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【2016】日経新春杯 / 枠順&展開考察(シュヴァルグラン、レーヴミストラル等の枠順は如何に)

今日は1/17(日)に行われる日経新春杯の枠順&展開考察を行います。京都芝2400mで行われるGII戦です。その前に余談を少し。

 

今日は池田屋事件の跡地にあるはなの舞にランチを食べに行ってまいりました。

ちょうど四条河原町と三条の間に坂本龍馬と中岡慎太郎が殺された近江屋があるわけですが、池田屋は三条大橋のたもと。ちょうど坂本龍馬が近江屋の前に宿としていた酢屋の近くにあります。

入り口の自動ドアを入ると、いきなり「御用改めである!」という音声が鳴って非常にビビります。入ってすぐ左には有名な階段落ちの階段が。映画「蒲田行進曲」のこの場面の描写が個人的にとても好きです。

 

頼んだのは「土方歳三ランチ」。

新撰組で言えば圧倒的に永倉新八が好きなのですが、ランチメニューにはなかったので、きっと土方歳三ランチなら歳三さんが大好きな沢庵山盛りのヘルシーランチなんだろう、と思ってましたが、そんなことは全く関係ない寿司ランチでした。

池田屋事件って新撰組の最大の見せ場として現代に伝わっていますが、冷静に考えると酷いテロですわな。ちょっとまた『新撰組顛末記』を読みたくなってきました。

 

枠順考察

過去10年の日経新春杯の枠順別成績を見てみると、、、

1枠(3-1-0-11)
2枠(1-0-2-12)
3枠(2-1-1-11)
4枠(1-2-2-11)
5枠(1-0-2-17)
6枠(1-3-0-16)
7枠(0-1-2-18)
8枠(1-2-1-17)

ご覧の通り、圧倒的に内枠有利のレース。1年の中央重賞の中でも顕著に内枠が有利なレースと言えそうです。

もう間違いなく内枠から売れていくでしょう。内枠に入った馬は穴にはならないと思ったほうがいいです。

ただ、今年に関しては本当に枠順はそんなに大事でしょうか?過去5年の決着を改めてみてみると、、、

この中で13頭立てで行われたレースは2011年と2012年の2つ。見ていただければわかるように、少頭数で行われた年は枠順は全く関係ないレースです。

ちなみに2010年も12頭立てでしたが、決着は8枠→6枠→7枠でした。

恐らくデータ派は内枠有利データを振りかざしてくるはずですが、今年はどう考えても枠順はそんなに関係ないはず。ここは外枠に入って不当に人気を落とす馬を狙ってみたくなります。

そもそも枠番基準で考えるのが間違いで、「何枠より外はデータ的に来ない」と言う方が良くいますが、今年の頭数で6枠8番のダコールはフルゲートの頭数なら4枠8番です。きっとそういう事を言う人は4枠なら買うけど、6枠なら評価を落とすはずです。

データを重視する事も良いですが、もっと大事なのはそのデータの根拠となる本質がどこにあるか、ということじゃないでしょうか。

 

展開考察

これがサトノノブレスの鞍上が和田騎手ならまずこの馬が逃げ想定で考えたんですが、武豊騎手となるとどう乗るかは難しいところ。あんまり武豊騎手って「逃げなきゃダメな馬」以外では逃げるより溜めて差す競馬を好む傾向にあります。

エイシンヒカリ、サイレンススズカ、スマートファルコンといった馬とは違って、サトノノブレスは「今回なら逃げてもいいんじゃない?」って感じの馬ですから、恐らく逃げの手は打たないんじゃないでしょうか。

そうなると内枠のアドマイヤフライトが行きそうな感じもしますが、これまた岩田騎手も逃げるという手をあまり好まない騎手。積極的な騎乗は見せますが、冷静に考えると逃げる機会ってほとんどなくて、好位のインから差す競馬を好みます。

そう考えるとテンは相当遅くなりそうで、京都芝2400mは1コーナーまでかなり長いので、これなら外枠からでもメイショウウズシオが逃げられるんじゃないでしょうか。そしてこの馬が逃げられるペースということですから、そうなれば必然的に超スローになると思います。

岩田騎手と武豊騎手はけん制しながら好位を取りに行くはずで、そうなると逆に積極的に位置を取りに行きそうな浜中騎手のダービーフィズが押し出されて逃げる可能性もあるかも。とにかく1回開催の浜中騎手は「前に行かなきゃダメ」という意識が徹底されているので、ダービーフィズに関しては今までの脚質とか無視してレースを考えたほうがよさそうです。

恐らくメイショウズウシオかダービーフィズが逃げる超スローペース戦。例年なら2〜2ハロン目はポジション取りで若干早くなりますが、今年はそれすらもない超超スローペースからのギアチェンジ戦になる気がしています。

その上でシュヴァルグランやレーヴミストラルが自分で動いていく競馬をするとは思えませんし、アドマイヤフライトやサトノノブレスが後ろを一気に引き離せるようなギアチェンジ力を今更持っている気もしない。そうなるとごちゃごちゃの馬群で直線を向いての究極の瞬発力勝負になる、というのが一番考えやすい展開じゃないでしょうか。

一瞬しか脚が使えない馬は今回面白いと思います。

 

今回のまとめと想定オッズ

最後に今回のまとめと私が独自に考えた想定オッズを書いておきます。

1 シュヴァルグラン  2.0倍
2 レーヴミストラル  3.5倍
3 サトノノブレス     7.5倍
4 アドマイヤフライト  8.8倍
5 プロモントーリオ   9.8倍
6 ベルーフ      12.1倍
7 ダービーフィズ    18.7倍
8 ダコール      22.0倍
9 シャドウダンサー   27.9倍
10 コスモロビン    63.6倍
11 メイショウウズシオ 90.1倍
12 メイショウカンパク 123.0倍

まぁまず間違いなくシュヴァルグランの一本被りは間違いないでしょう。下手すると単勝1倍台も考えられます。

初重賞挑戦とはいえ、メンバーは相当弱いですし、データ派が好きそうな明け4歳というデータ、連勝馬は過剰に人気する傾向ありますし、ここが被るのは間違いないでしょう。

次にレーヴミストラルはそこまで差がないオッズになりそう。こちらも明け4歳というキーワードで売れるでしょうし、内枠で過剰に売れそう。もともと良血で人気先行タイプですし、ここは2頭で人気を被る感じになりそう。

 

今日は注目馬ではなく、某ブログにならって危ない馬をあげておきましょう

日経新春杯では◯◯◯◯◯は買ってはいけない!!

その馬の名はブログランキングで公開中

もう中穴党のほとんどがこの馬を本命にするでしょう。ですが、こういう人気をする馬が好走しないのは、もうミッキードリームやシャイニープリンスで学ばなければいけません。

年齢による衰え、他馬からマークされる事に加えて、そもそもこの馬を穴として狙っているのであれば、人気するので穴として買えない事をきちんと考えなければなりません。

どの馬が穴馬として過剰人気をするか見極める。そのために自分で想定オッズを考えてみる、という行為は現代競馬では重要なことのように思います。

 

KAZ: