紫苑ステークス2024(中山芝2000m)のレース予想です。
9月7日に中山競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はボンドガール、エラトー、ミアネーロ、クリスマスパレードなど。中山競馬場の芝2000mで行われるGIII戦です。
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紫苑ステークス 2024 予想
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紫苑ステークスはどのようなレースか解説します
概要・データ
8年前より重賞に昇格。オープン競争時代は秋華賞に全く繋がらないレースでしたが、重賞昇格後は明らかにレースレベルが上がって秋華賞にも直結するレースになりました。
野芝100%の中山芝開幕週に行われたレースということもあり、基本的には前に行く馬やインを通る馬が有利。ただ、昨年が良い例ですが、あまりにも良い馬場だと騎手意識が前掛かりになって逆に差しが決まることも。今年も良馬場なら超高速馬場になりそうですし、イン先行有利の前提は置きつつも騎手意識が前掛かりになることは警戒したいです。
基本的には前走オークス組が有利で前走1勝クラス組は不利。牝馬にとっては過酷な中山芝2000mで行われるということもあって延長ローテの馬は不利になっています。
レースラップ
2019年〜2023年はトライアル戦らしくスローペースで推移。昨年はこれまでの反動もあってか一転してハイペースに。基本的にはトライアル戦らしくスローを前提としたいですが、馬場やメンバー次第で速い流れも考えたいところです。
血統傾向
高速馬場の根幹距離2000mで行われるレースということもあり、キングマンボ系やディープインパクト系の血を持つ馬がよく走っています。
今年の紫苑ステークスを予想する上で重要なファクターを解説します
馬場・トラックバイアス
今週の中山競馬場は開幕週。野芝100%で1年で最も時計が出る開催になりますし、その開幕週となれば超高速馬場が濃厚か。
展開想定
イゾラフェリーチェ、エラトー、ガジュノリ、クリスマスパレード、テリオスサラ、フォーザボーイズなどそれなりに先行する馬は多いメンバー構成。事前の厩舎コメントや騎手コメントなどでどれだけ積極的に乗りそうかは判断したいところ。
ノーザン・ルメール・川田の取捨
ルメール騎手は過去10年で(1-0-1-4)でそこまで得意とはしていないレース。川田騎手は不在です。ノーザンファーム生産馬は過去8年で7勝ですし、勝つのは大体ノーザンファーム生産馬というイメージで。
[結論] どのような馬を狙えばいいか
想定するレース質
開幕週の超高速馬場で基本的にはイン前有利も騎手意識次第ではオーバーペース戦も視野
狙える馬のタイプ
基本はイン差し or 先行タイプ
嫌える馬のタイプ
外を回すしかない差し馬
紫苑ステークス 2024の印
【本命 ◎10 ホーエリート】
地味な馬ではあるが、フラワーカップでは勝負所で外を回して最も強い競馬。今回人気の中心になりそうなミアネーロよりこちらの方が強い競馬をしていた。オークスはスタミナを活かすために早めに仕掛ける競馬をしたそうだが、さすがに3歳牝馬で東京芝2400mで大外を捲り気味に早めに仕掛ける競馬では厳しかった印象。
紫苑ステークスは前走1勝クラスの馬がダメで距離延長ローテの馬が走りにくいレース。この馬は前走G1で距離短縮ローテになりますし、このレースは前走オークス組の成績が優秀。前に行って粘り込みたい馬が多いので、ひと溜め効かせたいこの馬は展開も向きそう。鞍上は2024年の中山競馬場でトータル複勝率が5割を超えていますし、ここはスムーズな競馬で上位争いに期待したい。
【対抗 ◯1 ミアネーロ】
オークスは不利な1枠で距離も長かった印象。スムーズな競馬ができたとはいえ中山コースのフラワーカップで勝利しているわけですし、今回のメンバーで内枠で上手く溜めて差してこられそうなのはこの馬ぐらい。ノーザンファーム生産のキングマンボ系でもありますし、ここは上位評価でいいんじゃないだろうか。
【単穴 ▲6 クリスマスパレード】
デビューから2戦は中山芝2000mで連勝。フローラSは大外枠から果敢に先行してよく頑張っていますし、これぐらいの距離で立ち回りとスタミナを活かせば上位か。今のファンはコース実績を重視するのでかなり人気を集める立場になりそうだが、それでもここは上位評価でいいか。前に行くタイプなのでハイペースに巻き込まれないかは心配。
【△5 サロニコス】
マイルでも出していくとダメな馬で、ロードカナロア産駒で本質は短距離向きか。紫苑ステークス的に前走1勝クラス勝ちも延長ローテの馬も微妙で、血統背景やこれまでのレースぶりからも2000mがどうか。良血の成長力を考慮して抑えまで。
【△7 エラトー】
ここ2戦は素晴らしいレース内容だが、サクソンウォリアー産駒で血統背景からも洋芝の1800mはベストだったか。2戦ともにスローペースで展開にも恵まれている。今回は距離延長で超高速馬場で同型も多数となるとパフォーマンスを上げるイメージは湧かない。
【△9 レイククレセント】
これまでのレース内容を見ても少し器用さに欠けるハーツクライ産駒。体力勝負は合いそうだが高速決着は微妙そう。ただ、昨年のシランケドのように展開がハマる可能性はある。
【△11 ボンドガール】
半兄ダノンベルーガはハーツクライ産駒ながら距離が2000mで限界。この馬はマイルでも折り合いが怪しいところがあり、クイーンSは1800mでじっくり溜める競馬で終い勝負で好走できた印象。
今回は初の2000mで距離適性や折り合いがどうかと見ているが、昨年のモリアーナのようにじっくり溜めて終い勝負に徹するならやれても良さそう。ただ、コメントで「開幕週で後方からでは厳しいので、いつものような先行策になるはず。」と出ていますし、初距離で無理に前に行く競馬になると厳しそう。
【△12 ハミング】
キセキの半妹ということで素質は高そう。紫苑ステークス的に前走1勝クラス勝ちも延長ローテの馬も微妙で、新馬戦でのレース内容からも2000mがどうか。展開が向く可能性はあるので抑えまで。
【推奨買い目】
単勝 10 ホーエリート
馬連 10→1,6,5,7,9,11,12 (10→1,6は重ね買い)
三連複 10→1,6→1,6,5,7,9,11,12 (10,1,6は重ね買い)
【買い目及び予想のポイント】
ここは◎ホーエリートが能力上位で適性や展開も向きそうながら5番人気ぐらいで収まるなら面白そう。人気のエラトーやボンドガールが怪しそうなので、単勝、馬連、三連複で高めがきて欲しい。