今日は1/24(日)に行われる東海ステークスのレース考察を行います。中京ダート1800mで行われるGII戦です。その前に余談を少し。
昨日は京都から大阪まで出向いて、北新地で夕食を食べたんですが、そこで行ったお店が久々の大ヒットでした。
どうやら関西では有名店らしく「たゆたゆ」という名前の焼き豚屋なんですが、ちょっとクオリティが想像を超えていたのでご紹介。
焼き豚はもちろんタンシチューも絶品、そしてもつ煮込みがこれまた旨かった。もつ煮込みは東京だと清澄白河駅の「山利喜」という店が絶品なんですが、それに匹敵する旨さ。
そして何より好感を持ったのがハイボールが美味しいこと。良い居酒屋かそうでないかってハイボールが美味しいかどうかではないかと最近思っております。忙しい中でもしっかりとウィスキーの配分を同じにして、炭酸を抜かないようにしっかり作れるお店って他の料理も間違いなく美味しいんですよね。
というわけで、大阪に来た際は毎回来たいと思いました。
過去3年のレース傾向
昨年は1番人気のコパノリッキーがまさしく王道のけいばで圧勝。その前の年もニホンピロアワーズが好位抜け出しから圧勝。3年前も4番人気でしたがグレープブランデーが圧勝し、その後フェブラリーSを制しました。
このように「現時点で一番強い馬が、強いレースをして勝つ」のが東海ステークスの特徴だったりします。
今年も強いと思える馬はしっかり評価した方が良さそうなレース。恐らく1番人気は間違いないんだろうロワジャルダンはチャンピオンズカップでも前が塞がりながら伸びてきての4着。どんな展開であれホッコータルマエを差せる馬なんて、現役ではサウンドトゥルーかノンコノユメくらいしかいないはずで、それらの馬がいないここなら十分に主役級だと思っています。
先行有利の中京ダートですが、ことこのレースに関してはそこまで先行馬にこだわる必要はなさそう。それよりも中京ダート適性が要求される傾向にあり、上の表を見ていただいてもグランドシチーが2年連続で好走。昨年は既に衰えていて、このレースくらいしか好走できていませんから、よほどコース適性が要求されるレースなんでしょう。
今年もグランドシチーは出走してきていますが、日経新春杯のアドマイヤフライトでも述べたように、2年連続好走馬の3年目の出走は全く妙味がありません。今年はさすがに能力的に厳しそうな感じもあり、見送りが妥当と見ています。
この馬以外にも、マイネルバイカは2014年の3着で、2015年も0.1秒差の4着。この馬は昨年ギリギリで馬券圏外になったことで適性論者も無視してくれそうなので、今年は面白しかも。
血統傾向
以前もどこかで書いた気がしますが、ダート戦は能力比較や展開など、データや血統では測れない部分が大きく、真の競馬予想力が問われる傾向にあると思っています。
こういうレースはJRA-VANやTARGETに頼りきっていると予想できないので、ちゃんとレースを見てきた組に有利に働きそう。というわけで、あんまり血統傾向は重視しなくていいと思います。
中京ダートは芝血統が走るといっても、ゴールドアリュールとサウスヴィグラスが走っているレースですし、そんなことより馬のポテンシャルが問われます。血統はあんまり考えなくていいんじゃないでしょうか。
レースラップ傾向
中京ダート1800mの上級戦は基本的にあんまり緩まないペースでのポテンシャル勝負になりやすいという印象。一昨年のチャンピオンズカップだけは極端なスローペースになりましたが、あれは例外と考えた方が良さそうです。
今年もモンドクラッセ、ダブルスター、マイネルバイカなどの先行馬が揃いましたし、ペースは流れてのポテンシャルが問われるレースになるんじゃないでしょうか。
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。
今回の出走予定メンバーはこんな感じ。
ここは素直にロワジャルダンを信用しておけばいいレースな気がします。前走内容はフロックではないでしょうし、今回もある程度ペースは流れそうで、この馬の決め手は活きそうな感じ。明け5歳馬でダート馬としての絶頂期に入る感じですし、例年の傾向からもここはまず好走すると見ています。
問題はインカンテーションをどう扱うかでしょう。平安ステークスは恐らく昨年の全ダート重賞の中でも最もレベルの高いレース。タイムランクもAと特出していますし、恐らく平安ステークスの後にどこかで「これからのダート界はインカンテーションが中心になる」と書いた記憶もあります。
能力的には何の疑いもないのですが、故障明けのおよそ10ヶ月ぶりの復帰戦。賞金も持っているのでここをメイチにする必要なんて全くありませんし、この馬は全くわかりません。
例年、コース適性で穴馬が1頭は突っ込んでくるレースなので、インカンテーションはとりあえず置いておいて、ロワジャルダン+コース適性ある穴馬という感じで狙えば当たる着はしています。
というわけで今日はコース適性での注目馬を紹介。
2014年の東海ステークスでは4着に好走。そしてジュライCでも差し馬が上位を独占したレースで見せ場十分の6着。この馬は恐らく中京ダートが相当得意なはず。
前走は内枠から単騎逃げを図るも、絡まれて超オーバーペースになってしまった。前半3ハロンの時計は1400m戦かと思わせる34.8。こんなペースで行けば前が残れるはずがなく、結果は大穴サンマルデュークが最後方から追い込んで勝利を収めた。
今回は人気がドカッと落ちるはずだが、能力面でロワジャルダン以外とはそう差がないはずで、十分に狙える馬だと思っている。