統一という素晴らしい企画。競馬と中日が好きというコアな人たちで色々なお店を回ったわけですが、全部で7店舗ぐらい回ってなかなか面白い夜でした。
ゴールデン街は火事以降行けておらず、今回は久しぶりの訪問。もともとそこまで行く方ではないですが、競馬バーのエクリプスとかもあるので非常に興味の有る街です。たまたま入ったお店でフライディ・チャイナタウンがかかっていて、昭和歌謡熱が再燃しそうな感じにもなっています。ゴールデン街いいですよね、しばらく通い詰めようかなぁ。。。
【2016】新潟記念 予想考察
過去5年のレース傾向
新潟2歳ステークスなどに比べると長い直線の割に前の馬が残っている印象。やはり2歳時では末脚勝る馬が強い一方で、古馬になると前へ行く馬も相当渋といということでしょうか。
傾向として面白いのは、枠順が内か外かどちらかに偏ってドバッと走ってくること。昨年はマイネルミラノの法則も働いたか内枠がドバッと来ましたし、2年前は外枠だけで決まりました。
新潟芝コースは特に開催後半になると極端な外伸びになりがち。ただ、それを騎手が意識しすぎると先行馬がインを開けすぎて走る結果、外枠の馬は外を回しすぎて結局ロスなくインを通った馬が好走したりします。特に道悪になると外伸び馬場が相殺されるのに騎手意識はインを開けて走るので内枠が一気に有利になりがち。
今年は今のところ新潟芝は顕著な外伸び馬場。おそらく今週末の土曜の芝コースも外枠決着が頻発すると思うので、それを受けて騎手意識がどう動くかはポイントだと思います。
血統傾向
タニノギムレットやスペシャルウィーク、アドマイヤベガといった日本ダービー優勝馬、ダンスインザダーク、ゼンノロブロイのようにダービー健闘馬がよく走るレース。それだけ2000m以上に距離適性は要求されるレースと言っていいか。
と言いつつ、このレースはただディープインパクト産駒を買えばいいレースとも言えます。しかもよく走るのはズブめの地味なディープインパクト産駒が走りがち。新潟芝は瞬発力勝負のイメージが強いですが、直線が長すぎるので最後の1ハロンのバテ比べになることが多いコース。スパッとキレるディープ産駒よりもずっと伸び続けるような地味めのディープ産駒が狙い目のレースと言えます。
クランモンタナなんてここで走る馬なんですが、前走で走っちゃうと妙味は薄れちゃいますよね。
レースラップ傾向
だいたい毎年同じようなラップ構成を描き、W型の中弛みからの瞬発力勝負になりやすいレース。さすがに昨年の10.5→13.0というラップ推移は物理的におかしいので、これは公式ラップの間違いのように思います。
残り600m地点から一気に加速しての追い比べになりますが、直線が長すぎるので最後の1ハロンはバテないかが問われるレース。ビュンと加速できて、かつ最後までバテないようなディープインパクト産駒が走るのはこのためでしょう。
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。
1番人気はまずアルバートドックで堅いと思いますが、この馬は小回り中距離戦でしか活躍していないのでその点がどうでしょう。最近のオッズ傾向では前走不利の馬が極端に人気するので2番人気はダコールかなぁと見ています。
現時点で注目しているのはこの馬です。
ディープインパクト産駒ですがスパッとキレるタイプではなく完全な持続力タイプ。2走前の道悪のレースで最高のパフォーマンスを発揮したのを見ても、この馬はタッチングスピーチやマリアライトのようなタフ馬場でこそ能力を発揮できるタイプの馬です。
母父サクラバクシンオーの馬はキタサンブラックなんかもそうですが、ノッシノッシと大跳びで走るので大箱の方が得意なタイプが多い。この馬もまさに母父サクラバクシンオーという感じの馬で、広いコースで持続力活かせるコースが向くはず。
新馬勝ちから重賞に直行して2連続で3着になったところを見ても素質は相当。大型馬でも休み明けの方が走るポン駆けタイプだけに、人気次第ではこの辺から入ってもいいかなと見ています。