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【天皇賞(春)2018の予想ヒント】過去データやローテ、血統などを分析考察します

天皇賞(春)2018(京都芝3200m)の考察です。

4月29日に京都競馬場で開催され発走時刻は15:40です。出走馬はシュヴァルグラン、レインボーライン、アルバート、クリンチャー、トーセンバジル、ガンコなど。京都競馬場の芝3200mで行われるGI戦です。今回の記事では過去データやローテーション、血統、予想オッズなどを考察いたします。

 

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天皇賞(春) 2018 考察

過去5年のレース傾向

春古馬3冠の2レース目。今年は見るからにメンバーがしょぼい感じはするが、ここ数年がキタサンブラック、サトノダイヤモンド、ゴールドシップ、オルフェーヴルといった古馬の一線級たちがちゃんと出てくれていたおかげで天皇賞の威厳が保てていた感じで、2010年前後の天皇賞は今年ぐらいの低調なメンバーが多かった感じがします。

国内平地競争では最長距離の3200mで行われるレースという事でスタミナを重視されることが多いと思いますが、ここ最近のこのレースはとにかく高速馬場適性と立ち回り=枠順が全てと言っていい感じ。

この時期の京都競馬場の芝コースはとにかく速い馬場になりがちで、そうなると全体時計も上がり時計もかなり速くなります。いくら3200mあると言ってもそれなりに速い上がりは要求されるため、スタミナだけあるような馬では厳しい舞台。世代限定戦の菊花賞ではそもそも3000m走れない馬が複数頭出走しているので相対的にスタミナがある馬が上位にくる傾向がありますが、ほぼ全頭が3200m走れる裏付けのある古馬GIの天皇賞(春)ではスタミナがある程度ある事は大前提として、そこから高速馬場適性と立ち回り力が問われます。

 

高速馬場でロスの多い競馬をすると速い時計に対応できないですし、コーナーを6回も回るトラック競技の宿命としてどう考えてもこのレースは内枠有利。昨年もサトノダイヤモンドとシュヴァルグランの差は枠順が全てだと思いますし、2年前の1番人気ゴールドアクターの敗因も外枠が大部分を占めていたと思います。

この天皇賞(春)ではどんなに力のある人気馬でも外枠を引いて外外を通らされた時点でアウト。今年に関していえばそんな抜けた能力のある馬がそもそもいないので、枠順抽選がレース結果のかなりの部分のウェイトを占めているんじゃないでしょうか。

 

 

ローテーション分析

過去5年の上位馬を見てもほぼ全ての馬が大阪杯、日経賞、阪神大賞典の3レースを経由しての好走。2013年の外国馬レッドカドーと京都記念経由のトーセンラーが例外となりますが、基本的に天皇賞(春)を目指すにおいてこの3レース以外にステップレースを選ぶ理由がないということでしょう。今年もベタにこの3レースから1〜3着が決まる可能性が高い(ほぼ全頭が3レースからの出走ですしね)と思います。

 

血統傾向

天皇賞(春)の血統的ポイントは「最低限のスタミナを備えつつ高速馬場に対応できる」という点。あんまり重すぎる配合の馬では高速馬場に対応できずにキレ負けするケースが目立っており、3200m戦だからと言ってスタミナ、スタミナと騒ぎ立てないほうがいい印象。

過去5年の血統傾向を見ても外国馬のレッドカドーを除けば全頭が父サンデーサイレンス系。そのサンデーサイレンス系の中でも2400mぐらいの距離で実績がある馬の活躍が目立っている。

 

そんなサンデーサイレンス系の中でも特に活躍が目立つのがハーツクライ産駒

それなりの決め手やスピードを持ちながら中距離戦ではどうしても決め手不足を発揮してしまう傾向の血統で、3200mぐらいあってようやくその血統的ポテンシャルを発揮できる感じ。

加えてトニービン=グレイソヴリンの血は高速馬場での持続力勝負にめっぽう強いですし、サンデーサイレンスとトニービンの配合になっているハーツクライ産駒が天皇賞(春)で活躍が多いのも納得です。

昨年の超レコード決着で惜しい4着だったアドマイヤデウスもアドマイヤドン産駒でトニービン持ち。高速馬場で行われる天皇賞(春)ではトニービン=グレイソヴリンの血は見逃せませんね。

 

考察まとめ

というわけで枠順発表前の天皇賞(春)の想定オッズはこちら。

枠順発表前の想定オッズ(当サイト予測)

人気 馬名 オッズ
1 シュヴァルグラン 4.0
2 レインボーライン 6.2
3 クリンチャー 6.5
4 アルバート 7.1
5 トーセンバジル 7.4
6 ガンコ 8.6
7 サトノクロニクル 13.5
8 チェスナットコート 18.3
9 ミッキーロケット 52.0
10 カレンミロティック 66.0
11 ソールインパクト 83.0
12 スマートレイアー 95.0
13 ヤマカツライデン 155.0
14 トミケンスラーヴァ 331.0
15 シホウ 432.0
16 トウシンモンステラ 521.0
17 ピンポン 554.0

 

ここ2年の実績からもシュヴァルグランが1番人気に推されるとは思うが、大阪杯の惨敗はライト層にはイメージ悪いはずでそこまで被るぐらいにはならないか。

2番人気以下は大混戦でレインボーラインやガンコと言った前哨戦勝利組に加えて、アルバート=ルメールとトーセンバジル=デムーロあたりは騎手での人気が必至。そこにクリンチャーを加えた6頭が上位人気グループとなるか。

 

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