シルクロードステークス2019(京都芝1200m)の予想です。
1月27日に京都競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はラブカンプー、ダノンスマッシュ、アンヴァル、ダイメイプリンセス、セイウンコウセイなど。京都競馬場の芝1200mで行われるGIIIです。
京都開催が雪で中止になるかもしれないとのことで公開を待っていましたが、どうやら平常通りに開催されるとのことでシルクロードステークスの予想も配信します。どれくらい雪の影響があるかがわからないので難しいレースになるとは思いますが、どうせならカオスな決着になってほしいところ。
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シルクロードステークス 2019予想
シルクロードステークスの週中分析記事はこちらから
予想の根拠
京都競馬場のBコース開幕週に行われるスプリント重賞。冬時期で時計のかかる馬場で行われるのは毎年のことだが、それと同時にコース替わりの開幕週で内枠先行馬が有利になりやすく、過去5年のレース結果を見ても内枠の馬が絶対的に有利な傾向。二桁番号で馬券に絡んだのは2頭しかいませんし、基本的には内枠先行タイプを重視するべきレースだろう。
そしてこのレースは近年ミスプロ系の血統の独壇場と化している感じ。タフな馬場でのスピード勝負という条件でちょうど良い適性バランスを持っているのがミスプロ系という感じで、昨年に至ってはアドマイヤムーン産駒がワンツースリーを決めた。今年は例年以上にタフな馬場となっているが、ミスプロ系有利というのは変わらないような感じがします。
展開を見てみると、58kgで外枠を引いたセイウンコウセイは恐らくハナには行けないはず。ラインスピリットも森騎手なら消極的な番手騎乗が確実だと思いますし、そうなるとミルコが積極的に乗りそうなラブカンプーがハナの形か。
それを外目の枠からセイウンコウセイ、トウショウピスト、ライトフェアリー、アンヴァルあたりが追いかける形で、そこまでのスローペースにはならずに淡々と流れそう。前半34秒を少し切るぐらいのペースになるか。
土曜日の京都芝コースを見る限りでは極端な内枠有利というわけではなくフラットな馬場。ただAコース終盤が外差し傾向強かったことを考えればインはだいぶ復活してきたような印象。京都芝1200mという条件は構造上内枠先行馬が有利になりますし、ある程度ペースが流れたとしても差して来れるのは内枠からインをロスなく立ち回った馬になるだろう。タフ馬場をこなせてそんなイメージで差して来れる馬を上位に取りたい。
問題は土曜夜の雪がどれくらい影響するかだが、もし渋った馬場になるとしても京都のタフ馬場の道悪はどこを通っても伸びないので結局インが有利になることが多い(2年前のスワンSが顕著)ですし、もともと絶対的に内枠有利の京都芝1200mで外差しを狙っても仕方ないので、ここはインからロスなく競馬ができるタフ差しタイプに張りたい。
というわけで予想の発表。
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シルクロードステークス 2019の印
本命 ◎ダノンスマッシュ
本命は能力、枠順、血統、調教を鑑みてもこの馬の軸は揺るがないか。
前走は内枠から完璧な競馬ができたとはいえ余裕十分の完勝。きっちりと追われたのは最後だけで、もっと追っていれば後続とは差がついていたはず。馬体重や調教時計通りに今が成長期という感じで走るごとにパフォーマンスを上げてきている感じ。今回は坂路調教で49秒台を出してきましたし、いかにも休み明けの仕上がりに見えるラブカンプーやダイメイプリンセスといった所とは状態面で雲泥の差だろう。
近2走を見てもスタートしてからの行きっぷりがスプリンターとして定着してきた感じですし、そこからしっかり折り合える自在性も抜群。夏に激重の札幌芝コースで好走しているのを見ても今の京都の馬場は問題ないはずで、内枠絶対有利の京都芝1200mで絶好枠を引けたのもプラス。加えて血統的にも好走血統に該当するとなればこの馬に逆らう必要はないように感じます。
対抗 ◯ビップライブリー
対抗は恐らく全く人気ないだろうがビップライブリーが面白い。
一昨年の京阪杯で2着に走るなどスプリント路線の新星として期待されていたが、休み明けの昨春から調子を崩してしまってさっぱりなレースぶりに。それでも2走前のタンザナイトSでは明らかに復調を見せてきた内容で、前走の淀短距離Sでは完全な外差し決着で決まったレースで1枠1番から最内を突いての伸びあぐね。同じようなパターンで1番人気のダイメイフジが伸びなかったのを考えても前走は度外視しても良さそう。
今までの戦績から見ても冬馬の可能性が高そうですし、実際に京阪杯ではタフな京都芝1200mでグイグイ伸びて2着と適性を示した過去あり。父はスピードとスタミナを兼備したサンデー系のダイワメジャーですが、母父はフォーティナイナーでアドマイヤムーンと同じ系統。血統的にもこのレースへの適性は高そうですし、ここは大駆けに期待したいです。
単穴 ▲ナインテイルズ
三番手は充実一途のナインテイルズがこの枠を引いたのなら評価するべきか。
以前はスピードを活かしてどこまでという競馬しかできなかったが、近2走は岩田騎手が控える競馬を教え込んで差しての好走。馬場や展開に恵まれた部分はありますが、今回もタフな時計のかかる馬場は向きそうですし、1枠1番という絶好枠からインで脚を溜める競馬も叶いそう。ここ2戦の主戦である岩田騎手が乗れないという点は痛いですが、福永騎手ならどん詰まりの可能性はあるにしてもふわっと脚を溜める同じような競馬はしてきそう。外を回しても届かないレースになると思うので、こういうタイプの差し馬は上位に評価したい。
特注 ☆リョーノテソーロ
鞍上とスタートに不安はあるが、いかにも今回ハマりそうなリョーノテソーロが穴候補。
3走前からスプリント戦を使われているが、ラピスラズリSではいきなり馬群を割って伸びてきて3着。カーバンクルSは時計が速すぎてどうしようもなかった感じで、淀短距離Sは直線どん詰まりでほとんど追えずの0.2秒差。あの手応えを見てもスムーズに捌けていれば勝ち馬はこの馬の名前になっていたか。
ブリンカーの影響でスタートが悪くなっているということで陣営は今回は工夫して臨むとの事。前走内容やラピスラズリSの内容からもタフな時計のかかるスプリント戦なら重賞でもやれるはずで、枠順もインの好位が取れそうな許容範囲の枠が引けた。鞍上の坂井騎手がオーストラリアでの修行をしたという割に帰国後に全く乗れていないのは気がかりだが、どうせ全く人気もなさそうなので穴として期待してみたい。
△ キングハート
大穴で面白そうなのはキングハートか。昨年のオーシャンSを勝っているように能力的には間違いなく通用する馬。夏頃に調整をミスして調子を崩したが、近走に関しては調子の問題というよりもスタートで出遅れて何もできていない感じ。今回はタフな時計のかかる馬場の内枠というこれ以上ない条件が揃いましたし、スタートが決まるかどうかはギャンブルですが大穴として期待してみます。
△ ラインスピリット
血統、能力、適性の全てが合いそうなラインスピリットだが鞍上で評価を下げる。
この馬は血統イメージ通りにスピードの持続力を活かしてこその馬で積極的に運んでナンボのタイプ。森一馬騎手は競りかけられるとすぐに引いてしまう傾向あり、この馬で消極的に運んで脚を余したレースは数知れず。今回は先行タイプの中で最内枠という絶好の条件揃ったが、恐らくミルコのラブカンプーが主張すればあっさり譲ってしまうはずで、そうなると穴としての期待は薄まる。
それ以外では能力認めてハナも取れそうだが状態面怪しいラブカンプー、血統傾向とは逸れるが能力や枠順は悪くないペイシャフェリシタ、外枠だがハンデや血統、適性は悪くないアンヴァルまでを印打とうと思います。
印まとめ
◎ダノンスマッシュ
◯ビップライブリー
▲ナインテイルズ
☆リョーノテソーロ
△キングハート
△ラインスピリット
△ラブカンプー
△ペイシャフェリシタ
△アンヴァル
勝負度 D
推奨馬券
ワイド 2→5,1,7
三連複 2→5,1,7→5,1,7,4,6,10,9,16
馬連 2→5,1,7