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チャンピオンズカップ [6] インペラティヴの取捨

たまに自分っておかしい人間なのかなぁと思う瞬間として、午前中のグリーンチャンネルの未勝利のパドック中継を見てるとだいたい全頭の父が言えてしまう時があります。オープンくらいまで言ってるとだいたい母父くらいまでは頭に入ってます。

1テラのハードディスクが安く買える時代にそんなもの頭の中に残す必要ないじゃないかって?、どんなジャンルでもそうです。頭の中にデータベースが全てはいった人しか見えない世界があるのです。私もその一歩を最近踏み出している気がします。

インペラティヴという馬は買えるのか?

ジャパンカップという冠がはずれたのに今年は外国馬が出走してくる。

インペラティヴ セン4歳 父Bernardini 母父Caller I.D.

3歳時にはあの西海岸最強馬ゲームオンデュードに勝った事もある馬。BCクラシックこそ8着だが、それだけでバッサリと切っていいものか?強調できる部分を探してみたい。

能力

3歳時にチャールズタウンクラシックでゲームオンデュードに先着。以降もGIで堅実に好走は続けており、米国西海岸の馬の中でもトップクラスの評価はできる馬だろう。

何よりダートは日本が世界で全くかなわない条件。芝では世界とも対等に戦えるが、ダートでは世界には全く届かない位置に日本がいることを忘れてはいけない。

血統

父バーナーディニは中京ダート1800mレコードのサトノプリンシパルと同じ血統。1400mへ距離短縮で圧勝したサトノプリンシパルのようにもともとはスピードに秀でている馬でタフでパワーを要求されるレースはどうかだが、日本のダートに対応できれば好走の可能性も。

騎手

鞍上が日本の競馬を知らなければその時点でバッサリ行ってもおかしくないが、なんと鞍上はケント・デザーモ。日本でのGI勝利もあり、日本のダートレースも知り尽くすデザーモならば日本で勝てるレースをしてくるはずだ。

陣営

この馬のオーナーはなんと日本人。人材派遣会社の社長をされている方だというが、ローテーションとしてチャンピオンズカップ⇒東京大賞典と使う事を考えていると言う。観光程度で来日したいとは思えない。本気度も評価したい。

メンバー構成

現在の日本ダート界は世代交代の真っただ中。エスポワールシチー、トランセンド、スマートファルコンといった一線級が引退した後、ホッコータルマエなどは出てきているが圧倒的な存在とは言えず、年初のフェブラリーステークスも最低人気馬コパノリッキーが勝利し、そのコパノリッキーが今回1番人気としてレースを迎える。

つまるところ、現在の日本ダート界はこれと言って強い馬のいないドングリの背比べ状態。

この状況はどこか数年前のウルトラファンタジーが勝ったスプリンターズステークスを思い起こさせる。あの時もろくに検証もされずに舐められてたが、そもそも日本のスプリント勢がメンバー的にイマイチだったし、香港はスプリント馬のメッカだった。

今回もダート王国の米国から世代交代真っただ中の日本のダート界になぐりこんできたインペラティヴ。一発あっても不思議ない馬だとは思う。

よくわからない未知数な馬だからこそ人気が落ちれば落ちるほど魅力的だ。変に人気をするなら嫌いたいが、人気がないならぜひとも拾ってみたい。

まぁそれでも結局本命馬はこういった馬になる。

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KAZ:

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