2015年の目標は「障害レースを研究すること」。以前も書いたが障害レースは平地レースよりも適当に買っている人が多く、その分妙味が出やすいのではないかと考えている。研究している人もあまりおらず、きちんとこの分野を極めれば稼げるレースになるのではないかという発想だ。
まだ私自身も駆け出しレベルなので参考程度に留めて欲しいが、どうせなら中山大障害を通して障害競馬を考えてみたい。
中山障害コースは特殊な舞台
このブログを読んでいただいている方ならわかると思うが、平地レースでもコースによって要求される適性は全く異なってくる。特に中山コースはかなり特殊な舞台で「中山巧者」なる言葉があるようにこのコースしか走らない馬も数多く存在する。
そんな平地レースと同じように障害レースもそれぞれのコースに大きな違いがある。簡単に分類すると、
(1) 障害メインのスピード競馬 京都コース
(2) 障害メインのスタミナ競馬 中山コース
(3) 平地メインの障害おまけ競馬 中京コース 東京コース
京都コースは障害をいかにスムーズに飛びながら「速く」走れるかが問われる舞台。だからある程度飛越の上手い馬を前で放っておくと逃げ切りを許す場面もしばしば。
それに比べて中山コースは他のコースと違って襷コースが存在する。とんでもない高低差を何度も走るこのコースはスピードよりもいかにバテないか。それがすべてのコースと言える。
障害は置いてあることは置いてあるが、それよりも平地力が要求されるのが中京と東京コース。特に中京コースは障害をある程度跳べれば直線だけで十分盛り返せる距離があり、初障害馬の活躍が目立つコースだ。
そうやって考えていくと中山大障害は特別なレースだ。なぜなら、、、
中山障害芝4100m
ただでさえスタミナ競馬になりやすい中山障害コースにおいて、普段経験をしたことがない距離を走ることになる。他の競馬場で強い勝ち方をしていても、この舞台では全く走れない馬も存在する。それぐらいに特殊な条件と言っていい。昨年、アポロマーベリックが伏兵ながら圧倒的な強さを見せたのも、この舞台への適性がとてつもなく高かったからだろう。
今年もアポロマーベリックは出走予定で、もちろん適性高い馬だけに評価をしなければいけないだろう。
だが、この馬に関しては中山障害コース適性はゼロに近いと考えている。あまり研究している人の少ない障害レースならば、前走内容だけでかなり人気してくれるんじゃないだろうか?それならばバッサリと切りたい。
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