ホッコータルマエがチャンピオンズカップを勝った事で、ここ2年間の暮れの中央ダート決戦はキングカメハメハ産駒が2連勝。ダートに凄まじい適性を見せるキングカメハメハ産駒だが、改めて考えるとこの種牡馬ホントに凄い。
完全なオールマイティー種牡馬
キングカメハメハ産駒の特徴を端的に記すと、、、
ミスプロ系の中では稀有な瞬発力を伝えることができる種牡馬で、基本的にはスピードの持続力系タイプを生みやすい。筋肉が硬い馬が多く長距離は厳しいが、ダートでのスピード勝負やマイルくらいの芝レースでめっぽう強い
とにかくこの種牡馬は
どんな条件でも大成する凄まじい種牡馬だ
【ダート界】
ホッコータルマエ ベルシャザール
【短距離界】
ロードカナロア
【中距離界】
ルーラーシップ ローズキングダム
【牝馬】
アパパネ
と、とにかく弱点がない。2400m以上の距離延長はきついが、それ以外の条件なら芝でもダートでも良馬場でも道悪でもなんでも走れる馬が多い。
よってPOGなり一口馬場をされる方などにとっては、芝のクラシックを進もうと思って駄目でも「ダート」や「短距離」で勝ち上がれるという潰しが効く馬として非常に推奨できる。
牡馬クラシックの大舞台ではあまり活躍馬がでていないが、この種牡馬の特徴を見る限り安易にサンデーサイレンス系をつけるよりは、非サンデーの母系でとんでもない怪物を生み出しそうだ。ルーラーシップは牝系が遅咲きだったのでクラシックには乗れなかったが、ああいった非サンデーのキンカメ産駒で成長が3歳時に間に合えば、近いうちに牡馬クラシックも制することができるかもしれない。
夢はないかもしれないが何らかの形で馬に投資される方はお世話になるべき種牡馬といえるだろう。