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京王杯2歳ステークス2024の予想を公開!

京王杯2歳ステークス2024(東京芝1400m)のレース予想です。

11月2日に東京競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はヒシアマン、エイシンワンド、マイネルチケット、シンフォーエバーなど。東京競馬場の芝1400mで行われるGIIです。

 

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京王杯2歳ステークス 2024 予想

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京王杯2歳ステークスはどのようなレースか解説します

概要・データ

東京芝1400mで開催される2歳限定重賞。以前の東京芝1400mは短距離適性高い馬がスピードを活かして粘り込める舞台でしたが、2010年台後半から東京芝の馬場傾向が変わったことで東京芝1400mの傾向も変化。以前よりも決め手がズバッと活きるマイラー向きの舞台になってきています。

このレースは過去10年のデータを見ても、函館2歳ステークスや小倉2歳ステークスで好走したスプリンターの馬が順当に走ってくるのが特徴。ただ、これはかなり昔のデータが含まれている感じで、2019年のタイセイビジョンを最後にスプリント重賞からの転戦組の好走はありません。これもマイラー向きの舞台に変わってきているからじゃないでしょうか。

以前は全く朝日杯フューチュリティステークスや阪神ジュベナイルフィリーズに繋がらないレースでしたが、こうして適性がマイラー向きに変わってきたことで最近は本番にも繋がるレースになってきている感じ。昨年の1着コラソンビートは桜花賞3着、昨年2着のロジリオンはNHKマイルカップ3着、2022年の1着オオバンブルマイはNHKマイルカップ3着、2021年の3着ラブリイユアアイズは朝日杯FS2着に好走していますし、そういうレースに変わってきていると思います。

 

レースラップ

過去5年の平均ペースは前半3ハロン=34.7。ある程度のペースで流れつつ、終いのキレも問われるラップ傾向になっています。近年の好走パターンは好位に構えつつ、スパッと速い上がりでまとめられる馬が有利。

 

血統傾向

追走スピードが問われつつ、決め手もしっかり問われる舞台。そのイメージ通りに王道血統とスピード血統を掛け合わせた配合の馬がよく走っています。

近年はやたらにスペシャルウィークの血を持つ馬が走っているのも特徴で、母父スペシャルウィークだったり父リオンディーズ、父エピファネイアの馬がいたら要注目です。

 

今年の京王杯2歳ステークスを予想する上で重要なファクターを解説します

馬場・トラックバイアス

最近の秋開催の東京芝は常に決め手が活きる末脚特化型馬場。そこに金曜夜から雨が降ってどんな馬場になるか。

京都競馬場は少しの雨で馬場が悪化する上に競馬開催中も大雨予報。一方で東京競馬場は土曜日の開催中は雨が降らなそうですし、朝方に大雨が降るとしても排水性に優れているので道悪馬場にはならなそう。少々時計は掛かるでしょうが道悪適性が問われる馬場にはならないはずです。

先週時点で少し外からの差しが優勢になりつつあったので、雨の影響で外有利のトラックバイアスが発生する可能性はあるかもしれません。

 

展開想定

2歳戦なのでなかなかどの馬が逃げるかなど難しいところはありますが、シンフォーエバー、マリノトニトゥルスあたりが逃げ候補。例年通りぐらいのペースになるんじゃないでしょうか。

 

ノーザン・ルメール・川田の取捨

ルメール騎手と川田騎手はデルマー競馬場に遠征するために不在。

ノーザンファーム生産馬は複勝率3割ぐらいでそれなりに得意なレースだと思います。

 

[結論] どのような馬を狙えばいいか

想定するレース質

追走スピードも備えたマイラータイプの馬が走りやすいレース

 

狙える馬のタイプ

ある程度の位置から速い上がりが使える馬 or やや外馬場有利想定

 

嫌える馬のタイプ

短距離向きすぎる馬 or やや内枠不利想定

 

 



 

京王杯2歳ステークス 2024の印

【本命 ◎11 マイネルチケット】

初戦はそこまでのパフォーマンスではなかったが、2戦目で内容一変。走破時計自体は水準レベルだったが、直線で手前を替えてからの伸びが圧巻で「地味ながら重賞でも活躍できる馬」と回顧でも書いていた。

次走は素質馬が集まる東京マイル戦でさすがに分が悪いと見ていたが、ハイペースを前付けして展開が向かない中で僅差好走。雨が降っていたことを考えればレースの決着時計も優秀でハイレベル戦だったと思いますし、そんな中で展開向かない中でこれだけ走れていれば評価できる内容。

母は1400m以下の距離で活躍していた馬で、この馬も父、母の配合イメージからスケールが問われる東京マイルよりも芝1400mの方が合いそう。雨で少々時計のかかる馬場も向きそうですし、インが傷んで外が伸びる馬場になればこの枠も最高じゃないだろうか。

馬の能力、適性、枠順もメンバー中で最高評価だと思いますし、ほとんどの有力ジョッキーがアメリカに行ってしまっている中でこの騎手は日本に残ったメンツの中では騎乗技術は最上位。全てが揃いながら3、4番人気ぐらいで買えるなら素直にこの馬を本命にすればいいか。

 

【対抗 ◯6 ヒシアマン】

新馬戦はかなりのハイレベル戦と評価していたが、実際に勝ち馬アルテヴェローチェがサウジアラビアロイヤルカップを快勝してレベルの高さが証明された。未勝利勝ちもタフ馬場であっさり抜け出して楽勝でしたし、この馬もアルテヴェローチェと同じく重賞級の馬でしょう。前走でタフな馬場もこなしていますし、人気馬で信頼するならここか。

 

【△3 エイシンワンド】

デビューから2戦を見てもスプリント路線なら世代上位の馬か。ただ、スプリント戦で強すぎるが故に距離延長がどうかというタイプで、血統を見ても距離を伸ばして東京コースで溜めを効かせて上昇する感じはしない。雨の影響で外が伸びるトラックバイアスになった場合も少し不安はある。

 

【△4 ヤンキーバローズ】

母は1400mのファンタジーステークスを勝利した馬だが、父、母父ともに中距離馬。デビューから2戦のスプリント戦は明らかに距離不足だった感じで、地力だけで走っていた印象。今回は距離延長は間違いなく良いと思いますし、今回のメンバーでは唯一の特注血統スペシャルウィークを持つ馬。近年の傾向から言えばこの馬が走る感じはしますが、なかなか強力なメンバー相手に雨馬場の内枠でどこまでやれるか。

 

【△5 エンドレスサマー】

一連のレースぶりを見てもアルアイン産駒らしいスピードの持続力タイプ。前走は大外枠で前に壁が作れずでスムーズさを欠いた感じがしますし、今回は内寄りの枠でスムーズに先行できれば巻き返してもいいか。

 

【△7 パンジャタワー】

初戦はスタートで出遅れながら途中で押し上げる競馬で素質だけで勝ち切った感じ。今回は距離延長で重賞でどうかだが、やたらに陣営も強気ですし未知の魅力はありそう。

 

【△10 クラスペディア】

未勝利馬ではあるが、ここ2戦を見ても人気のエイシンワンドと能力は互角。血統的に距離延長はどうかわかりませんが、エイシンワンドと比べればトラックバイアスに恵まれる可能性はあります。

 

【△12 シンフォーエバー】

前走は雨馬場で速いペースで逃げて普通に強い内容。ここもスピードや能力面からやれていいと思うが、気性的に難しいところがありそうなのでその点がどうか。前走はラチを頼れたから粘れた感じもあり、今回は雨の影響でラチを頼れない競馬になると怪しい。

 

【△13 レモンバーム】

初戦は走破時計もなかなか優秀で評価していいレース。血統やレースぶりから少し渋った馬場も良さそうですし、デムーロ騎手自体もこういう雨が少し降るぐらいの馬場が向きますし、ここもやれていいんじゃないでしょうか。

 

【推奨買い目】

馬連 11→6,3,4,5,7,10,12,13 (11→6は重ね買い) 本線

三連複2頭軸流し 11,6→3,4,5,7,10,12,13 本線

馬単 11→6 ボーナス

 

【買い目及び予想のポイント】

ここは次走注目馬◎マイネルチケットが3、4番人気で買えるなら素直に本命。雨でトラックバイアスが向く可能性もありそう。相手は◯ヒシアマンでいいでしょう。ここを本線に買いつつ、内枠の馬はトラックバイアスに泣く可能性ありと見ます。

KAZ: