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ヴィクトリアマイルはGI史上最高額万馬券の大荒れに

土曜競馬が上手く行き過ぎた分日曜はイマイチ消化不良のままで終わった感じ。馬場でいうと芝は3場ともに予想通りの馬場で推移しましたが、ダートが予想以上に乾くのが早くて、重馬場発表の割には良馬場に近くなっているなぁという読みを間違いました。

そして、

もうヴィクトリアマイルに関してはお手上げです(苦笑)

穴馬券は当てようと常にしていますが、2000万馬券を当てるのは正直難しい。ただ今回にしてもやっぱりペースで全てが決まったわけで、もう最近の重賞は何よりも先にペース分析から始めるべきかなぁと思っています。

そしてベイスターズの方も連勝がストップ。9回まで逆転のチャンスを感じさせる内容でしたが、さすがに梶谷に続いてバルディリスまでいないと打線的に厳しいなぁといった印象。どちらも大事をとっての離脱であり好調だからなせる技といえばそうだったんですが。

ヴィクトリアマイル 結果

◎カフェブリリアント … 5着
◯ヌーヴォレコルト … 6着
▲ストレイトガール … 1着
☆ケイアイエレガント … 2着
△スイートサルサ … 12着
△タガノエトワール … 16着
△ショウナンパンドラ … 8着
△ディアデラマドレ … 7着
×ベルルミエール … 14着
×レッドリヴェール … 4着

ストレイトガールは条件適性が合うのも強いのもわかっていて、枠順的にもカフェブリリアントと本命を迷っていた馬なので、ゴールした後には思わず「そっちかぁ!」と叫んでしまいました。

まぁ叫んだところでミナレットは確実に買えていないので意味がないのですが、恐らくストレイトガール本命ならば単勝と馬連☆ケイアイエレガントは買っていた気はするので、そういった意味では本命のセレクトミスと言えるかも。

今回のヴィクトリアマイルは大方の予想とは全く異なり、ミナレットが大逃げを打つハイペースのレースに。

12.1 11.0 11.2 11.2 11.4 11.2 11.6 12.2

レースラップを見ても全く息の入るところのないラップ構成。恐らく江田照男騎手のペース判断が完璧に近かったのと、内の馬場状態が非常に良かったのもありますが、福島牝馬Sで4着と好走していたようにミナレット自身も成長はしていたというのが大きいでしょうね。

このペースを刻んでいたのはもちろんミナレットと、少し後ろにいたケイアイエレガントくらいなわけで、3番手以下はミドルペース〜スローペースで追走していたと思いますが、それでも前が止まらないで息を入れないで行っているわけですから、後ろも息を入れることができずに、加えて前を舐めた結果物理的に差せない位置取りになってしまった。

その中でもストレイトガールだけ差せたのは、5番手の絶好の位置取りを取れたことと、淀みない流れの中で最後に末脚を使えるというスプリント適性が最大限に要求されるレースになったからでしょう。

つまり、今回のヴィクトリアマイルは1600mよりも長い距離ではなく、短い距離に適性のある馬が強いレースになったと言えると思います。

ヌーヴォレコルトは全く合わない展開になったのでこの結果は度外視でいいでしょう。これで弱い馬と認識されるのであれば宝塚記念では存分に買いたい一頭です。

ディアデラマドレもマイルでこの忙しいラップのレースを好走するのは厳しい。この馬はそもそも中距離でゆったりとしたスローペースを差し切るのが得意な馬に見えるので、天皇賞(秋)に出てきたら本命級に推すべき馬だと思います。

タガノエトワールは内枠に入ったのでヒモには入れましたが、今回は明らかに軸として買ってはいけない馬だったでしょう。ここ数戦を見ても明らかに中距離戦に適性を見せていた馬で、そもそもマイルが忙しかったのに加え、このスプリント適性を要求されるペース。この大敗も頷けます。ここで評価を落としたところでマーメイドSでドカンと狙うのが得策に思えます。

 

さて、気を取り直して来週はオークスです。

桜花賞とは全く異なるレース適性を要求される東京芝2400mで行われるレースですが、昨年末からこのレースは◎ココロノアイでいいレースと思っていました。

恐らく8、9番人気まで落ちるでしょうし、狙いたい馬ではあるんですが、メンバー構成を見ても、ヴィクトリアマイルの結果を見ても、オークスもペース分析で全てが決まりそうな気もします。

オークスで有利になりそうなのはこんな馬なイメージ。そしてこの馬が今のところ向きそうだと感じています。

 

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桜花賞から一気に距離が800m延長するものの、GIを戦ってきた経験というのは大きく、例年は桜花賞組がそのまま好走するケースが多い。その理由を「将来的にはマイルや短い距離にシフトしていく血統の馬でも、この時期なら能力の違いだけで何とかしてしまうんだ」と、某大物関係者は語る。

となれば、今年も『桜花賞上位馬から買えば良い』という話になるところだろう。しかし、「そうじゃない。今年は全く事情が違う」と、前述の某大物関係者から流れをぶった斬る衝撃発言が出たのだ。

「見ての通りの超スローペースで全く力勝負にならなかったからな。レッツゴードンキの勝利にケチをつけるつもりはないけど、あれじゃ参考にならないよ。事情通はみんなそう思っている。4馬身差でブッ千切ったから、あれでライトなファンの人達は勘違いして人気に祭り上げるようなら、オークスは馬券的に面白くなるな」と、ニヤリとほくそ笑んでいたという。

「厚く買いたいのは◯◯◯◯◯◯◯◯だな。今まで順調にいかなかったが、持ってるモノは間違いなく一級品。この厩舎、大きいトコロ(GI)をたくさん勝っているのに牝馬だけは全然なんだけど、実はこれまであんまり力を入れてこなくて、クラシックを意識したような使い方をしてなかったんだ。ただ、コレは入ってきた時から『ちょっとモノが違うかも』ってエラく評価していてね。桜花賞を見て、『あんなんだったら、ウチの馬でもイイ勝負になってましたよ』って言ってたらしいよ。だから、オークスでは『勝ち負けになる!』って盛り上がっているんだ」と。

この厩舎の調教師、温厚な人柄でマスコミとも友好的な関係を築いているように見えるのだが、馬の良し悪しをハッキリと言わない『建前論者』として関係者の間では有名。つまり、◯◯◯◯◯◯◯◯の話も、新聞紙面には当たり障りないコメントしか並ばないことになる。つまり、『勝ち負けになる!』と盛り上がっている話は闇に葬られることになるワケだ。

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