天皇賞の血統面、脚質面等を見てきたところで、では今年の天皇賞のメンバーを見渡してどのようなレースになるのかを今日は見ていきたい。
近年に多いタフな消耗戦になるのか?
スローの瞬発力勝負になるのか?
この展開を予測できた者が、馬券も制するに違いない。
近年稀に見るスローペースを予想
2013年はトウケイヘイロー 35.0 – 35.3
2012年はシルポート 34.8 – 36.6
2011年はシルポート 34.3 – 35.8
ここ3年の天皇賞(秋)はハイラップでとばす逃げ馬がおり、
前傾ラップ超消耗戦の傾向が強かった
2012年こそシルポートがとばしすぎただけで後続はスローペースだったので、エイシンフラッシュの上がり時計は33.1など実質は瞬発力勝負戦になったが、2011年と2013年は後続も脚を使わされる実にタフな消耗戦となった。
タフな消耗戦になったからこそどちらの年も勝ち馬はグレイソヴリンの血を持った馬が勝ったのだろう。
では、今年のメンバーはどうだろう。
カレンブラックヒルが逃げる形となるが、オールカマーで逃げた際も35.4-35.2とスローに落としての逃げ。今回、玉砕覚悟で逃げるとは到底考えづらい。
番手を追走すると見られるマイネルラクリマも、自身はミドルペースでの消耗戦になければ好走の可能性はないと思うが、東京コースでカレンに競りかけることなんてしないはず。
その後ろあたりにいそうなイスラボニータも、ダービーで早めに先頭に立ってしまった反省があり、今回は好位で溜めに溜める競馬に徹するはず。
そうなれば、
今年の天皇賞(秋)はスローペースになる可能性が高い
スローになった天皇賞はどんな結果になったか・・
【2005年】
1着:ヘヴンリーロマンス 8-8-8 上がり3F32.7
2着:ゼンノロブロイ 6-6-8 上がり3F32.7
3着:ダンスインザムード 4-3-3 上がり3F33.3
【2009年】
1着:カンパニー 9-9-9 上がり3F32.7
2着:スクリーンヒーロー 2-4-4 上がり3F33.6
3着:ウオッカ 13-14-14 上がり3F32.9
どちらも32秒台の極限の瞬発力を繰り出せる馬が好走している
そうでない場合は、
3,4番手の好位から33.5程度のギリギリにキレ負けしない末脚を繰り出せる馬
が馬券内に粘りこんでいる。
今年はかなりのスローペース濃厚で、
一番スローで瞬発力のありそうな馬を狙うべき年と読む
では、その馬はどれか??
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