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ファンタジーステークス2024の予想を公開!

ファンタジーステークス2024(京都芝1400m)のレース予想です。

11月2日に京都競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はカワキタマナレア、ヴーレヴー、カルプスペルシュ、ゴージャスなど。京都競馬場の芝1400mで行われるGIIIです。

 

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ファンタジーステークス 2024 予想

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ファンタジーステークスはどのようなレースか解説します

概要・データ

京都芝1400mで開催される2歳限定の牝馬重賞。そもそも暮れの阪神ジュベナイルフィリーズを本気で目指す馬なら前哨戦としてマイルの距離を選びますし、同週に東京競馬場で同距離の京王杯2歳ステークスも開催。そんなわけで以前は年間の重賞の中でも最も低レベルなメンバーになりやすいレースでした。

あまりにもメンバーレベルが低くなりやすいこともあってか、2010年代後半からはノーザンファームが使い分けでここに有力馬を使うことも多くなってきた感じ。2018年はダノンファンタジー、2019年はレシステンシアがこのレースをステップに阪神JFを制しましたし、以前とはレースの質が変わってきている感じはあります。

昨年は京都競馬場の改修が終わって久々に京都開催となりましたが、伏兵が上位好走で大波乱。なんだか以前と同じようなカオスなレース質に戻った感じもします・・・

ノーザンファーム生産馬が使い分けでここで賞金を稼ごうとしてきている感じで、ノーザンファーム生産馬の成績はなかなか優秀です。

 

 

レースラップ

京都開催の直近2年はかなり速いペースで推移。とはいえ、京都芝1400mはスタートしてすぐに登り坂があってそこまでペースは速くなりにくいですし、メンバー次第ではありますがペースは落ち着くことが多いです。

 

血統傾向

特に顕著な血統傾向はない感じですね。

 

今年のファンタジーステークスを予想する上で重要なファクターを解説します

馬場・トラックバイアス

京都芝は今週がBコース開幕週。徐々にヨーロピアンな差し馬場になっていましたが、今週はコース替わりで普通に考えれば馬場は回復するはず。ただ、そんなコース変更の恩恵を全て覆すレベルの雨が降りそうな感じで・・・

金曜の夜からすでに大雨が降っているようですし、そこから土曜のメインレースごろまでずっと雨は止まず。昼ぐらいからは災害級の豪雨が降る予報が出ていますし、これは完全な道悪馬場になるんじゃないでしょうか。カオスな道悪馬場になるか、それともインが死んで外が伸びる道悪馬場になるかは難しいところです。

 

展開想定

2歳戦なのでなかなかどの馬が逃げるかなど難しいところはありますが、モズナナスター、ベルビースタローンあたりが逃げ候補。道悪馬場への意識から前半ペースは緩みそうな感じがします。

 

ノーザン・ルメール・川田の取捨

ルメール騎手と川田騎手はデルマー競馬場に遠征するために不在。

ノーザンファーム生産馬は前述の通りで複勝率4割ぐらいで得意なレースになってきていますが、カオスな道悪馬場になればノーザンファーム生産馬を重視する必要はない。

 

[結論] どのような馬を狙えばいいか

想定するレース質

カオスな道悪馬場で欧州適性やスタミナが問われそう

 

狙える馬のタイプ

道悪適性がある馬 or どちらかといえば外枠有利か

 

嫌える馬のタイプ

道悪適性がない馬 or 内枠の馬はややマイナスイメージ

 

 



 

ファンタジーステークス 2024の印

【本命 ◎9 ヴーレヴー】

これまでのキャリアを見てもスタートで大きく出遅れた函館2歳ステークス以外は崩れずに上位好走。シンガポールターフクラブ賞がハイペースで差し有利の展開で先行して2着、前走のりんどう賞は開幕週の馬場のスローペース戦を外から差し切ったわけで、ここ2戦はトラックバイアスとは真逆の競馬で強い内容で走れている。

血統を見ても父が道悪馬場を大得意にしていた欧州ノーザンダンサー系の種牡馬で、母もロベルトの血を持っている配合なら今回のメンバーでは道悪適性は最も高そう。外伸び馬場になった場合に枠も悪くないところが引けましたし、有力ジョッキーがほぼ全てアメリカに行ってしまっている中でこの騎手が確保できたのは魅力。母国では常に超タフな重い馬場で溜めて差す競馬をしてきているわけですし、ジョッキーの馬場適性などを考えてもこの馬が有力でしょう。

 

【対抗 ◯14 ニシノクードクール】

一戦ごとにパフォーマンスを上げている馬で、レースぶりや血統からも距離は1200mより伸ばして良さそう。父はサドラーズウェルズ系のホークビル産駒ですし、ヨーロッパのような馬場になれば適性は本命馬と並んで最も高そう。おそらく外の方が良い馬場になりそうな事を考えてもトラックバイアスに恵まれる可能性も高い。

 

【単穴 ▲15 カワキタマナレア】

カワキタレヴリーの半妹で、ここ2戦のレース内容を見ても脚力は相当なもの。溜めて差す競馬ができているので距離延長も問題ないと思いますし、前走で馬場レベルDのタフな馬場をこなしているのでほどほどのタフな馬場ぐらいなら差しが決まる分でプラスに働くだろう。

小柄な馬で父ヘニーヒューズのパワーはあるが、母父ディープインパクトっぽさもあるので道悪馬場がどうかだが、極端に外しか伸びないトラックバイアスが発生する可能性もあり、そうなれば8枠が引けて脚力最上位のこの馬は差し込んできそう。

 

【△3 ゴージャス】

毛色や初戦のパフォーマンスを見てもスタミナが売りのゴールドシップ産駒。おそらく道悪馬場で短縮ローテもプラスになると思いますが、内枠がさっぱりダメなトラックバイアスになる可能性もあるのが怖い。

 

【△5 ウォーターガーベラ】

デビューから2戦の内容を見てもキレよりスタミナが売りのイメージ。タフな馬場ぐらいならちょうど良いと思うが、今回は馬場レベルF想定の道悪馬場をこなせるか。内枠がさっぱりダメなトラックバイアスになった場合も怖い。

 

【△6 ハイファイスピード】

デビューから2戦を見てもスタートは遅いが脚力は相当。前走でタフな馬場もこなしていますし、馬場が悪くなって差しが決まるようなレースになればやれていいか。

 

【△7 カルプスペルシュ】

血統からしても1200mの馬ではなさそうで、初戦はスローペースでも追走に苦労していた。函館2歳Sはスッと位置が取れた点は驚きだったが、そこから伸びきれなかったあたりは距離が短いのかも。今回は距離延長自体は良さそうだが、馬場レベルFの道悪馬場になった場合に対応できるかは未知数。

 

【△10 キャッスルレイク】

初戦は最後の最後に反応して脚を余す競馬。2戦目は出遅れながらも荒れた馬場を上手くこなして差し切り勝ち。クロウキャニオンの家系は少々タフな馬場は得意だが、土曜の京都芝はおそらく馬場レベルF想定の超タフ馬場。父サートゥルナーリア×母父ディープの血統でタフ馬場が本質的に得意とは考えにくい。

 

【△11 ウォーターエアリー】

初戦はサフラン賞勝ちのクリノメイと接戦。前走の未勝利勝ちもスローで外を通って楽勝で強い内容だった。綺麗な馬場ならここでも上位だと思うが、400kgそこそこしかない小柄な馬で今回は馬場レベルF想定の道悪馬場をこなせるかどうか。父サートゥルナーリアは良馬場向きだと思いますし、母系も特に欧州スタミナ血統が濃いわけではない。同じ小柄な馬でもカワキタマナレアはタフな馬場を走った経験があるのに対してこちらは綺麗な馬場しか走っていない点は気になる。

 

【推奨買い目】

三連複 9→14,15→14,15,3,5,6,7,10,11

枠連 5枠→2枠,3枠,4枠,6枠,8枠

馬連 9→14,15

 

【買い目及び予想のポイント】

ここは馬場レベルFのカオスな道悪馬場想定。能力、血統、枠、騎手の全てが評価できる◎ヴーレヴーは人気でも信頼していいでしょう。相手は外枠有利と見て8枠の2頭を本線として組み立てたい。

 

KAZ: