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【2016】ファンタジーS/ レース考察(京都芝1400mで行われるGIII戦を徹底考察します)

今日は11/5(土)に行われるファンタジーステークスのレース考察を行います。京都芝1400mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。

 

 

月曜昼に2つ目の考察記事をアップなんて、中の人が変わったのかと思われそうですがいたって同一人物です。これから北海道に行くので羽田空港の搭乗カウンターでせっせと昼配信予定の記事を書いておりました。

なんだかんだで最近は遠出でも新幹線が多いのと、海外にここ最近行っていないので飛行機というのが久しぶりな気もします。昨年末に大阪行った時に乗ったくらいでしょうか。北海道に行くのも2年前に函館に行って以来(確か根岸Sでエアハリファが勝ったのを函館競馬場のパークウインズで見た記憶)で、札幌に降り立つのは4年前に牧場巡りに行った以来。とんでもなく寒そうですが、とりあえず今日、明日は雪が降らないようなのは何より。

 

【2016】ファンタジーS 予想考察

過去5年のレース傾向

こちらも京王杯2歳ステークスと同じく、過去5年の好走馬の中からこのレース以後に活躍したと言える馬を探そうとしてもベルカントとアイムユアーズくらいしかいないレース(まぁブランボヌールは入れてもいいかもしれませんが)

そもそも春の桜花賞の前哨戦でフィリーズレビューを使う陣営が少ないように、年末の大一番である阪神ジュベナイルフィリーズの前に1400mを使う有力馬はいないということなんでしょう。

ただ、桜花賞は前哨戦として同舞台のチューリップ賞が用意されていますが、阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦的な位置づけの牝馬限定戦は関西ではこのレースしかないというのが現状。リスグラシューのようにマイルの距離を求めてアルテミスSに遠征するパターンもありますし、レーヴディソールのように牡馬相手のデイリー杯に挑むパターンもありますが、輸送をせずに関西で牝馬限定重賞となるとこのレースを使うしかいない、、、という陣営もあるでしょう。

恐らく今年のミスエルテに関してはそちらのパターン。もし関西に牝馬限定のマイル重賞があればそちらを間違いなく使ってきたはず。今回のメンバーを見ても新馬戦のインパクトからしてちょっと次元が違う気がしますし、この馬が出てくるからこそ回避した馬もかなりいそうな感じ。

基本的には早熟スピード馬が京都芝1400mという軽い条件で生涯で1度の激走をする、、、という傾向のレースですが、今年に関しては1着とは言わずとも馬券の1席はミスエルテで決まってしまっている気がします。

 

血統傾向

昨年はディープインパクト産駒のワンツースリーでしたが、まぁ芝1400mという特殊条件だけにディープインパクト産駒をそこまで強調できる条件でもない気はします(と言っても、スワンSもディープ産駒のワンツーですし、短距離戦にも確実にディープ産駒の波は来ているでしょうが)

過去5年の血統傾向を見ても、ベタに1400mが得意そうな血統が走っている印象。クロフネを代表とするヴァイスリージェント系の好走が目立ちますし、あとはノーザンダンサー系ながら1400mくらいの微妙な距離が得意なイメージあるファルブラヴ産駒。そして父親のイメージとは反対に1400mでやたらと走るアドマイヤムーン産駒などの活躍が目立ちます。

今年はミスエルテは仕方がないとして、それ以外はこれらのベタな1400m巧者血統を狙うのはいいかもしれません。

 

レースラップ傾向

京王杯2歳ステークスに比べると、秋の京都の高速馬場というイメージが各騎手に強いからこそ前半はそこそこ流れる印象。また平坦の京都コースでワンチャン狙って伏兵馬が飛ばして逃げるパターンも時たまあります。

まぁペースはそこそこ流れたとしても基本的にはある程度の位置につけられる馬が有利なレース。それでも過去5年で逃げ馬が2回しか馬券に絡んでいないのは、実力ない馬が逃げて一発を狙って失速、、、というレースが多いからでしょうか。

それなりの位置から脚が使えるクロフネ産駒、アドマイヤムーン産駒、ファルブラヴ産駒なんかがいたらその馬から狙ってみたいレースです。

 

レース傾向まとめ

今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。

ちょっとこのメンバーでこの頭数となると、ミスエルテは単勝1.5倍以下のオッズになるかも、、、それ以外に人気しそうなのがヤマカツグレースとブラックオニキス、あとはディアドラくらいしか思い浮かびませんし、ミスエルテの断然人気は間違いないか。

 

ひとまず現時点で注目している馬はこの馬です。

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その馬の名はブログランキングで公開中

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もうこの馬は血統評価が今回取り上げたことの全てと言っていいかも、、、

父がクロフネで好走血統に合致しており、母はニフティハートという血統。新馬戦を3着に負けた後、ダートの未勝利を使って勝ち上がりましたが、その勝ち時計は平凡も平凡でしたし「先週の結果分析」のタイムランクもEと最低評価。恐らく前走ダートという点とその凡庸な内容からも人気は全くなさそう。

ただ母ニフティハートの産駒は完全に芝適正向きに出る印象で、代表産駒のシンゲンは芝の重賞ウィナー。その他にもこの馬とほぼ同配合のフレンチデピュティ産駒のヤングアットハートも芝向きに出ました。前走のダート戦のパフォーマンスが平凡なのはそもそものダート適性がそこまで高くないからな気がしています。

その根拠として挙げられるのが新馬戦のメンバーレベルが相当高そうなこと。勝ち馬のディーパワンサは中京2歳ステークスを連勝。2着馬のドロウアカードも未勝利を勝ちましたし、4着馬のベルカプリもあっさりと未勝利を突破、5着馬のリネンロマンもすでに未勝利では上位の存在ですし、6着馬のカワキタエビデンスもいつ未勝利を突破してもおかしくない馬です。8着馬のマルカソレイユもダート適正高かったとはいえ初ダートでタイムランクAの大圧勝ですからねぇ。

芝適正高かったが新馬戦のレベルが高すぎて3着。その後に早期の未勝利勝ちのためにダートを使われるも、陣営も芝の方が適正高いと判断しての昇級初戦の芝戻し。いかにもファンタジーステークスで走りそうなパターンですし、絶好の狙い目な気がします。

 

KAZ: