府中牝馬ステークス2024(東京芝1800m)のレース予想です。
10月14日に東京競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はマスクトディーヴァ、ブレイディヴェーグ、コスタボニータ、コンクシェルなど。東京競馬場の芝1800mで行われるGIIです。
日曜日は秋華賞こそハズレでしたが、その1つ前のJRAウルトラプレミアムアカイトリノムスメカップを大本線で的中することができました!!
<アカイトリノムスメカップ レース結果>
1着:◎ダンテバローズ 6番人気
2着:△メイショウコガシラ 9番人気
3着:◯サイモンザナドゥ 2番人気
これで3日間開催はほぼほぼプラス収支確定となりましたが、月曜日もバンバン当てられるように予想頑張りますので、月曜競馬もご期待ください!!
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府中牝馬ステークス 2024 予想
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府中牝馬ステークスはどのようなレースか解説します
概要・データ
東京芝1800mで開催される牝馬限定重賞。共同通信杯や毎日王冠なども同じですが、東京芝1800mの上級戦は日本競馬の中で最も直線スピードが問われる舞台。スローペースでも先行した馬が渋とく粘るというケースはあまりなく、化け物級の末脚を使える馬がビュンと差し込んでくるケースが多い。昨年のディヴィーナや2017年のクロコスミアは恐ろしいほどの超スローで例外的な感じがします。
とにかく化け物級の末脚が使える馬が有利なレースで、前走上がり1位の馬の成績が優秀になっています。
レースラップ
そもそもあまり前半からペースが上がりにくい東京芝1800mで、なおかつエリザベス女王杯の前哨戦として行われるレース。そこまで快速タイプの馬が出走してくることもなく、前半から中盤のペースが緩むのは確定的。それでも最後はズバッと差しが決まることが多いレースです。
血統傾向
府中牝馬ステークスは直線で爆発的な末脚を発揮できる馬が有利。じっくり道中で脚を溜めて末脚を活かす競馬はアメリカよりもヨーロッパ寄りの競馬ですし、近年の好走馬を見ても欧州血統を持つ馬の活躍が目立ちます。
欧州血統は奥手でなかなか完成するまでに時間がかかりますが、完成した際の末脚の破壊力は相当なもの。近年のイズジョーノキセキやシャドウディーヴァなども欧州血統を保持していて古馬になって完成して鬼脚を発揮しました。今年も同じようなイメージの欧州血統を持つ馬を狙いたいです。
今年の府中牝馬ステークスを予想する上で重要なファクターを解説します
馬場・トラックバイアス
先週が東京競馬場は開幕週。雨の影響を受けたとはいえ、開幕週のイメージ通りの高速馬場になっていました。
今週末も雨の影響はなさそうですし、良馬場で時計の速い馬場になるんじゃないでしょうか。普通に外からの差しも決まる馬場になりそうです。
展開想定
このメンバーならコンクシェルが逃げる展開か。競りかけていきそうな馬がいないので、そこまで速いペースになるとは思えません。
ノーザン・ルメール・川田の取捨
ルメール騎手は(2-2-0-3)で相性はなかなかのもの。一方で川田騎手は(0-0-0-4)で一度も馬券に絡んだことがありません。
末脚の破壊力が重要なレースということで、ノーザンファーム生産馬の成績は非常に優秀になっています。
[結論] どのような馬を狙えばいいか
想定するレース質
高速馬場での緩い流れからの極限の決め手勝負
狙える馬のタイプ
とにかく絶対的な末脚を繰り出せる馬
嫌える馬のタイプ
速い上がりが使えなそうな馬
府中牝馬ステークス 2024の印
【本命 ◎6 マスクトディーヴァ】
ローズSでは日本レコードの圧巻の時計で勝利したような馬で、秋華賞はもう少しスムーズな競馬ができていればリバティアイランドの3冠を阻んでいた可能性十分。この2戦だけを見ても現役の牝馬の中では最上位の存在であることは間違いなく、どこかでG1は勝たなければいけない馬でしょう。
ルーラーシップ産駒でゆったり走らせて末脚を爆発させてこそ良さが出るタイプで、どう見てもマイルよりは中距離路線の方が合いそうなタイプ。それだけに今春はヴィクトリアマイルに合わせるために無理矢理にマイルを使われてこの馬の本来の良さを活かしきれていなかった印象。それでも不利を受けながら地力だけでヴィクトリアマイルで差し込んできたのを見ても、やはりこの馬は相当に強いんでしょう。
今回はゆったり走れる芝1800mに距離を伸ばすのは間違いなくプラスだと思いますし、末脚の絶対値が問われる府中牝馬Sのレース質もドンピシャに合いそう。どうも休み明けで陣営からは不安なコメントが出ていますが、エリザベス女王杯を勝てるレベルの馬だと思うので休み明けでもGIIぐらいは好勝負必至。能力面も適性面も最上位で枠も良いところを引いたとなればここは信頼していいか。
【対抗 ◯11 セントカメリア】
一連のレースぶりを見てもじっくり溜めて末脚を爆発させてこその馬。ここ2戦のような速い流れよりも東京芝1800m のゆるい流れが合う可能性はありそう。
府中牝馬Sは案外こういうヨーロピアンな重い血統の馬が凄まじい上がりを繰り出すことが多いレースですし、前走で最速上がりを使った馬の複勝率は40%。今回のメンバーで前走上がり1位はこの馬しかいませんし、ここで末脚を爆発させてほしい。
【単穴 ▲4 モリアーナ】
紫苑S勝ちや阪神牝馬S3着の内容を見ても、じっくり溜めれば最後は素晴らしい末脚が使える馬。どうも2000m以上だと折り合いが厳しくなりますし、かといってマイルだと追走が忙しい感じ。これまでほとんど使われていませんが1800mの距離はちょうど良さそう。前走のクイーンSは1800mで崩れましたが、これは武藤騎手への鞍上弱化で外を回す競馬で溜めが効かなかったのが敗因でしょう。
今回は岩田康誠騎手への乗り替わりになりますが、こういう難しいクセのある馬はいかにも手が合いそうな印象。岩田康誠騎手は府中牝馬Sと抜群に相性が良くて過去10年で3勝もしていますし、ちょうど2年前のイズジョーノキセキのようなイメージでインで死んだふりをして差し込んできてほしい。
【特注 ☆15 ルージュリナージュ】
準オープンを勝った時から「オープン重賞でも通用」「来年の府中牝馬ステークスあたりで激走しそう」とずっと書いてきた馬で、その後は合わない条件や展開ばかり使われてきたが、G1でも掲示板に乗るところを見てもやはり素質は高い。
休み明けは走る馬ですし、決め手の活きる東京芝1800mは間違いなくベスト条件。エプソムカップは使い詰めでペースも流れて脚が溜まらなかった感じがしますし、今回はフレッシュな状態でベスト条件なら穴を開けていいか。ちょっとこの大外枠は気になるところだが・・・
【△5 ブレイディヴェーグ】
ローズSやエリザベス女王杯のレース内容を見ても能力は最上位なのは当然。ただ、今回は約1年ぶりのレースになりますし、陣営コメントも完全に泣いている感じ。単純に未知の斤量57キロも怪しいですし、ルメール騎手や宮田厩舎が東京芝1800mを大得意にしていてもどこまでやれるだろうか。
【△7 フィアスプライド】
昨年の4着馬だが、昨年は超スローでじっくり溜める競馬で1800mをこなした印象。どうも距離はマイルがベストで、なかなか乗り難しいところがありそうな馬。近走で馬券圏内で走れたのはルメール騎乗時だけですし、前走はヴィクトリアマイルの時と同じ積極策でさっぱりだったところを見てもルメール以外が乗るとあまり良さが出ないイメージ。
今回は今年さっぱりのデムーロ騎手への乗り替わりですし、ここ2戦で先行していることからも出遅れから無理矢理に位置を押し上げるような競馬をしてきそう。この距離ではじっくり溜める競馬じゃないとダメそうですし、鞍上不安や6歳秋の休み明けなどで評価を上げきれなかった。
【△10 シンティレーション】
もともと重賞でも好走実績あって早くから期待されていた馬。前走は人気薄で準オープン勝ちとなったが、前週のオープン競争と時計はほぼ同じですし、倒したトロヴァトーレやケイアイセナは次走で準オープンを突破。どちらもオープン重賞で活躍できそうな馬という点からも戦った相手は弱く無かった。
ここにきて馬が本格化してきたのかもしれませんし、前走で速い時計で走れていて今回も鞍上が戸崎騎手なら印は抑えておきたい。
【△12 コンクシェル】
本質はマイラーでマイペースで行ければ1800mも走れるタイプ。中山牝馬Sは完璧に展開に恵まれましたし、今回はそこまで恵まれるだろうか。府中牝馬Sは基本的に決め手優位のレースで前残りは数年に1回ぐらいなのでそこまで評価はしにくい。
【△14 ライラック】
昨年の3着馬でエリザベス女王杯でも僅差4着に好走。今春は阪神牝馬Sで輸送に失敗したことで調子を落としていた感じがしますし、休養で立て直した今回は巻き返しがあっても。
【消1 ハーパー】
いかにも友道厩舎の馬に多い早い時期に体力の優位性を活かして活躍していた馬。古馬になって他馬に成長が追いつかれて結果が伴わなくなってきた感じで、なおかつキレる足がないので東京芝1800mはさっぱり合わなそうだ。
【消8 コスタボニータ】
イスラボニータ産駒の馬に多い内枠巧者の立ち回り+持続力タイプ。東京芝1800mの決め手勝負が合うタイプではありませんし、ここは軽視したい。
【推奨買い目】
三連複 6→11,4,15→11,4,15,5,7,10,12,14
三連複 6→11,4,15,5,7
【買い目及び予想のポイント】
ここは人気でも◎マスクトディーヴァは信頼。このレースは末脚がしっかりしていない馬は来ないので、ハーパー、コスタボニータあたりの馬は中穴人気でもバッサリ。2列目にズバッと差し込んでこれそうな◯▲☆を置いて、うまく三連複が引っかかって欲しい。