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東京新聞杯 [1] 後傾ラップになる異常な東京マイル戦

FUJI ROCK FESTIVAL’15の第一弾ラインナップが先週発表されました。私は毎年行かなければ行けないことになっているので今年も第一弾発表を楽しみにしておりました。7月最終週は苗場に月曜日から滞在ということになるので、wi-fi入らない等で配信遅れるかもしれませんが予めご了承ください・・・

ヘッドライナーはMUSEとFOO FIGHTERSの2組が発表。まぁMUSEは新譜を今年出すか出さないかっていうレベルですから呼ぶのが1年早い気もしますが人気もありますしね。逆にフーファイは満を持してという感じで非常に楽しみです。昨年出た新譜も非常に良い作品でしたし。

日本勢では椎名林檎が東京事変結成時以来の出演になりますね。あの時はホワイトステージのトリだったでしょうか。もはや事変前の曲に頼らずとも圧倒的なパフォーマンスを披露できるようになっていますし、苗場でどんなライヴを見せてくれるか今から楽しみです。

後傾ラップになる異常な東京マイル戦

安田記念を代表とする東京マイル戦は一言で言えば、

中央競馬のコースでも有数の差しが絶対有利なコース

という表現ができよう。

その差し優位なレースに仕立て上げているラップ的要因として、

東京マイル戦は前傾ラップで前が潰れやすい

というものがある。だから東京マイル戦で前傾ラップを差せる末脚鋭い馬を買うべきなのである。

ただし、東京新聞杯はちとそれとは事情が異なってくる。

過去5年中、前傾ラップになったのは2回のみ

その内1回はシルポートが逃げてペースを作ったレースになるので、大逃げ馬が出ていない年で普通に前傾ラップになったのは1度しかない。

なぜ、こうなるのか?

一因としては開催時期にあるだろう。

この時期は高松宮記念の前にあり、1200mも走れるタイプの短距離馬はシルクロードS/オーシャンS/阪急杯→高松宮記念のローテーションを組みがちだ。そうなると東京新聞杯に出てくるのはスプリント戦ではスピードが足りない馬か、春に中距離の適した番組がないためにマイルへ主戦場を移してくる中距離馬といった面々になってくる。

そうなればあまり前半が早くならないのも理解できるだろう。

前傾ラップが多いレースということはどういう結果に繋がるのか?過去5年の上位馬の通過順位と枠順を見てみよう。

【2014年】34.2-35.1 前傾ラップ

1着:ホエールキャプチャ 8-10   4枠7番
2着:エキストラエンド  10-8  6枠11番
3着:クラレント      4-3   6枠12番

【2013年】35.5-33.5 後傾ラップ

1着:クラレント      5-7   3枠5番
2着:ダイワマッジョーレ 14-13  1枠1番
3着:トライアンフマーチ  2-3   4枠8番

【2012年】35.1-34.2 後傾ラップ

1着:ガルボ        3-3    3枠5番
2着:コスモセンサー    1-1   3枠6番
3着:ヒットジャポット  11-12  4枠7番

【2011年】34.1-35.0 前傾ラップ

1着:スマイルジャック   4-4   8枠15番
2着:キングストリート   6-5   2枠3番
3着:ゴールスキー     5-5   1枠1番

【2010年】34.8-33.9 後傾ラップ

1着:レッドスパーダ    2-2   1枠2番
2着:トライアンフマーチ  4-4   2枠4番
3着:エーシンフォワード  4-4   1枠1番

見ていただければすぐお分かりの通り、

圧倒的に4コーナー5番手以内の馬の成績が良い

前傾ラップになりがちだからこそ、差し有利が定説の東京マイルでも先行馬が有利になってくる。

また、そうなれば必然的に、、、

内枠が有利になってくる

ご覧の通り馬券になっている馬のほとんどが4枠8番より内の馬だ。

2週目で状態の良い東京の芝で、後傾ラップのレースになるのであれば、狙うべきは、、、

内枠を引いた4コーナー5番手以内を取れる先行馬

ということになる。

 

今年のメンバーを見ても徹底先行型が揃っているわけではなく、後傾ラップになる可能性はかなりある。そうなれば器用に前々を立ち回れる一見、東京マイルに合わないタイプを買うべきか。

一見、この馬は東京マイルだと確実にキレ負けしそうなタイプだが、このレースへの適性は非常に高そう。京都金杯からのローテーションもこのレースでは強調できる。

 

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