よく聞かれることとして「みやこステークスはどの血統を狙えばいいんですか?」という質問がある。
今日はみやこステークス考察の第一回を通してダート競馬をもう一度考えてみたい。
徹底的な能力比較がダート重賞の鉄則
この問いに関して答えるにはまず芝とダートの適性の違い等について2日くらい講釈をしなければいけないが、簡単に言えば
「ダート戦は芝のような適性、血統から入る予想をやめ、まず能力比較から入れ」
このようなアドバイスをしたい。事実、ダートコースにも血統的有利不利はあるが、それ以上にダート戦は各馬の能力の差が大きい。
ある程度の適性、血統重視ならわかるが、重賞レベルで適性、血統だけみて予想するのはどうかとは思う(大穴狙いならわかるが)
特に「JBCを血統で予想する」、なんて謳い文句をしている予想家がいたら最初から疑った方がいい。なぜ毎年違う距離とコースで行われたデータを比較できるのか。冷静に考えてみたらはなはだおかしい分析だ。ダート競馬で能力比較を無視して血統を唱えている予想家は基本的に信頼しない方がいい。
ダート競馬はまず能力比較、徹底的な能力比較を行った上で適性なり血統なり状態面なりを考察するのが正しいアプローチ方法だろう。
このみやこステークスでもまずは能力比較から予想のスタートをすべきである。
京都しか走れない馬がいる
そうやって能力比較を行った上で各馬の適性を探るのは非常に大事なことだ。
JBCスプリントでも能力比較だけならノーザンリバーに本命を打たざるを得なかった。だが、瞬発力の活きない舞台設定はノーザンリバーにマイナスで、重馬場で足抜きの良い馬場はドリームバレンチノにとってプラスに働くと考えたから印を逆転させた。
今回のみやこステークスで言えば
京都コースが得意か不得意か
これは能力比較を行った後に非常に重視すべきポイントとなる。
この馬は京都コースがからきし苦手で、能力比較の結果、もしかしたら無印にするかもしれない。
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