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高松宮記念は衝撃のレコードタイムでビッグアーサーが勝利!

さて、GIレースでは結果云々に関わらず、サイトの方に簡単な回顧と見解を載せていきたいと思います。というわけで、まず映像を載せておきましょうか。

 

好位を奪ったビッグアーサーとミッキーアイルが直線では外に出して、最後は脚色がいっぱいになりながらもグイグイと抜け出して決着。

走破ラップは以下の通り。
11.7 10.1 10.9 10.8 11.1 12.1

 

ローレルベローチェのテンが早すぎるせいで1ハロン目から相当早くなり、ハクサンムーンが競りかけて行ったことで2ハロン目から3連続の10秒台。こんなラップで行ったら後ろの馬でさえも通常のレースならまずまず飛ばして逃げてるくらいのペースなはず。そうなると脚が溜まらずに最後差して来れる馬がほとんどいなかった印象です。

最後ガクンとラップがかかっているのは1、2着の馬の最後の脚色でも見えた感じ。ペースが速すぎたせいで、後ろの馬も脚を使ってしまい、結局ある程度の位置にいた馬がバテながらも押し切った感じのレースになったと思います。

一番の驚きはアクティヴミノルの4着だったわけですが、まぁ一種の仮説ですが、この馬の個別ラップをとっていないのでなんとも言えないですが、最後差してきたように見えていますが、この馬の通っていた位置は5番手。3、4番手にいたビッグアーサーとミッキーアイルの能力が抜けていたとして、1、2番手の逃げ馬があっさり垂れていますからアクティヴミノルは普通に1:07:1で逃げているのと同じ競馬をしたんじゃないかと。実質この馬がいた位置くらいが普通のレースでは逃げてるポジションで、この馬は軽快に飛ばして粘り込もうとしたレースが差しているように見えたんじゃないかなと見ています。

3着馬のアルビアーノは強いですねー。かなり厳しいところから差してきての3着。能力的にビッグアーサー、ミッキーアイルには劣っていなかったと思いますが、この2頭とはスプリント適性の差が出た気がします。この馬はベストは1400mでしょう。ヴィクトリアマイルはとにかく前が残るのでこの馬は最有力だと思います。

 

今回、本命に推したウリウリですが、まぁ6歳牝馬でこの高速時計に対応できなかった、というのが正直なところでしょうか。戸崎騎手は完璧に乗りましたし、直線入り口ではベストなポジションにいたと思ったのですが、ペースが速すぎたのと少しピークを逃してしまった感じがしました。

このレースを見て思ったのは、一見ガチガチの人気決着で、よくこういうレースを見て「人気決着になったから仕方ない」という人がいますが、それは大きな間違いということ。

見る人が見れば高速時計に強いビッグアーサーと、レコードタイムが出るような馬場では前目につけて強いミッキーアイルのような馬が走る、とわかるはずです。そこまで絞れたら少点数で買えるはずなので、人気決着になったとしても十分に美味しいレースになった人はいるはずです。レコードタイムは得てして人気決着になりやすい。それは予想記事でも書きました。波乱決着を想定した時点で今回は負けだったわけですよね。

そんな私はウリウリも上記2頭に割って入れると思って今回は残念。正直、ビッグアーサーがあまりにも玄人に推されていて一歩引いてしまった感じなのですが、阪急杯1着のミッキーアイルはともかく、シルクロードS5着のビッグアーサーとオーシャンS5着のアルビアーノも含めて抜けた1、2、3番人気になっていたのですから、現代の競馬ファンのレベルは凄い高いといっていいでしょう。今回は人気決着になったというより、決まった決着を予想して買っていた競馬ファンが昔よりも多かった、という印象です。

ドンピシャで当てられていた「BOSS猿のアナログ肉眼競馬」さんや、「ゆたぽんの日々是競馬」さんはさすがだなぁ、と思うと同時に、人気決着だから外れても仕方ないというような人間にはなりたくない、と思ったレースでございました。

 

 

さて、高松宮記念以外の先週の重賞ですが、マーチSは展開逆読みでさっぱり。まぁスローペースになりそうなメンバーとは見ていたんですが、レース傾向がそれに勝ると思ってしまった見解ミスです。これは素直にごめんなさい。

 

日経賞は「TAROの競馬」さんと「うまっぷる」さんの観戦イベントで見ていて、1000mは「1分5秒くらいになる」というところまで見抜いていたのに、マリアライトの蛯名騎手が消極的な競馬。。。ゴールドアクターの強さばかり言われますが、位置取りさえ取っていればマリアライトは十分に行けたと思うんですがねぇ。。。

 

3着 マリアライト(蛯名正義騎手)
「この馬のレースはしています。スローで動けないこともないのですが、自分の型ができたところで、それを崩すわけにもいきませんし……。雨が降るなど、ちょっとしたことが変わってくれば、結果も変わるかもしれません。古馬になって安定感が出てきています。牝馬は1頭でしたが、大したものです」

http://keiba.radionikkei.jp/keiba/sp/post_8439.html

 

自分の型ってなんやねん!!

この馬の型は脚を溜めて決め手を活かすというよりは、位置を取って早めに動いて押し切ることだと思うんですが。。。ちょっとこれは馬券を買っているファンは怒ります。なら先に脚を溜めると言ってくれ。

ディサイファは2500mならスローでも無理だと思っていましたし、アルバートはスローの決め手勝負なんかで上位馬に対抗できるわけないと評価を下げていました。それだけに蛯名騎手がもう少しやる気出してくれていたら。。。

一応、抑えで◯ゴールドアクター→▲サウンズオブアース→◎マリアライトの三連単は買うように書いておきましたが、こんなもん抑え中の抑えなのでハズレと同じです。

 

 

毎日杯は一応大本線的中!!

先週のスプリングSと違って勝負度低めで、しかもそこまで配当高くないのでなにも自慢できませんが、一応配信内容載せておきます。

 

 

まぁスロー見え見えでしたから、こんなレースになったらそりゃスマートオーディンは強いですよね。それはわかっていたので◎スマートオーディンにするかも迷ったのですが、より可能性が高いのは◎タイセイサミットの2、3着のほうかなと思いそちらをセレクトして成功しました。

前走、期待を裏切って惨敗したにも関わらず、今回スマートオーディンは単勝1.7倍まで支持されました。それだけ前走の敗因はポテンシャル勝負になったこと、と解釈している人が多かったということでしょうし、現代競馬のファンのレベルは凄いですねー。

玄人であればあるほど今回、スマートオーディンを嫌う人がいた気がしますが、普通にスローのギアチェンジ戦なら抜けて強いでしょうし、何より父のダノンシャンティがこのレースを圧勝しているので血統予想でもこの馬を推せたので特に嫌う理由はなかったですよね。

 

 

個人的には毎日杯の本線的中のみで、2週前のような大本線ドッカーンがなかったので寂しい週末でした。週末はまた季節外れの花火を打ち上げたいところです。

急遽、今週末は大阪に行くことになったので、土日ともに阪神競馬場で現地観戦する気がします。大阪杯はGI級のメンバーなので楽しみですねー。

 

最後に先週のレースから今後に向けた注目の一頭を発表!

その馬の名はブログランキングで公開中

 

この馬は恐らく現役最強馬じゃないでしょうか?

条件によってはドゥラメンテやリアルスティールのほうが強いケースもあると思いますが、今後この馬が出るレースでこの馬が崩れる場面をあまり想像出来ません。

ベストは立ち回りのうまさが活かせてある程度時計のかかる2200m〜2500mくらいでしょうか。なんかそれはもはやロンシャンなりシャンティイの2400mな気がします。海外遠征のノウハウとかが厩舎にあるのかが全くわかりませんが、ドゥラメンテよりこの馬こそ凱旋門賞に挑戦して欲しいです。

 

KAZ: