京阪杯2018(京都芝1200m)の考察です。
11月25日に京都競馬場で開催され発走時刻は16:15です。出走馬はダノンスマッシュ、アレスバローズ、アサクサゲンキ、ダイメイフジ、ワンスインナムーンなど。京都競馬場の芝1200mで行われるGIIIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。
京阪杯が行われるのはジャパンカップの後の京都12レース。個人的に11レースではない時間帯に行われる重賞レースに妙な興奮を覚えます。先日のJBCレディスクラシックなんかも京都12レースでソワソワしました。他だと目黒記念なんかも日本ダービーの後の12レースで興奮しますね。
ホープフルステークスもわざわざ開催日を増やさなくても有馬記念と同日に重賞として設定すればよかったと思うんですけどねぇ・・・
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京阪杯 2018 考察
過去5年のレース傾向
最終週の京都芝1200mで行われるスプリント重賞。過去５年の決着時計を見てもわかるが、最終週のタフ馬場で行われるということで時計勝負にはなりにくく、どんなに速くても決着時計は1分7秒台の中盤。時計がかかる年では1分8秒台にもなるスプリント戦。ネロが２連覇しているというのを見ても、１年で行われるスプリント重賞の中でも屈指にパワーが要求される一戦と見ていい。
最終週のタフ馬場でパワーは要求されるのだが、次項で詳しく説明する通りで京都芝1200mという条件は構造的に逃げ先行馬が絶対的に有利。タフ馬場をこなせる先行タイプがそのまま押し切るのと同時に、非力な馬が垂れたところをスムーズに捌いてきた馬がズバッと差し込んでくるようなイメージのレースだ。
レースラップ分析
もうこのブログでも何度も書いていることだが、京都芝1200mはJRAのスプリント戦の中でも屈指に先行馬、内枠の馬が有利な舞台。
スタート直後に登り坂になるためペースが上がりづらく、過去5年の京阪杯の前半ラップを見ても34秒台で落ち着くことがほとんど。スプリント戦の重賞レベルとしてはかなり遅い部類と見ていいだろう。
その上で４コーナーで下り坂で勢いをつけられますし、最後の直線は平坦。前半部分でそこまで負担がかからずにエネルギーを残した先行馬がそのままなだれ込めるというのが京都芝1200mのコース傾向。
実際に過去5年で2015年以外の年は全て逃げ馬が馬券圏内に残っていますし、昨年のネロや2013年のアイラブリリなんかは完全に軽視された中での逃げ粘りでした。最終週のタフ馬場をこなせるという点は重要ですが、このレースは先行力が非常に大事ということも覚えておきたいです。
血統傾向
最終週のタフな力のいる馬場で行われる1200m戦。もちろん京阪杯が行われるのは芝コースではありますが、キレ味よりもスタミナの方が問われる馬場になっていますし、芝1200mの中では限りなくダート1200mに近い要素が問われる重賞と言っていいか。
そう考えると好走血統も納得が行く感じで、父サンデーサイレンス系はほとんど走っておらず、パッと見てもダート短距離血統のオンパレード。レース名を隠してこれはどういう条件のレースかと問われたら「ダート短距離」と答える人はかなり多いんじゃないでしょうか。
考察まとめ
というわけで枠順発表前の京阪杯の想定オッズはこちら。
枠順発表前の想定オッズ（当サイト予測）
| 人気 | 馬名 | オッズ |
| 1 | ダノンスマッシュ | 5.2 |
| 2 | アレスバローズ | 5.7 |
| 3 | ワンスインナムーン | 7.0 |
| 4 | グレイトチャーター | 8.9 |
| 5 | アンヴァル | 9.5 |
| 6 | ダイメイフジ | 9.8 |
| 7 | アサクサゲンキ | 13.6 |
| 8 | ベステンダンク | 16.5 |
| 9 | ナガラフラワー | 18.2 |
| 10 | ダイアナヘイロー | 19.6 |
| 11 | カルヴァリオ | 23.0 |
| 12 | シュウジ | 26.3 |
| 13 | エスティタート | 28.1 |
| 14 | キングハート | 45.0 |
| 15 | コウエイタケル | 52.0 |
| 16 | ナインテイルズ | 64.0 |
| 17 | オールポッシブル | 67.0 |
| 18 | フミノムーン | 98.0 |
| 19 | ビップライブリー | 105.0 |
※グレイトチャーターとコウエイタケルが1/2の抽選対象
１番人気はダノンスマッシュになりそうだが、ここは頼れる外国人騎手もいないので大混戦のオッズになりそう。アレスバローズ、ワンスインナムーンあたりが２、３番人気濃厚。準オープン勝ちの馬はどれが狙われるのかは難しいところですね。
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ジャパンカップの裏開催で行われる重賞ということで、もう頼りにならない日本人騎手ばかり。積極的にレースを仕掛けていくような騎手もいないでしょうし、もうこうなれば「前へ行ける」馬が断然有利になるんじゃないでしょうか。実は重賞勝利実績がなかったこの馬は重賞勝ちの大チャンスが訪れたように感じます。
一方でちょっと危ういと思っている人気馬はこちら。
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人気になるかはわかりませんが、この馬は今回の条件では厳しいと思います。ただ、今の競馬のオッズの感じだと今回は人気しないかなぁ・・・
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