進撃の巨人が実写化されるとのこと。どうやって立体機動などを表現するのか、グロいシーンをどうするのか、等興味はつきません。他にもイニシエーションラブの実写化とか読んだ人はわかると思いますがどうやっても不可能でしょうよ。なんだか映画にするのはいいですが、さすがになぁってのが最近は多い気がします。
仮説思考と柔軟思考の重要性
まず出馬表が提示されて私たちは何をすべきか。ぱっとみて狙い馬を決める。これも目星をつけるためにはいいかもしれません。ですが、私は基本的に最初にやるべき事は「仮説をとにかくたくさん立てること」だと思っています。
今回のマイルCSで言えば
・ミッキーアイルは逃げられるか、逃げた場合こういう結果になる
・ミッキーアイルもしサンレイレーザーに競りかけられた場合こういう結果になる
・ミッキーアイルは音無厩舎のため逃げない可能性もある。サンレイレーザーが逃げた場合こういう結果になる
このように仮説をたくさん立てるのです。最初の内は思いつくもの全てを紙に書き出してもいいでしょう。そうやって生み出た仮説からどれが最も可能性が高く、妙味が高いかを選んでいく作業が予想です。
・ラップというデータを持ち出して、より今回の出走馬で逃げそうなのはこの馬だ。だから、この展開になる可能性が高い。
・血統的にこの馬は末脚が最もキレる。だからこそこの仮説になった場合は、この馬が最も強い。
データや血統、ラップなどはこれらの仮説への信頼度を比べる為に利用するものです。
そして大事なのはこの時点で思考を明確に固めない事。ある程度柔軟な思考を持ってください。
というのも人間の思考というのは、一度物事を決めてしまうと容易には動かせません。
良くあることですが血統予想家は最初に血統で狙い馬を決めてしうと、それしか見えなくなってしまう。こうなってしまうと仮説思考も柔軟思考も生まれません。
たくさんの仮説を検証するわけでなく、自分に都合の良い仮説だけを取り上げて、データも自分の都合の良い部分しか見えない、もしくは提示しない。
最初に物事を決めてしまうのは本当のビジネス上であれば、目標が明確に定まって悪いことではないかもしれませんが、競馬予想ではあまりお勧めできることではありません。
私も秋華賞はタガノエトワール、菊花賞はハギノハイブリッド、エリザベスはキャトルフィーユを最初は本命としてみていました。ここで思考を固めてしまっては、恐らくそれから検証するデータは自分の都合の良いところばかりしか見えないか、都合のいい部分ばかりを切り出すでしょう(過去10年のデータは悪いのに、まずまずな過去3年しか見ないなど)
私は最初に出馬表と向き合った時点で思考を固めることはせず、まずあらゆる仮説を出して、その上で柔軟な思考でそれらの仮説の信憑性を検証します。
その結果、秋華賞は◎ショウナンパンドラ、菊花賞は◎サウンズオブアース、エリザベスは◎ラキシスとなりました。
最初に思考を固定してしまうと自らの視点を狭めてしまいます。だから明らかに検証もままならない時点から本命をずっと主張しているような予想家は怪しいかも。その後の検証は自分の都合の良いものしか見えていない可能性があります。
正直に言いますと今週のマイルCSも私は週初めではフィエロしか見えなくなりそうでした。
ですが、冷静に仮説を色々と立てていくと、能力的に足りるのか、騎手はどうなんだ、と平等なデータが見えてきます。
皆さんもこの「仮説思考」と「柔軟思考」という部分を一度考えて頂き、提示されるデータにも一度疑いを持ってみたほうがいいと思います。
最初に狙い目を決め付けている予想家はだいたい都合の良いデータしか提示しません。そこのところを注意して、予想の組み立てをしてみるとひとつステップアップできるんじゃないでしょうか。