京王杯スプリングカップ2024(東京芝1400m)のレース予想です。
5月11日に東京競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はウインマーベル、リュミエールノワル、ソーヴァリアント、レッドモンレーヴなど。東京競馬場の芝1400mで行われるGIIです。
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京王杯スプリングカップ 2024 予想
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京王杯スプリングカップはどのようなレースか解説します
概要・データ
東京芝1400mで開催される古馬混合重賞としては唯一の重賞レース。ひと昔前の東京芝1400mは前に行った馬が有利な「1200m寄り」のスピードコースで、この京王杯スプリングカップでも前々でだらっと脚が使える馬がよく走っていました。
ところが2010年代後半になると東京競馬場の馬場傾向が変化。東京芝1400mもとにかく決め手が活きるコースに変貌した感じで、どちらかといえば「1600m寄り」のコースになってきています。その馬場傾向変化に伴って京王杯スプリングカップも決め手優位の傾向が強くなっています。
前走重賞組(特に東京新聞杯組)が有利な傾向で、一方で前走3勝クラス組やオープン組は微妙な戦績。
レースラップ
東京芝1400mはスタート直後に登り坂があるため前半がスローペースになりやすい舞台。以前ならばスローペースになって前に行った馬がそのまま粘り込むレースが多かったですが、最近はとにかくキレる馬が後方からでもズバッと差し込んでくることが多いです。
血統傾向
近年の東京芝1400m及び京王杯スプリングカップはとにかく決め手上位の馬が走りやすいレース。そんなこともあってかキングマンボ系やディープインパクト系のような王道血統に、短距離向きのスピードを補完したような配合の馬がよく走っています。
その典型例と言えるのがキングカメハメハ系で短距離を席巻したロードカナロアの産駒という感じで、近年はとにかくロードカナロア産駒がよく走っています。
京王杯スプリングカップを予想する上で重要なファクターを解説します
馬場・トラックバイアス
東京競馬場はAコース4週目。どうも先週は例年以上にイン有利の馬場だった感じで、NHKマイルカップも内枠から完璧に立ち回ったロジリオンが3着に好走。今週も同じような馬場になるかもしれません。
展開想定
逃げそうなのがメイショウチタンぐらいしかいないメンバー構成。まず間違いなくスローペースになると思いますが、近年の京王杯スプリングカップはスローペースでも差し馬がズバッと差し込んでくることが多いレースです。
ノーザン・ルメール・川田の取捨
ルメール騎手は今のところ騎乗予定なし。川田騎手は過去10年で複勝率5割でまずまずの成績というところでしょうか。
ノーザンファーム生産馬の複勝率は過去10年で26%ほどですが、少し主流適性からはズレる芝1400m戦なので社台系以外の生産の馬でもチャンスはありそうです。
[結論] どのような馬を狙えばいいか
想定するレース質
近年の東京芝1400mは決め手優位の傾向
狙える馬のタイプ
とにかく爆発的な速い上がりを使える馬
嫌える馬のタイプ
速い上がりを使えない馬
京王杯スプリングカップ 2024の印
【本命 ◎3 ソーヴァリアント】
この家系の馬はどれも使える脚が短く、戦法や騎手との相性が非常に重要。もともと馬の能力で2000m前後の距離を走れていたが、年齢を重ねるにつれて使える脚が短くなってきた感じ。近走のレース内容を見る限りマイル前後の距離に適性がありそうですし、これぐらいの距離でとにかく一瞬の脚を引き出してこその馬か。
今回はキャリア初の1400mになりますが、東京芝1400mならそこまで速いペースにはならないので追走は問題なさそう。逆に1400mのペースで折り合い面はプラスになりそうな印象。前に壁が作れる内枠は良いと思いますし、何よりも馬のギアを3段ぐらい上増しして発揮させる鞍上への乗り替わりがプラスになりそう。
この鞍上はスタートを完璧に決めて好位でガシッと収めて折り合いをつける競馬が得意ですし、直線でも前が一瞬開けばそこを突いて抜け出してくる。この馬は前が詰まるぐらいの方が良い脚を使えると思いますし、東京芝1400mの内枠で名手が上手く折り合って捌くことができれば好勝負になっていいはず。
【対抗 ◯4 レッドモンレーヴ】
マイルの距離は少し長いので東京芝1400mはベスト。昨年のこのレースは出遅れながらあっさり突き抜けましたし、昨秋の富士ステークスではナミュールと僅差のレースができているのでここに入れば能力は最上位。
ただ、どうも器用さがない馬で、オープンレベルで好走したレースは全て外枠から外を回して追い込んでのもの。今回は多頭数の内枠となるとスムーズな競馬ができるかは微妙なところ。
ここ2戦は一応敗因ははっきりしていますが、昨年序盤は藤沢厩舎からの転厩直後だから走れていた可能性も。蛯名厩舎は今のところさっぱり活躍馬を出せていませんし、近走は単純に馬が調子を落としている可能性もある。
【単穴 ▲11 スズハローム】
折り合いなど難しい部分はあるが、じっくり溜めた時の決め手は相当なものがありそう。血統的にも父がディープインパクト系で母が短距離血統というのは配合的にバッチリですし、京王杯スプリングカップはスローでもこういうタイプの決め手自慢の馬がズバッと差し込んでくることが多い。
【特注 ☆13 ダディーズビビッド】
昨年の阪急杯で3着以下を突き放してアグリと接戦の2着。昨年の京王杯SCではウインマーベルと差がない競馬ができていますし、阪神カップでは長期休養空けながらウインマーベルと接戦できていた。この一連の1400mでのレース内容を見てもこの距離ならウインマーベルとは能力差がないはず。ここ2戦は1200mと1600mの距離が微妙に合わなかった感じがしますし、もともと左回りコースを得意にしている馬なので中山コースも微妙だったか。
今回はおそらくベスト条件だろう左回りコースの芝1400mになりますし、ウインマーベルが人気になるようなメンバーならこの馬でも足りていいはず。外枠がマイナスだと思いますが、もっと外枠を引いたウインマーベルが騎手キャラ含めてもっと危なそうなことを考えればこの馬は狙ってもいいか。
【推奨買い目】
ワイドBOX 3,4,11,13 (BOX3,4,11は重ね買い)
馬連BOX 3,4,11,13 (BOX3,4,11は重ね買い)
三連複BOX 3,4,11,13 (3,4,11は重ね買い)
【買い目及び予想のポイント】
ここは買いたい馬が4頭のみ。外枠で外を回りそうな分でダディーズビビッドの評価を一段落としたが、基本的には4頭ボックスで狙いたい。