日本テレビ盃2021(船橋ダート1800m)の予想です。
9月29日に船橋競馬場で開催され発走時刻は20:05です。出走馬はクリソベリル、ダノンファラオ、サルサディオーネ、ノンコノユメなど。船橋競馬場のダート1800mで行われるJpnIIです。
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日本テレビ盃 2021予想
予想の根拠
ダート中距離戦では珍しいJpnIIレースということもあって、GI級の実績馬の秋の始動戦として選ばれやすいレース。頭数もそこまで多くないですし、1コーナーまで距離があって地力を発揮しやすい船橋1800mということもあってほとんどの年がガチガチ決着。昨年はアナザートゥルース騎乗のルメールが暴走したおかげで波乱になったが、まぁ例外と考えた方がいいでしょう。
こうして見てもルメール暴走の昨年が異常なラップなだけで他は常識的なラップ構成。いったん中盤で緩んで3コーナー手前からのロングスパート勝負になり、ここで地方馬のほとんどが脱落して行って普通に強い馬が上位に来ることが多い。
今年の出走メンバーを見ても、MAX能力は高いが崩れるととんでもなく崩れるような馬が揃った印象。昨年ほどの波乱はないと思うが小波乱ぐらいはあっていいんじゃないだろうか。
というわけで予想の発表。
日本テレビ盃 2021の印
【本命 ◎11 ラストマン】
これまでの戦績を見ても連勝したことはなく、昇級して1〜2戦は足踏みをして慣れてきた頃に高いパフォーマンスを見せて勝利している。松戸特別で倒したのはその後にオープンを勝つヒロイックテイルですし、上総Sは展開向いたとはいえ後続を突き放す一方の圧巻のパフォーマンス。単純計算でこの時に3着馬ゲンパチルシファーにつけた0.9秒という着差を見ても、メイショウダジンが西日本スポーツ杯でゲンパチルシファーと0.5秒差ですからラストマンの方が強いということもできる。
オープン昇級後の2戦はこの馬の今までの戦績からもクラス慣れ期間でしょうし、ブリリアントSは東京ダート2100mの決め手勝負でキレ負けしていた感じもあった。マーキュリーCはタフ馬場のハイペース戦で前に行った馬がそのままなだれ込むという特殊なレースになった感じで、この馬も最後に脚を使っているが後ろからではダメだった印象。それでも3着馬ヒストリーメイカーとはそこまで差がありませんでしたし、あんまり悲観する内容ではなさそうだ。
今回はオープン昇級後3戦目になりますし、そろそろこのクラスにも慣れてきそうな感じ。JpnIIIからJpnIIに変わることで実績的には前走以上のメンバーになりますが、安定感は前走よりも欠ける馬が揃った感じで、最も安定してパフォーマンスを出せそうなこの馬が順当にクラス慣れして少しでもパフォーマンスを上げてくれば通用しても良さそうな感じ。
この頭数なら道中5番手ぐらいから先行馬の仕掛けを見る位置で競馬ができると思いますし、何も勝つなんて全く期待していませんからなんとか3着に差し込んできてくれないものでしょうか。
【対抗 ◯2 クリソベリル】
昨年のチャンピオンズカップではまさかの4着に負けたが、それ以前の活躍からは日本の歴代最強ダート馬になる可能性もあった馬。そのチャンピオンズカップでも外枠でスムーズな競馬ができずの4着でしたし、まぁ今回のメンバーに入れば頭5つぐらいは抜けているだろう。
今回はもう怪我の休養明けでの復帰戦で動き切れるのかというのが全て。調教を見ても明らかに本調子ではなさそうですし、追ってからの反応が悪そうで今回はもし勝つにしても勝負所でズブさを見せて一旦は怪しい感じになりそう。もともと550kg近くある馬で、音無調教師は休み明けのステップレースは平気で叩き台にすることも多々。当日のパドックを見なければわかりませんが、平気で570kg近い馬体で出てくるとかもありそうです。
まぁそれでもここでは能力が違いすぎる気がするので2着は確保すると思いますが、そんな状態不安のある馬を単勝1倍台前半ぐらいで買いたい方はご自由にお買いくださいという感じです。私は怖いので対抗まで。馬券妙味を考えてもこの馬1着の馬券は買いません。
【単穴 ▲10 サルサディオーネ】
「左回りコース」で「逃げて被されずに直線を向く」という2点さえ叶えば相当に強い馬で、牝馬限定の交流重賞や南関重賞レベルでは自分の形に持ち込みやすいので強さを発揮できている印象。
牝馬交流のエンプレス杯を除けば、これまで使ったJpnII以上のレースは全てが惨敗。それだけレベルが高い馬が出てくると勝負所でのプレッシャーが厳しくて被されてしまう可能性が高いんでしょう。
今回はまともなら現役最強馬のクリソベリルが登場。鞍上も川田騎手となると馬がまともなら4コーナー先頭ぐらいの競馬をしてきそうですし、そういう展開になってしまうとこの馬はどうしようもない。好走あるとすればクリソベリルが調教内容通りに状態悪くてズブズブで動けず、ノープレッシャーで行けたような時でしょうか。ノープレッシャーで行けた時は当然そのままという可能性もある。
【単穴 ☆1 ダノンファラオ】
この馬は「アメリカンファラオ産駒」と「矢作厩舎」の特徴をそのまま体現しているキャラ設定。揉まれ弱い典型的なアメリカ血統のアメリカンファラオ産駒らしく、自分の競馬ができた時は強いが揉まれたりきつい競馬になるとすぐにやめてしまう。
また、休み明けは仕上げずに叩いて馬を鍛える矢作厩舎らしく間隔を開けるとダメそうな馬で、今回もどう考えてもここを叩き台にしてのJBC狙いだろう。今回は休み明けな上に揉まれる可能性がありそうな1枠、なおかつこの難しい馬で乗り替わりとなるとそこまでは評価はできない。
【△8 ノンコノユメ】
いまだに前走の帝王賞2着激走は理解不能。確かにこれまでのGI実績から力はあったと思うが、超強力メンバー相手で高速馬場と9歳馬には厳しい条件があれだけ揃っていながらよく走ったもんだ。
その実績だけを買えば上位評価でいいと思うが、今回は主戦場の大井競馬場ではなく船橋競馬場。基本的には前に行った馬が有利なレースですし、休み明けの後方待機策の馬に重い印を打っても・・・という感じ。常識的に9歳馬の秋初戦というのも引っかかります。
【△9 メイショウダジン】
前走は鮮やかな準オープン勝ちではあったが、おそらくこの馬は立ち回りの上手い1700m巧者。それ以前の1800m〜1900mのレース内容を見ても、負けた馬はシャンパンクーペ、メイショウササユリ、エクスパートラン、ブラックヘイロー、メイショウドヒョウなど。交流重賞どころかオープンでも好走は厳しそうな馬ばかりだ。
鮮やかに見えた準オープン勝ちにしてもタイムランクEの完全タイム差+1.1ですし、得意の小回り1700mならまだしも未知なる南関コースのJpnII戦となるとさすがに敷居は高そうだが・・・
【推奨買い目】
三連複 11→2,10,1,8,9 本線ベース
三連複 11,2→10,1,8,9 重ね買い
三連単 10,1→2→11 ボーナス
【買い目及び予想のポイント】
ここは安定感に欠けるピンかパータイプの馬が多いレース。その中では上積みもありそうで、調教内容も抜群の◎ラストマンの一発に期待したい。おそらくJRA所属馬の中では最低人気になりそうなのでオッズ妙味もあるだろう。
相手は2,10,1,8,9の5頭なのは間違いないだろうが、どれもピンパーなので運次第。というわけでまずは単純に1頭軸で三連複を流して、さすがにまともなら馬券圏内は堅いだろう◯クリソベリルと2頭軸で重ね買いもする。
クリソベリルはどう考えても力が抜けているのですが、今回は状態が最悪に近いと思うので4コーナーで手応え悪くて追い出し遅れて差し損ねて2着になる可能性はありそう。そうなった時に1着を取れるのはやはり前目につけている馬だと思うので、ピンパーの不安はありつつ▲サルサディオーネと☆ダノンファラオが1着候補。ラストマンはなんとか3着という感じで三連単ボーナスは買ってみたい。
クリソベリルが勝つパターンの三連単なんてハイリスクノーリターンですから、そうなった場合は三連複だけで十分OKという考えでいいでしょう。