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京都金杯 [1] ディープインパクトを狙えばいいのか?

ウルトラマンダッシュの中村俊輔はやはり凄い。この企画は海外も注目しているみたいですからね。そんな選手を高校時代からずっと見ることができて、常にそばで応援できたことは良かったなと思います。来季も期待します。

ディープバイアスの継続

昨年のエリザベス女王杯〜マイルチャンピオンシップの時に、現在の京都馬場がいかにディープインパクト産駒に有利なバイアスが生じているかを述べた。それを確認するために昨年の京都芝コースで行われた重賞の勝ち馬を下に記載する。

【京都記念 1600m】エキストラエンド = ディープインパクト産駒

【シンザン記念 1600m】ミッキーアイル = ディープインパクト産駒

【日経新春杯 2400m】サトノノブレス = ディープインパクト産駒

【京都牝馬S 1600m】ウリウリ = ディープインパクト産駒

【シルクロードS 1200m】ストレイトガール = フジキセキ産駒

【きさらぎ賞 1800m】トーセンスターダム = ディープインパクト産駒

【京都記念 2200m】デスペラード = ネオユニヴァース産駒

【マイラーズC 1600m】ワールドエース = ディープインパクト産駒

【天皇賞(春)3200m】フェノーメノ = ステイゴールド産駒

【京都新聞杯 2200m】ハギノハイブリッド = タニノギムレット産駒

【京都大賞典 2400m】ラストインパクト = ディープインパクト産駒

【秋華賞 2000m】ショウナンパンドラ = ディープインパクト産駒

【スワンS 1400m】ミッキーアイル = ディープインパクト産駒

【ファンタジーS 1400m】クールホタルビ = ステイゴールド産駒

【デイリー杯2祭S 1600m】タガノエスプレッソ = ブラックタイド産駒

【エリザベス女王杯 2200m】ラキシス = ディープインパクト産駒

【マイルチャンピオンシップ 1600m】ダノンシャーク = ディープインパクト産駒

【京都2歳ステークス 1600m】ベルラップ = ハーツクライ産駒

【京阪杯 1200m】アンバルブライベン = ルールオブロー産駒

 

実に19重賞の内、12の重賞をディープインパクト産駒が勝利していた。

この事実だけでも凄いが、ディープインパクトが勝つことができなかった重賞を見てみると、

短距離戦(1200m〜1400m) 3レース

長距離戦(3000m〜200m) 2レース

中距離戦(1600m〜2400m) 3レース

短距離戦と長距離戦はディープインパクト産駒には厳しいレース。より他に適性の高い馬が多い為ある意味仕方がない。

そう考えると適性内の中距離レースで負けたレースは3レースのみ。ただし、その3レースも全てにエクスキューズがあった。

【京都記念 2200m】デスペラード = ネオユニヴァース産駒

このレースは稍重馬場だがかなり時計のかかる馬場になっていた。2着に来たディープインパクト産駒のトーセンラーは良馬場ならほぼ間違いなく差し切っていたと言っていい。

デイリー杯2祭S 1600m】タガノエスプレッソ = ブラックタイド産駒

そもそもこのレースにはディープインパクト産駒が出走していなかった。そして、特出すべきは勝ち馬のタガノエスプレッソの血統。ブラックタイドはディープインパクトの兄弟馬で血統背景は全く同じ。ディープ産駒が出走していないレースで兄弟が勝ったのだ。

【京都2歳ステークス 1600m】ベルラップ = ハーツクライ産駒

この日は降り続いた雨によりかなりの重馬場に。1頭出走していたティルナノーグはホープフルSでの結果を見るに、重い馬場は全くダメなタイプ。馬場的にエクスキューズは可能だろう。

こうして見ていくと京都1600〜2400mではほぼ間違いなくディープインパクト産駒が勝つ。

そう断言しても問題ないだろう。

 

今回のレースでもディープ産駒を重要視すべきか?

では、過去の京都金杯でディープインパクト産駒の成績はどうだったか?

【2013年】
1着:エキストラエンド ディープインパクト産駒
2着:フィエロ ディープインパクト産駒

【2012年】
1着:ダノンシャーク ディープインパクト産駒

【2011年】
2着:ダノンシャーク ディープインパクト産駒

 

このように成績は完璧。

そして、今年出走予定のディープインパクト産駒は・・・

エキストラエンド

この1頭のみが出走予定、しかも昨年覇者で前走マイルCSでは5着と好走。

じゃあこの馬を買うだけでいいんじゃないの?

恐らくそう考えている人は多数。エキストラエンドは意外に人気をするはず。そしてエキストラエンドは昨年の優勝時にはない2つのハンデがある。それは、、、

(1) 出遅れ癖

(2) ルメール騎手→福永騎手

エキストラエンドはこの1年間で出遅れ癖がついてしまった。マイルCSでもダッシュは付いておらず、まずスタートダッシュは見込めない。京都の開幕週で後方からの競馬になることは大きなハンデだ。

そして昨年は内を巧みに突いたルメール騎手の好騎乗。それが今年は福永騎手に替わる。ただでさえ、出遅れの危険性がありスタートが良くない馬。そして外を回した時点でアウトの京都開幕馬場。そんな舞台で後方から行く福永騎手が乗る馬は買いにくい。

よって、今回、私は久しぶりに京都の芝重賞でディープ産駒軽視で臨む予定。

 

その代わりに評価したいのはこの馬だ。

前走は先行勢が壊滅的な結果に終わる中、唯一先行勢で粘った。最も強い競馬をした馬と言っていい。

能力よりも人気をしないタイプの馬で、血統的には重い馬場向きに思うが京都で33.2秒の末脚を使ったこともあり、京都馬場にも対応できそう。ハンデも54kgでハンデ戦ではこういう馬を狙いたい。

 

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