X

【2016】中日新聞杯 / 有力馬考察(アルバートドッグ、サトノノブレスなどの徹底分析)

今日は3/12(土)に行われる中日新聞杯のレース考察を行います。中京芝2000mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。

 

栃木県の用事が片付いたので今日、都心に戻る予定。その最後にちょうど高崎に滞在していたので、富岡製糸場にこれから行ってきます。

一時期は世界遺産登録で結構混んでいたみたいですが、もうさすがに混んでないだろうなぁという予測で向かっていますが、果たしてどうなんでしょう。今これを上州電鉄内で書いていますが、予想以上に田舎風景でびっくりしています。

実は遠い昔の学生時代に私は蚕を家で飼っていたことがありまして(汗)、蚕の習性とか飼い方は知ってたりします。繭を作るところまではできましたが、シルクを作るにはその時点で蚕ごと湯でなければいけないので、そこまではしませんでした。

蚕が繭から孵化してしまうと、結構壮絶に繭が血だらけになるのでシルクとして使い物になくなってしまうんですよね。シルクを作る過程で生きながらに大量に茹でられる蚕たちに憐れみを覚えていた学生時代でした。

 

【2016】中日新聞杯 予想考察

中日新聞杯 有力馬考察

アルバートドッグ

前走の小倉大賞典勝利で今回も人気濃厚。ただ前走は明らかに松田博先生の有終の美を飾ろうという勝負仕上げだった感じ。先生も口では最後でも何にも変わらないと言っていましたが、レーヴミストラルのローテーションなどを見ても、なんだかんだで定年前に重賞を勝ちたかった感じは垣間見得ます。

馬のキャラとしてはスパッとキレる脚はないけれどもしっかりと毎回末脚を使ってくる馬で、適正は2000m〜2400mといったところ。2000m以下だと差し遅れるリスクあるが、距離を伸ばすと折り合いに不安がある馬で、前走は小回りコースの息の入らない流れが向いた感じ。加えて前走は一か八かでインを突く騎乗がハマった感じもあり、今回はあそこまでは上手く行かなそう。ヒモ評価でいいんじゃないだろうか。

 

サトノノブレス

典型的な母父トニービンのディープインパクト産駒という感じの馬。この配合はクランモンタナなんかもそうだが、とにかくキレずバテずの馬になりやすく、この馬も決め手を要求される条件ではサッパリだが中京のようなある程度上がりがかかるコースは得意。

今回は先行馬が全くいないメンバー構成で展開次第は向きそう。前走のような騎乗で乗ってくれれば人気馬の中では残る可能性大と見ている。

 

ブライトエンブレム

この馬はとにかくギアチェンジが下手なポテンシャル勝負タイプの馬で、今まで好走した札幌2歳ステークスや弥生賞を見ても、とにかくコーナ−4回の中距離戦で平均ペースで上がりがかかる時のみ好走してくる。

中山金杯の敗戦を見てもスッと加速できる脚がないことは明白で、かといって朝日杯FSでも見えたように直線でスパッとキレる脚もなさそう。今回は2000mという距離は良さそうだが、先行馬不在でスローペース濃厚。そしてコーナーの傾斜がきつい中京コースではこの馬のやりたいレースはできなそうで、直線だけでどれだけ差せるかという競馬になりそう。その適正はないと見ているので今回もバッサリと切る予定。ローカル小回り2000m戦に使ってくるまでは手を出さないほうがいいと見ている。

 

ヒストリカル

前走は完全に馬場が向いた感じもあったが、それでも差して来れる馬と差して来れない馬にはっきりと分かれたレースになり、タッチングスピーチあたりとの比較で見ても能力は示しただろう。

血統的にカンパニーの下にあたり、晩生血統であることは明らか。今が競走馬としてのピークにありそうな感じで、能力、適正ともに十分通用していいだろう。

ただ、今開催の中京コースは開幕から数週は内枠、先行馬有利になりがちで、先行馬不在でスローペース濃厚で外差しタイプには展開が向かなそう。その上で田中勝春騎手というハンデがあって買うべきかどうか。

 

クルーガー

典型的なキングカメハメハ産駒。コーナー4回のレースが大得意で、じーっと我慢さえしていれば直線でぐいっと伸びてくる。特に印象的だったのは京成杯での3着の内容で、あのレースを見ているととにかくコーナ−4回の2000mが得意なんだなと感じさせてくれた。

人気馬の中ではある程度前目で競馬ができる馬で、3歳時の重賞実績を考えてもここで十分に通用していいはず。ある程度立ち回りを活かしたい馬なので是非とも内枠を引きたい。内枠さえ引ければ本命候補。

 

 

このレースは結構狙い馬が絞れているので、本線はワイド2点ぐらいでボーナスでドカンとハマれば嬉しいなという感じのレース。そのボーナスを狙うためにもこの馬は危険馬として嫌いたいと思っています。

その馬の名はブログランキング(危)で公開中

 

クラシックでそこそこ走った馬というのはファンの潜在意識にこびりついているので、ちょっとやそっとの凡走では人気を落としません。この馬はクラシック期間中でもしっかり自分の適正内のレースだけしか走っていない馬。今回もスローペース濃厚でギアチェンジ性能が求められれば走ることはないと見ています。

 

KAZ: