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天皇賞徹底回顧 -見解はほぼ的中も不発・・・-

天皇賞(秋)は外から10頭をぶったぎったスピルバーグが初重賞制覇で天皇賞を優勝。見た目からしてスカッとするレース内容だった。

さて、当ブログは予想だけして終わりではない。きちっとこのレースを回顧していきたい。

 

天皇賞(秋)結果

1:スピルバーグ ○  33.7 上がり3F1位
2:ジェンティルドンナ ☆
3:イスラボニータ △
4:ラブイズブーシェ
5:ヒットザターゲット 穴  33.8 上がり3F2位
6:エピファネイア △
7:デニムアンドルビー ◎  33.9 上がり3F3位
8:サトノノブレス
9:カレンブラックヒル
10:ダークシャドウ 穴
11:マイネルラクリマ
12:ディサイファ
13:マーティンボロ
14:フェノーメノ ▲
15:フラガラッハ
16:ペルーサ
17:トーセンジョーダン
18:アスカクリチャン

 

①スローペース濃厚 = 1000m通過60.7のスローペース

②勝ち馬は瞬発力のある馬が勝つ = スピルバーグ

 

ここまで完璧にレース展開を当てていながら、勝ち馬までも当てていながらなぜ的中に至らなかったか。。。

それは、 フェノーメノを評価しすぎたこと それがすべてです。

色々な新聞やサイトが「フェノーメノは格があるので最も信頼できる」と述べておりましたが、当サイトでは http://keibabusiness.com/?p=159 にてフェノーメノには死角があることを書いておりました。

だからこそある程度の位置を取りに行かなければいけないと。 今回フェノーメノの地力を信頼して2・3着固定の馬券としましたが、結果は14着。上がり3Fは34.6で、ジェンティル、イスラと同じ。この馬はやはりオーバートップのギアはありません。それならばもう少し前で競馬をしてほしかった。そして、フェノーメノの弱点を見切っておきながらある程度信頼してしまったことは反省せねばなぁと感じております。

ただ、このレース。実際どうだったんでしょうか。 レースタイムの1:59:7はヘヴンリーロマンスの勝った2005年以来となる1分59秒台。前半3F36.4もその年以来の遅さです。 スピルバーグの上がり3Fにしても33.7とそこまで突出した数字ではありません。それなのにあれだけ豪快に差し切ったように見えたとすれば、先行勢が予想以上にふがいなかった可能性が高いです。

200m 400m 600m 800m 1000m 1200m 1400m 1600m 1800m 2000m
12.9 11.7 11.8 12.2 12.1 12.1 12.3 11.4 11.3 11.9

実力上位のジェンティルドンナとイスラボニータが絶好位をとってここまでのスローペース。直線入り口まで12秒台が続く緩いペースを実力上位馬が先行したとなれば、あっさりと突き放してジェンティルとイスラのたたき合いにならなければいけなかった。それが外からスピルバーグに差し切られラブイズブーシェやヒットザターゲットという伏兵にもあわや差し切られそうな2,3着。

着順から上位3頭はジャパンカップでも人気しそうだが、スピルバーグは周りがレベルが低かった説。ジェンティルドンナは能力劣化説。イスラボニータは3歳勢レベル疑問説に加えて2000mでも引っかかってたのだから2400mへの延長は大いに疑問だ。

フェノーメノはスローペースの瞬発力勝負では用なしということを着順で証明してくれた。叩いて状態は上がるだろうが、スローが濃厚のジャパンカップでは必要ない馬といえる。

デニムアンドルビーは上がり時計で一応の格好は見せ、上がり目があるのならばジャパンカップは面白いかもしれない。

エピファネイアはまた掛かり癖が再発してきた模様。こちらもイスラ同様に距離延長はマイナスでジャパンカップはかなり厳しいと言わざるを得ない。

ラブイズブーシェの4着には驚いた。恐らくまったく適性がないだろうスローの瞬発力勝負で4着に来たことは、上がりが34秒台で足りたということもあるが、この馬自身成長している。上がりがかかって距離の伸びる有馬記念では本命級に評価してもいいかもしれない。

総じて今回の天皇賞出走組はジャパンカップでは軽視してかかりたい。

またジャパンカップの時に考察するが、狙うべきは別路線組だろう。

出走が噂される馬の中であれば、この馬が最も魅力的か

その馬の名は? 

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