今日は6/4(土)に行われる鳴尾記念のレース考察を行います。阪神芝2000mで行われるGIII戦です。
東京競馬場の開門待ちの間にスカパーオンデマンドでチャンピオンズリーグ決勝を見ておりました。結果はあっさりと先制したレアルマドリーが逃げ切りかけた所で、アトレティコマドリーが追いついて同点。その後は延長戦でも決着はつかず、PK戦で結果的にレアルマドリーが勝利。
府中でスマホで見ていましたが、アトレティコが追いついたファンフランのダイレクトクロスからのゴールは鮮やかでしたね。試合内容的にもベイルやロナウドといったレベルの選手が途中で足をつってしまうような試合で、全選手が死力を使い果たした皐月賞のような試合だったと言えます。
ただ、今年のレアルマドリーが優勝しちゃうっていうのはしっくりこないですねぇ。個人的にはアトレティコが優勝して欲しかったです。
【2016】鳴尾記念 予想考察
過去4年のレース傾向
4年前より開催時期変更となったので、ここ4年だけの結果を掲載します。
開幕週の阪神内回りコースということで、普通に考えれば内枠の先行馬が有利になりやすそうなところ。ただ結果を見ていただいてもわかるように、逃げ馬の好走がゼロで内枠で好走しているのは2014年のフラガラッハくらい。
一方で10番手に近い位置からの追い込みが毎年決まっているようなレースで、内回りだからこそ嫌われそうな差し馬が毎年1頭は突っ込んでくるレースと言えます。
こういうレースになりやすいのも、毎年少頭数になりやすいから。内回りで前が止まってこそという差しタイプは、ある程度ペースが流れる内回りコースのラップも向きますし、捌きやすい少頭数も向きそうです。そういうタイプの馬は毎年人気がないので今年もそういう馬を狙いたいところ。
血統傾向
ここ2年はグレイソヴリン持ちの馬が2頭ずつ馬券に絡んでいる印象。少頭数といってもこの条件は持続力勝負になりやすいので、スタミナを補完するグレイソヴリンの血は合うんでしょう。
ここ4年でキングカメハメハ産駒が2勝というのはキンカメの血統キャラクターを理解している方は納得でしょう。キングカメハメハ産駒はとにかくコーナー4回の2000mが大得意なタイプが多く、それに該当するこのレースではキングカメハメハ産駒は中心視が妥当です。
レースラップ傾向
2012年はスローペースから極端な上がり勝負になりましたが、ここ3年を見ても阪神芝2000mらしい持続力勝負になりがち。いかにもキングカメハメハ産駒が走りやすい条件といって良さそうです。
今年も同じく少頭数のレースになりそうなので、2012年のようなレースにならないかはチェックが必要ですが、ヤマカツエースがある程度の位置につければかなり有力なんじゃないかなぁとは思っています。
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。
目黒記念もメンバーが揃っていましたが、ここもヤマカツエースとステファノスという宝塚記念でも勝負になりそうな馬に、今年既に重賞を制しているサトノノブレスが加わったメンバー。なかなかレベルが高そうなので見逃せない一戦になりそうです。
鳴尾記念は狙いたい馬が2頭ほどいるので、もう少し考えて狙えるようなら勝負度を上げたいところ。昨年も◎アズマシャトルで当たっているレースなので今年もそれに続きたいところ。というわけで現在の本命候補はこの馬。
次走注目馬として挙げていた馬で、その時のメモにも「鳴尾記念に出てきたら絶好の狙い目」と書いておりました。一見、直線の長いレースこそ狙い目に見える馬ですが、前が止まった時に差してこれる相対差しタイプの馬で、小回り2000mの坂のある阪神コースはおそらくベストに近い舞台。ここは人気が落ちるようなら狙いたい馬です。