最初に言っておきますが、私は今年はゴールドシップにあまり重い印を打たない予定です。ゴールドシップ=中山適性=万歳と言って当たるのであれば全員が年間プラスになっています。有馬記念は現地で観戦する予定ですし、競馬初心者の知り合いも来る予定ですが、今年に関してはゴールドシップは期待値以上に人気をしそうなのでそういった人にもゴールドシップは推奨しないと思います。3着内率40%くらいと見てます。では、何が来るのか?それはこれからのサイトとメルマガを楽しみにお待ち下さい(笑)
徹底分析「ラキシス」
血統
父ディープインパクト
母マジックストーム(母父ストームキャット)
ディープの黄金配合である母父ストームキャット、にしては切れ味系にでていない馬です。弟にはサトノアラジンもいますが、この馬も抜群にキレるかと言えばそういうわけでなく。
馬キャラ
ミドルペースにも対応できる強い牝馬
ラキシスは牝馬特有のスロー以外にも対応できる強い牝馬です。
メイショウマンボなどの馬は、なかなか牡馬混合戦で結果を出せていません。その理由はおそらく牝馬限定戦と牡馬混合戦ではタフさが異なるからでしょう。パワーある牡馬たちにプレッシャーを与え続けられるようなタフな舞台では全く走れないけれども、牝馬限定戦では切れ味を活かして好走できる馬はたくさんいます。
ですが、ラキシスは牡馬混合戦でも関係なく走ります。血統的には切れ味系にでてもおかしくない馬ですが、ミドルペースでもOK、道悪でもOKと条件は特に問わない強い馬です。その上でエリザベス女王杯ではディープインパクト産駒の「キレる」という持ち味を発揮してヌーヴォレコルトを瞬発戦で差し切った。その事実からもこの馬は強いです。
得意なレース
キレ味に特化した馬ではないためある程度のタフなレースの方が得意でしょう。その意味でディープ産駒の良さを活かしつつ、そこそこの距離がある京都2200mのエリザベス女王杯は絶好舞台と言えたかもしれません。
ベストコースランキング
1位:京都芝2200m
2位:東京芝2000m
3位:中京芝2000m
切れ味を活かせつつ持ち味のタフさを活かせるようなコースがベストか。ただし、ある程度のレースやペースに対応できる柔軟さは持ち合わせている。
苦手なレース
苦手なレースはあまりないと思うが、あえて言うならば、
スピードを存分に要求される短距離戦
は苦手だろう。ヴィクトリアマイルで凡走したようにこの馬には2000m以上のレースである程度のタフさを要求される舞台の方が合っている。
有馬記念ではどう評価すべきか?
エリザベス女王杯のラスト3Fのラップは
12.2 – 11.5 – 11.3
と最後まで加速する瞬発戦のラップ構成。前を走っていたのは現役牝馬でも屈指の存在であるヌーヴォレコルト。
そのヌーヴォレコルトがバテていないところを、後ろからそれ以上の脚で差し切った。
そして瞬発力勝負はこの馬のベストレースではない。と考えれば、エリザベス女王杯は相当評価していいレースだ。あの内容であれば混合GIでも十分に通用する。
中山芝2500mというコースも特にマイナスになる舞台とは思えず、今回はペースが落ち着きそうである程度キレが要求されそう。
コース自体はタフだけれども、ペースは緩く瞬発力を要求される
この馬の特性に最も合ったレース展開になる可能性が高い。
あとはエリザベス女王杯勝ちがどの程度オッズに反映されるかだが、人気をしないのであれば思い切って本命級の評価にしてもいい馬だと思っている。
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