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【2016】京王杯2歳S/ レース考察(東京芝1400mで行われるGII戦を徹底考察します)

今日は11/5(土)に行われる京王杯2歳ステークスのレース考察を行います。東京芝1400mで行われるGII戦です。その前に余談を少し。

 

先週は重賞が3つありましたが、天皇賞(秋)とスワンステークスがバシッと的中!秋競馬の本格化シーズンにようやく中央重賞でも的中を手にできました。

 

<天皇賞(秋)結果>

1着:◯モーリス 1番人気
2着:△リアルスティール 7番人気
3着:◎ステファノス 6番人気

http://keibabusiness.com/2016-tennoshoaki-4

内枠有利バイアスはもう通用しないので外を回す差し馬中心に絞って買ったのがそのままハマってくれました。エイシンヒカリとラブリーデイをスパッとキレたのも良かった。ただステファノスからの馬連も本線で買ってたので2着だと更に嬉しかったです。

 

<スワンS結果>

1着:△サトノアラジン 2番人気
2着:☆サトノルパン 8番人気
3着:◎エイシンスパルタン 6番人気

http://keibabusiness.com/2016-swan-4

ここも印少なく本線でズバッと取れたのは良かったと思います。大本線をアルビアーノとフィエロにしたのはちょっと反省。

 

アルテミスSの方も結構な痛恨の結果で、デムーロの斜行なければ3着だったと思うんですが、まぁこればかりは諦めないと仕方ないですねぇ・・・

 

<アルテミスS結果>

1着:◯リスグラシュー 1番人気
2着:▲フローレスマジック 2番人気
3着:△シグルーン 5番人気
4着:◎アピールバイオ 6番人気

http://keibabusiness.com/2016-artemis-4

 

こんなわけで重賞3連勝とは行かなかったのですが、今週末はなんとなんと重賞が4つもあるので・・・そこを4連勝と行きたいところです!ご期待ください。

また地方、海外も合わせると今週はとんでもない数の重賞があります。いつもより早くこんな時間に一発目の考察記事を載せているのも時間的に間に合わないから(笑)ただでさえ多いなぁ、追いつかないなぁと思っていたら、今週はJBCの他にロジータ記念とBCフィリーズ&メアターフもあることを忘れてました・・・まぁ地方も海外も中央も全勝めざしてがんばります。

以下が今週の配信予定になります。

 

北海道2歳優駿(11/1[火]) → 通常通りメルマガ会員特設ページにて予想配信

メルボルンC(11/1[火]) → 火曜日のメルマガコラム内にて予想配信

ロジータ記念(11/2[水]) → 通常通りメルマガ会員特設ページにて予想配信

JBCクラシック(11/3[木]) → 地方GIですのでサイトにて全体公開で予想配信

JBCスプリント(11/3[木]) → 地方GIですのでサイトにて全体公開で予想配信

JBCレディスクラシック(11/3[木])→地方GIですのでサイトにて全体公開で予想配信

京王杯2歳ステークス(11/5[土]) → 通常通りサイトにて予想配信

ファンタジーステークス(11/5[土]) → 通常通りサイトにて予想配信

BCフィリー&メアターフ(11/6[日]) → こちらは配信方法は未定

アルゼンチン共和国杯(11/6[日]) → 通常通りサイトにて予想配信

みやこステークス(11/6[日]) → 通常通りサイトにて予想配信

 

こうして改めて見ると凄い量ですね(苦笑)

さて、どうしましょうか。とりあえず京王杯の考察から始めます。

 

【2016】京王杯2歳ステークス 予想考察

過去5年のレース傾向

過去5年の好走馬を見ても、古馬まで一線級で活躍したと言えるのがラブリーデイくらい。そのラブリーデイも5歳時に覚醒した感じは否めず、この頃は大した期待もされていない馬でした。

こういう事実から見ても「空き巣重賞」感は否めず、クラシックや3歳マイル重賞路線に行くような馬は使ってこない、そんなローテーションのレースと言えます。

 

過去5年の通過順位を見ても10の位の数字が3つしか見当たらないように、基本的には先行馬が絶対有利のレース。2年前なんてセカンドテーブルが楽逃げしたのを誰も捕まえずにそのままあれよあれよと逃げ切り。そもそもマイル重賞で活躍するような馬が出ておらず、一線級の差し馬がいないケースが多いので、前へ行ったもの勝ちみたいなところはあるレースです。

 

東京芝1400mというコース自体がもともとそういった「前へ行ったもの勝ち」の特徴がある条件で、ダイワメジャー産駒やフジキセキ産駒。最近ではローエングリン産駒やファルブラヴ産駒の先行馬がそのままだらーーっと前目でなだれ込むのが特徴だったコース。

ただ、ここ1年くらいのこの条件を見てみると、以前よりも明らかに差し偏重にコース傾向が変わっている気がしますし、以前はスプリント適性寄りのコースでしたが、最近はサトノアラジンが大外一気で突き抜けた京王杯2歳Sなんかを見ても、決め手あるマイラーでも十分に差し届くコースに変貌しつつあるように感じます。このコースは前へ行く穴馬がバンバン好走していたので条件的に好きだった人も多いと思うのですが、最近は逃げ残りってあんまり期待できない条件になっていますよね。

 

そして何より近年の秋の東京開催のタフ馬場もポイント。昨日の天皇賞(秋)も結局は外を通った馬のワンツースリーで内枠の馬は1頭も馬券に絡まず。

昨年の当該週の重賞レース(京王杯2歳S&アルゼンチン共和国杯)の結果を見てみても、、、

どちらのレースも外枠が上位を独占。その上でレース映像を確認しても外を通った馬しか全く伸びないレースに。特にアルゼンチン共和国杯は内枠からインを突いた馬は全滅(顕著だったのはレコンダイト)といったようなレースになり、もう天皇賞(秋)の結果を見てもこの時期の東京はタフな外伸び馬場というのは前提に入れたほうがいいか。

かといって、京王杯2歳Sは「空き巣重賞」「谷間重賞」という位置付けであることは変わらず、外差し馬を狙ったところでタフ馬場で伸びもせず・・・というパターンになりそうですし、後述しますが基本的にスローペースになりやすいので、外めを通る先行〜好位差し馬を狙うべきレースと言えそうです。

 

血統傾向

恐らくこの条件でタフな外伸び馬場なところに、ディープインパクト産駒やハーツクライ産駒なんかを使ってきたら普通に走ると思うんですが、このレースはそういった素質馬はローテーションとして選ばないレース。毎年の登録馬を見てもいかにも短距離血統ばかりが並ぶんですよね。

そういった事情もあるんでしょうが、上位馬は短距離血統を持っている馬が非常に多い印象。父か母父には短距離血統を持っている馬が向くとは思います。

ただ天皇賞(秋)も1着馬がスクリーンヒーロー産駒で母父がサドラーズウェルズ系のモーリスで、能力足りないと思われたロゴタイプ(サドラーズウェルズ持ち)が予想以上の好走を見せていたり、とやはり今の馬場は少しタフな血統が合う気はします。

 

レースラップ傾向

ここ5年を見てもどれも全てぬるま湯スローペース。こんなペースにしかならないからこそ、通過順位が一桁の馬しか活躍しないレースになります。2011年はレオアクティヴの豪快な追い込みが決まりましたが、その真相はスローになりすぎて馬群が密集しすぎて前も後ろも位置的に変わらずの決め手勝負になったことが要因。

確かに今の東京の馬場はタフな外伸び馬場ですが、それだけで外差しタイプの馬を狙うのはちょっと危なそう。今年もどう考えてもこんな感じのぬるま湯スローになるので、前目で脚を使える馬を狙うべきだと思います。

 

レース傾向まとめ

今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。

空き巣重賞と述べましたが、それでも今年は小倉2歳ステークスを圧勝したレーヌミノルと、函館2歳ステークスを強い勝ち方で制したバシレウスライオンが登場。

他にもモンドキャンノ、ディバインコードなんかもいますし、それなりに面白いメンバーが集まったと言っていいんじゃないでしょうか。

 

ひとまず現時点で注目している馬はこの馬です。

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その馬の名はブログランキングで公開中

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この時期の未勝利戦のレースレベルは千差万別。例えばガンサリュートなんて馬は未勝利を勝つのに3戦を要しましたが、負けた相手はリスグラシュー、カデナという重賞レベルの馬でしたし、そりゃ負けるよねという相手。実際に今年の3歳世代でもジュンヴァルカン、タイセイサミットといったところはそんな感じで未勝利勝ちに数戦を要しましたが、昇級後はいきなり活躍しました。

今回取り上げる馬は未勝利を勝つまでに3戦を要しましたが、巡り合わせで勝てなかったという感じで、時間がかかったから強い馬ではないという評価は違うはず。実際に前走のレースレベルは半端なく高そうで、負けた馬も続々と好走していますし秋の東京の2歳未勝利戦で一番の出世レースと言って良さそう。

血統的にも父はコンデュイットで母父がダンスインザダークというスタミナ配合。母母父にストームキャットがあるのでこの時期からも動けるでしょうし、脚質自在でタフ馬場は大歓迎という馬。前走が「先週の結果分析」でタイムランクAがついてしまったので変な穴人気はしそうですが、それなりに重賞好走馬も揃ったので買えるオッズになってくれるんじゃないでしょうか。

 

KAZ: