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【2016】共同通信杯 / レース考察(東京芝1800mで行われるGIII戦を徹底考察します)

今日は2/14(日)に行われる共同通信杯のレース考察を行います。東京芝1800mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。

 

昨日は渋谷の明治通り沿いにある「浜ちゃん」というお店でメガハイボール5杯くらい飲んできました。もちろん帰り道の記憶はありません。

もともと音楽好きな女性たちとの新年会みたいな感じだったんですが、途中からその旦那が合流し、競馬好きなその旦那が「サトノダイヤモンドやばいっすよね!」と話しかけてきたので、何も競馬を知らない女性陣にひたすらサトノダイヤモンドの凄さを語るというカオスな会になりました。

まぁ真面目な話をすると、そんな会にでも話を出しちゃうくらいサトノダイヤモンドは凄い馬なんだなと思った次第です。恐らくですが皐月賞とダービーは余程のことがない限りリオンディーズとサトノダイヤモンドのワンツーで決まると思います。あるとすればディープインパクト産駒の急成長で他の馬がどれだけ迫れるか。とにかくここまでクラシックが楽しみなのは私の競馬歴の中でも一番かもしれません。

今日は地方の重賞が2つあります。どちらもぱっと見あんまり面白そうではないのですが、サイトの方には佐賀記念を掲載しようと思います。大井の金杯はそこまで真面目に予想する気も起きないので、ツイッターとかにサクッと予想呟く感じにしようかと思います。面白そうならちゃんと書きます。

 

過去5年のレース傾向

レベルが高かった年は2015年と2014年と2012年。2011年と2013年は明らかにレベルが低かったのが出走メンバーを見てもわかりますよね。

今までは皐月賞トライアル前に賞金が足りない馬が1走使うレースという印象でしたが、ゴールドシップ、イスラボニータ、ドゥラメンテがここから直行で皐月賞を制覇したことにより、「皐月賞トライアル」としての位置付けがでてきましたね。

ダービー前に東京コースを使いたいという思惑と、ダービーにお釣りを残すために皐月賞までに間隔を開けたいという思惑からここをステップレースに使いやすいんでしょう。

今年のレベルは正直、2015年と2012年には劣るかなぁといった感じ。ただ2014年くらいのレベルにはあると思います。

ハートレーは普通の年のクラシックなら間違いなく一番馬の扱いになるレベル。ただ、今年はちょっと牡馬のレベルが高すぎるので、ここでいくら強いパフォーマンスをしても厳しいかなぁという感じはします。

レース傾向を見ていると、とにかく「強い馬が勝つ」レースで、変な穴狙いは禁物。東京芝1800mなんて一番能力がモロに出やすいコースですし、この時期の若駒は展開利とかはあんまり出にくく、純粋に能力が高い馬が上位に来ます。

ただ、ここが一つ危険なところで「2月時点で能力が上位な馬」が走るレースであって、2歳時に強いパフォーマンスを見せたのとはまた別な話。3歳の1〜2月は競走馬が一気に力をつける時期ですし、そこで勢力図が変わります。それも踏まえた上で能力比較を行っていきたいところです。

 

血統傾向

前項で「2月時点で能力が上位な馬を選ぶレース」と書いたのはここにもつながってきます。好走血統を見てもディープインパクト産駒のオンパレード。これは東京芝1800mがディープインパクト産駒が良いということよりも、

ディープインパクト産駒は3歳の1〜2月頃に急成長する傾向がある

というのが大きいと思います。

先週のきさらぎ賞にしても結局はディープインパクト産駒のワンツースリーでした。桜花賞、オークス、皐月賞、ダービーと今の春のクラシック戦線はディープ産駒の独壇場です。

なぜ、ディープインパクト産駒がクラシックで活躍できるかといえば、その類い稀な運動能力もあるでしょうが、それより何より「クラシックに合わせて馬が成長する」からというのが一番大きいように思います。

それを考えるとハートレーは今回間違いなく勝ち負けになると見ています。ホープフルSはレースラップだけ見れば前残りになるレースでしたし、それを大外からぶっこ抜いたハートレーとロードクエストは間違いなく強い。それに加えてディープインパクト産駒はこの時期で一気に馬が化けます。

ここ最近の3歳500万を見てもアドマイヤダイオウ、ヴァンキッシュラン、レッドアヴァンセといったところが、明らかにパフォーマンスを上げてきていると思います。ディープインパクト産駒はこの時期は逆らっちゃダメなのです。

 

一方でスマートオーディンやイモータルといった馬はどうでしょうか。

スマートオーディンはダノンシャンティ産駒で、フジキセキ産駒が東京芝1800mが得意でしたし、イスラボニータやメイケイペガスターが走ったレースなので適正自体はありそう。ただ、東京スポーツ杯2歳ステークスのレベルは今考えてみるとそこまで高くなさそう。本質的にマイラーでしょうし、超スローからのギアチェンジ戦がハマった感じ。長く良い脚を使うレースになれば萩Sのようにあっさり負ける馬と見ています。

イモータルは確かに2歳秋時点では運動能力で世代トップにいた馬でした。距離は延びた方がいいですし、東京に替わるのも間違いなくいい。この点でブロガーや玄人に今回は一気に狙い撃ちにされそうで人気もそこまで落とさなそう。

ただ、マンハッタンカフェ産駒はデビュー時から馬格が大きいので、最初から他の馬よりも運動能力が優れている分、クラシックに向けて特に成長しません。イモータルを見ても筋骨隆々とした馬体で最初から完成されていた感は否めず、2歳時の能力比較をそのまま持ち込むと危ない気がします。

現時点での考察では、ハートレーは信用して、その相手として被りそうなスマートオーディンとイモータルを怪しむのが良いかなと思っています。

 

レースラップ傾向

中盤が緩んでのギアチェンジ戦になることが多いレース。ただ、東京コースなので直線が長く、スローでも最後まで伸びれる馬とそうでない馬は出てきます。

特に昨年のレースなんて、ラスト2ハロン目の急加速についていける馬がほとんどおらず、ドゥラメンテ、リアルスティール、アンビシャス以外の馬はバテているようなレースでした。

普通に基礎体力が豊富で決め手ある馬、つまり=クラシックで活躍しそうな馬を買えばいいレースと言えます。この点でもハートレーを嫌う材料はないでしょう。

スマートオーディンは前走があまりにも極端なスローだったので再現性は低いと思っています。もちろん強い馬でしょうが、この馬は新馬戦での伸び方を見てもまず間違いなくマイラー。ギアチェンジの鋭さはあっても緩まないレースになれば最後に脚は鈍ります。突き抜ける勢いで伸びてきても結局最後は何かに伸び負けて3、4着という結果になる気がして仕方ありません。

 

レース傾向まとめ

今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。

 

ハートレーはもう少しオッズが被ると思います。リオンディーズ、マカヒキ、サトノダイヤモンドの強さを見て、「今年は化け物勢揃い世代」と誰しもが思っているはずで、ハートレーには期待票も入って1.7倍くらいと見ています。

次は被ってスマートオーディンで間違いないでしょう。単勝3倍くらいと見ています。その次がnetkeibaではメートルダールになっていますが、恐らく朝日杯がノーカウントされてイモータルになる気がしています。メートルダールは京成杯のレベル懸念やいかにも中山向きっぽい感じが嫌われそう。

そのあとにキングオブアームズとディーマジェスティのディープ産駒2騎が来るんじゃないでしょうか。リスペクトアースが弱いことは周知の事実だと思うので、こんなに人気はしないと見ています。

 

普通に本命はハートレーに打つと思います。手塚調教師が「誰が乗っても勝つ」と吹いていますが、この馬に関しては本当にノリさんがポツンしようが泥んこ馬場になろうがまず勝つと思います。

ただ前述の通り、スマートオーディンとイモータルに関しては怪しんでいます。特に血統面で。

そこを怪しんで代わりに評価するならこの馬でしょうか?

その馬の名はブログランキング(穴)で公開中

前走のタイムランクはDで普通ならば全く評価できない内容。ただかなり行きたがって折り合いを欠いての完勝でしたし、今回の距離短縮は間違いなく良いはず。

今までのレース全てで嫌って妙味を狙ってきしたが、先ほども書いた通り、この血統はこの時期からは変に嫌わない方が良さそう。一気の急成長でスマートオーディンやイモータルを飲み込んで欲しいです。

 

KAZ: