バイエルンミュンヘンがとんでもない強さを見せてポルトを一蹴。
ファーストレグを見て、ポルト強いかもしれない、なんて言って申し訳ありませんでした、といった感じの内容で、久々にこんな強い試合見ました。
ポルトはセカンドレグで累積で両サイドバックが出られない。そこを突いたグアルディオラ監督はサイドバックの前のスペースにラームとゲッツェを置くいつもとは違うフォーメーションを敷き、簡単にボールを納めてそこからレバンドフスキに当てて展開を試みてましたね。まさにグアルディオラの作戦勝ちって感じでした。
牝馬限定戦の落とし穴
フローラSは1番人気はそこそこ絡む重賞ですが、とんでもない爆穴が絡むことで有名なレース。
ただこのレースになぜ大穴が絡むかというのには理由があります。
だいたい人気をするのは、関東の牝馬重賞で上位に名を連ねてきたメンバー。
前走を見てみても、関西圏の重賞からこちらへ来る馬はほとんどいません。
フィリーズR(1-0-0-3)
チューリップ賞(0-0-1-3)
桜花賞(0-0-1-2)
こんな感じで関西圏の馬たちは賞金を稼げない場合でもトライアルを使わずに、輸送しないで済む忘れな草賞あたりを使ってきます。
というわけで、フローラSに出てくるのは関東圏重賞に出てきたメンバー。
その中でもフラワーC組の成績はそこそこ良いです。
フラワーC(3-2-1-28)
フェアリーSやアネモネSというとレベルが低い印象を持ちますが、フラワーCは桜花賞での成績も他の関東牝馬重賞に比べると良いですし、やはり中山マイルとは違って1800mの分ある程度底力を問われるんでしょう。
ということで、フラワーC上位組はそこそこ重要視するべきレースだと思いますが、果たしてフェアリーSやアネモネS好走組はどう扱うべきなのか。
ここにフローラSで爆穴が空く理由が隠されています。
500万下(3-6-3-49)
未勝利(2-1-3-25)
ご覧の通り、この重賞は500万と未勝利勝ちからの好走が多い。
一見、牝馬重賞で好走してきた馬のほうが成績的に上位のように思えますが、ここに落とし穴があり、
牝馬限定戦のオープン、重賞よりも、牡馬混合戦の未勝利、500万のほうがレベルが高い可能性がある
ということです。
関東の牝馬限定重賞を使うような馬は、牝馬限定重賞を軸としたローテーションを組んでいます。だいたい同じようなメンバーと戦うので成績も良くなりますし、一見強そうに見えます。
ですが、桜花賞で関東牝馬重賞をステップにする馬が全く通用しないように、基本的に関東の牝馬限定戦で走っている馬のレベルは低い。
それよりは未勝利や500万を勝ち抜けるのが遅くなったが、どう考えても強いメンバーと揉まれてきた馬のほうが強い可能性が十分にあるのです。
そういう馬は「未勝利を勝ちあがるのが遅れた」というだけで人気を落としますので、強いのに単勝10番人気とかになります。
レベルの高い牡馬と戦ってきたのに人気を落としている馬
これこそがフローラSでの狙い目でしょう。
そんな過去の傾向から面白そうな馬は4頭。
まずはナガラフラワーを推します。
前走は道悪の牡馬混合オープンのすみれSで6着。このレースは道悪の巧拙で着順が決まったレースですし、それほど差も離されていません。その前走で桜花賞2着のクルミナルの2着に来れば関東の牝馬相手なら能力上位でしょう。
ですが、netkeibaの想定オッズだと5番人気。本当に狙うべきはこういった馬たちです。
次に推したいのはチャリシーです。
前走は休み明けの上、出遅れての7着という結果で、休み前のきんもくせい特別はイン突きが完全に詰まって何もできない競馬。まともならコメートと差のない競馬はしていたはずで、牝馬同士なら力は上位でしょう。ただハービンジャー産駒の東京替わりは強調できないのでそこがネック。
3頭目はエバーシャルマンです。
新馬で負けたロッカフェスタは順調に育てば大きいところを狙えるレベルと思っている馬で、2走目は牝馬限定戦の未勝利戦とはいえ、インしか伸びなかった週の中山を大外からぶち抜いての勝利。あの内容ならフローラCでも十分にやれます。
ハーツクライ産駒ですし距離が伸びてさらに良くなる可能性もあるでしょう。
そして最後はこの馬。
恐らく戦績の地味さを見ても全く人気しないでしょうし、現在netkeibaでも二桁人気。
ただし、ここに落とし穴があり、実はこの馬新馬戦以外はその後の未勝利5戦を全て牡馬混合戦を使われている。なぜ牝馬限定戦を使わなかったのかはわからないが、この厩舎のもう一頭の大物牝馬の使われ方を見ても、そういう方針なのかなというのはなんとなくわかる。
戦ってきた相手を見ても、青葉賞で上位人気確実のタンタアレグリアや、先週レベルの高い500万を勝ったミュゼゴーストらと差のない競馬をしており、未勝利勝ちしたレースでも上位馬のほとんどが次走で馬券に絡んでいる。
血統的にも父は東京の長距離コースが大好きな種牡馬で、母父も東京は大好き。戦績的にも血統的にも強調できるのに人気だけは全くしない。下手すると最下位人気に近いかもしれない、となれば今のところこの馬が面白いと思っている。
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