今日は3/30(水)に行われるクラウンカップのレース予想を行います。川崎1600mで行われるSIII戦です。
さて、羽田盃のトライアル第二戦が始まります。このレースのポイントは、、、
毎年、とんでもなく大荒れするレース
ということでしょう。
昨年は11番人気、12番人気、3番人気の決着で、三連単は600万の超高額配当に。過去のレースを見てもマトモに決まっている年はほぼないので、基本的に人気馬は疑うスタンスで臨みたいところ。
先週の桜花賞は、、、
1着:◎モダンウーマン 1番人気
2着:▲リンダリンダ 3番人気
3着:◯タケショウメーカー 7番人気
で、◎モダンウーマン1着固定の◯タケショウメーカー2、3着固定で三連単を4点で当てることができました。ようやく地方競馬も調子が上向きそうなので、今週も頑張ります。
クラウンカップ 考察
もうざっと見ていただいても酷い荒れ方をしているのがお分かりだと思います。
過去5年で1番人気が馬券に絡んだのは2回だけ。2013年以外は1、2、3番人気のどれかは馬券に絡んでいるので、大穴→1、2、3番人気→流しというフォーメーションがどでかいのを掴むにはいいかもしれません。
枠順を見ていただくと、基本的には内枠有利ということで良いはず。ただ2015年のルコンポゼ、2014年のエスケイロード、キタサンオーゴン、2011年のヴェガスなど結構な大穴は外枠から出ている印象。それらの馬の脚質を見ても追い込み捲りタイプが多いのが特徴です。展開によっては十分後方からでも届くので、外枠のそういったタイプが人気がないのなら穴で狙ってもいいのかも。
特徴としてあげておきたいのは、過去5年で逃げて馬券に絡んだのがキョウエイロブスト1頭のみということ。逃げ以外の先行馬を見ても1コーナーで3番手以内の馬はナターレとキョウエイの2頭のみです。
これは過去のレース映像を見ていただければわかりますが、小回りで行われるトライアル戦ということで向こう正面の3コーナーの入り口辺りからスパートが始まります。そこから早仕掛けのスパート合戦になって、4コーナーくらいからハンデ戦のようなごちゃごちゃなレースになりやすい。そうなると先行馬はバテやすいレースになるんでしょう。このあたりはラップを見ながら解説した方がよさそうです。
もうこのレースは見た目通りのラップ推移をしています。
川崎コースのトライアル戦ということでテンが物凄い先行争いになる。その結果、スプリント戦と間違うような2ハロン目の速さになり、そこから一旦は落ち着くも3コーナー付近からかなりの早仕掛けスパートになって、4コーナーでは14秒かかるラップでもうそこでほぼ全頭バテています。最後は直線になるので少しラップは上がりますが、それでもバテながらいかにゴールまで行けるか、というレースになりそう。
これを見てもマイル戦という形をした超スタミナ勝負になりがち。川崎コースなので直線だけでごぼう抜きは厳しいので、いかにみんながバテる4コーナーでバテずに走り抜けるかが鍵です。
それならもしかして、、、と思い、普段はあまり気にしませんが、クラウンカップの過去5年の血統を抽出してみました。
血統を見てみても、地方のダート重賞にありがちなスピードタイプの好走が少ないのです。過去5年で父が短距離と断言できるのもキョウエイロブストのサウスヴィグラスのみ。
あとはマーベラスサンデーだったり、ニューイングランドだったり、アサクサデンエンといった菊花賞を走るような血統がやたらに走っています。
そして何より注目なのはダンジグを持った馬が爆走していること。過去5年の3着内馬15頭の内、約半数の7頭がダンジグを保持していました。過去5年で毎年1頭は必ずダンジグを持った馬が絡んでいます。
ここまでダンジグの影響力が強いのもスタミナレースになりやすいからでしょう。それならダンジグを持った面白そうな穴馬→人気の信頼できそうな馬3頭くらい→手広く、といった感じのフォーメーションが面白そうな気がします。
というわけで予想の発表。
本命は大穴ですが◎キングスベンチを狙ってみます。
当日の正午時点で14頭中13番人気とほぼ最低人気に近いですが、先ほどまで見てきたクラウンカップの傾向に最も合致するのはこの馬。どうせ荒れるレースですしここから入ってもいいんじゃないでしょうか。
まずクラウンカップは外枠よりも内枠が有利なレース。コーナー厳しい川崎ですから外を無理矢理押し上げるとバテる馬が多いということでしょう。その点でこの馬は3枠3番と絶好の枠を引くことができました。
そしてこのレースはマイルでありながらかなりのスタミナを要する消耗戦になりやすい。菊花賞で走る血統やダンジグが走りやすいと書きました。
この馬は父がサムライハート。キャリアこそ少ないですがエリカ賞を勝っていたりと芝の中距離以上の適性がありそうな馬でした。サムライハートの母はエアグルーヴですからトニービン=グレイソヴリンが入っていますしスタミナは十分。
そして何よりこの馬は母父がアジュディケーティングというのがいい。ダンジグ系で特注血統に該当しますし、2012年にはアジュディケーティング産駒のキタサンツバサが勝利しています。今回のメンバーでこの馬より濃いダンジグの血を持っている馬はいないので、血統傾向から言えばこの馬はベスト評価にできるはず。
ここ2戦は惨敗していますがそのどちらも大井コース。その前に浦和や船橋コースで走っていますが、小回りの左回りコースで持久力を活かす方が間違いなく合いそうで、ふなばし海海苔杯のレース映像を見ても、スタートで被されて直線も不利を受けながら大捲りで今回人気しているヤマノカミと少差。あれだけ走れれば今回もやれるはずで、大井から川崎に替わるのもベスト。ここは大穴として大いに期待してみたいです。
対抗は◯ヤマノカミです。
あんまり川崎コースだからといって立ち回りタイプは走らないのがこのレース。それよりもこういう持久力を前面に押し出した差し馬が好走している印象。京浜杯でも直線は伸びていましたし、このメンバーに入れば能力は上位でしょう。いかにも小回りコースでバテずにグイグイ伸びてくるタイプですし混戦も強そう。人気の中では一番面白いかなと思っています。
三番手は▲ディーズプリモにしました。
3戦3勝ということで人気先行になるかなと思いましたが、昼時点ではそこまで人気は被らなそう。前走を見ても逃げなくても競馬はできましたし、向こう正面でズルズル下がるかと見せかけて、最後は余裕の手応えで差し切ったところを見ても能力は相当でしょう。
ほとんどのメンバーはうぐいす特別で勝負付けついていますし、控えても競馬はできるので今回も対応できそう。軽視はできない1頭です。
特注は☆ワールドプリンスにしました。
正直、私もこの馬の父のリルボーンラッドという馬は知りません。血統表を見たところトライマイベストの系統なのでキングカメハメハなどと同じ系統。母系もインリアリティなので相当なマイナー血統と言って良さそうです。
この馬を選んだのはほぼ血統。母母父がダンジグである程度の内枠を引けたので、ここは一発あってもおかしくないかなと。毎年2頭くらいダンジグが走っているレースなのでそれだけでも狙う価値はあるかと思います。
ドンナディヴィーノは前走こそそのまま回ってきただけの競馬でしたが、小回りコースで持久力を活かすレースはあっているはず。内枠を引けましたし、母母父ダンジグはこのレースでは注目。
ガーニーフラップもいかにもこういうレースに合いそうなので押さえておきます。ただ中野が騎乗停止で的場に乗り変わるのは間違いなくマイナス。
このレースは7枠より外は過去5年で1頭しか馬券に絡んでいません。よってデフィノワール、ラブレオ、アンビリーバボー、プレイザゲームは能力的にはアリでもバッサリ行きます。大荒れするレースなのでそれぐらいの大胆さは必要でしょう。
また逃げ、先行馬も全くこないレースなのでウワサノモンジロウ、ケイエスソードあたりもバッサリ行きました。
唯一、シャークカイザーだけ最後拾うか迷いましたが、複勝ワイド本線で買うならわざわざ入れなくてもいいかなぁと。
印まとめ
◎キングスベンチ
◯ヤマノカミ
▲ディーズプリモ
☆ワールドプリンス
△1ドンナディヴィーノ
△2ガーニーフラップ
勝負度D
推奨馬券
<本線>
複勝 ◎キングスベンチ
ワイド ◎→◯▲☆△1
<ボーナス>
三連複 ◎→◯▲→◯▲☆△1△2
三連複メインでドカン狙いでも良かったんですが、そうなると抑えで期待値の薄い外枠の人気馬や逃げ馬を買わなければいけなくなっちゃうんですよね。それなら複勝でも15倍はつきそうなので、複勝ワイドをメインで本当に傾向通りに決まったら三連複もドカンと来るような買い方をしてみようと思います。
まぁさすがに13番人気なんでくる可能性は低いでしょうが、来たらいいなくらいで臨もうと思います。