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エリザベス女王杯 [2] 過去の傾向から好走血統を検証する

サクッと荷物を詰めて大阪へこれから向かいます。

今日は都内で飲みなのでそれに参加しつつ、終わったら羽田空港のホテルへ。それで朝一で大阪に飛びます。

http://keibabusiness.com/?page_id=5224

大阪開催のリプライサミットまだ若干名空きありますので、もし参加されたい方はお早めにご応募ください。

過去の傾向から好走血統を検証する

このレースは結構血統の影響が強いレースなんで血統傾向は見たいんですが、これに関しては去年書いた記事がほぼ完璧に書けていたので、去年の記事の転用がほとんどになります。ご容赦を。

 

ミスプロ爆走中だが真相は・・?

【2014年】

1着:ラキシス     母母父ミスプロ

3着:ディアデラマドレ  父ミスプロ

 

【2013年】

1着:メイショウマンボ 父母父ミスプロ 母母父ミスプロ

2着:ラキシス     母母父ミスプロ

3着:アロマティコ   父ミスプロ

 

【2012年】

2着:ヴィルシーナ   母父ミスプロ

3着:ピクシープリンセス 母父ミスプロ

 

【2011年】

1着:スノーフェアリー 父母父ミスプロ

3着:アパパネ     父ミスプロ

 

【2010年】

1着:スノーフェアリー 父母父ミスプロ

3着:アパパネ     父ミスプロ

 

過去5年を見ても3着内馬の半数以上がミスタープロスペクターの血を持っている。

ここで淡泊な血統信者は「じゃあミスプロのボックス買えばいいじゃん」となるが、それでは血統と言う武器はひのきのぼうレベルでしかない。

ミスタープロスペクターは皆さんもご存じのとおりアメリカのダート血統で、基本的には短距離でのスピード勝負が得意な産駒が多い。

それがなぜ京都2200mで爆走してるのか?

これをきちんと考察しなければ血統を語る意味はない。

 

例えばなぜ東京芝1400mでダイワメジャーが走るのか?それは坂道スタートで前半3Fが緩みがちで瞬発力勝負ではなく、後継ラップのスピードの持続力戦になりやすいから、ダイワメジャーのキレないけどスピードを活かす特性がマッチするのだ。

今回もなぜミスプロがこのレースで走ってるかを考える必要がある。そこで馬名に色を付けた。

赤が3歳馬
青が4歳馬

ミスプロの売りは早熟性。
2歳重賞でミスプロが強調されるのも、他よりも成長スピードが速いからだ。

エリザベス女王杯で馬券になっているミスプロ系をみると、すべてが3、4歳馬で5歳以上の馬はいない。つまり、ここである仮説が成り立つ。

本質的な距離は少し長いが、その成長力の速さによってミスプロの血を持つ馬は3歳秋に成熟期を迎える

4歳まではミスプロの血を持つ馬は強調できるが、はたしてラキシスなどの5歳以上馬はどうだろうか?こう考えるとミスプロ系もすっきりする。

 

ロベルトが4連勝中していたが真相は?

他にも、2010年から4年間の勝ち馬が全てロベルトの血を持っていることも重要と語られる。

だが、普通に考えて京都のスピード馬場でなぜロベルトを強調しなきゃいけないんだ?

これを語っていない血統論者は予想家としてどうかと思う。

2013年のメイショウマンボ、2012年のレインボーダリアと過去2年は馬場が渋った中で行われたエリザベス女王杯。そりゃ馬場が渋ればタフさの活きるロベルトは走るだろう。

その前の年の2年間はロベルトの血を持つスノーフェアリーが圧勝したが、これはロベルトの血と言うよりあの馬のレベルが高すぎたというほうが正しくはないだろうか。

実際、パンパンの良馬場で行われた2014年はロベルトなんて全く関係のないレースになった。

 

今年の出走馬でロベルトを持つのはメイショウマンボ。果たしてこの馬をロベルトというだけで買う価値があるかどうかは一度よく考えていただきたい。

血統と言うのは予想を組たてる上で非常に重要なファクター。だが、あくまでも一要素にすぎない。なぜその血統がこのコースで走っているのか?

そこまでを説明していなければ、私は目に見えないものは信用できないたちだから、そんな予想は信頼しない。みなさんも血統は重要だけどそれだけに振り回されない柔軟な思考を持ってほしいと思います。

 

今年はなんだか週末の天気予報が雨な感じ。

そうなるとロベルトが走っていた年のような傾向になる可能性も。ミスプロを持つ馬を重視しつつ、ロベルトっぽい血が入ってる馬が走ってくるかもしれません。

ロベルトを持つ馬は今年は少ないんですが、代わりにこの馬は今年の馬場は向きそうな気がします。

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母父は道悪の鬼ですし、父は京都コースの鬼。馬キャラ的にも京都外回りで馬場が渋れば抜群に合いそうな気がしますし、間違いなく本命候補筆頭の馬でしょう。

KAZ: