アーリントンンカップ2021(阪神芝1600m)の予想です。
4月17日に阪神競馬場で開催され発走時刻は15:30です。出走馬はピクシーナイト、ホウオウアマゾン、ジュリオ、サトノラムセスなど。阪神競馬場の芝1600mで行われるGIIIです。
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アーリントンカップ 2021予想
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予想の根拠
3年前からNHKマイルカップの前哨戦としての意味合いも強めるために時期変更。そこから3年連続でNHKマイルカップ好走馬を輩出していますし、今年も本番に向けて要注目のレースと言えるでしょうか。
桜花賞のところでも詳しく書いた通りで、阪神芝1600mは直線も長くて地力がはっきりと問われやすい舞台。確かに桜花賞や皐月賞に出られなかった馬同士のレースにはなりますが、そんな馬たち同士でもしっかりと地力が問われる傾向。今年も重賞馬こそ1頭だけですが骨っぽいメンバーが揃ったと思います。
そんなメンバー同士のそれぞれの路線レベルや能力比較も重要だと思いますが、今年のアーリントンカップの予想における最大のポイントは土曜日の天気と馬場でしょう。
どうも阪神競馬場は金曜日の夜から土曜日の競馬開催中はずっと雨が降り続けるような感じ。先週の阪神芝は桜花賞で1:31:1のウルトラレコードが出るような超高速馬場でしたが、それとはガラリ一変しての時計がかかる馬場になるはずで、メインレースの頃にはかなり時計がかかる馬場でアーリントンカップの決着時計も1分36秒前後くらいになりそう。阪神マイルはしっかり地力が問われる舞台ですが、それに加えて道悪適性もありそうな馬を評価したいです。
というわけで予想の発表。
どんなレースになるかを推理
[コース特徴] 基本的に阪神芝1600mは中弛みの瞬発戦になりやすい。
[馬場レベル] E=重い
[馬場バイアス]不明
[血統傾向] 先週の阪神芝はディープとキングマンボの独壇場馬場。土曜は大雨予報なので道悪馬場向きの血統が有利になりそう。
[レース展開] それなりに前に行きたい馬が多いメンバー構成。ある程度はペースが流れて地力が問われるんじゃないだろうか。
[メンバーレベル] B=やや高い
[想定ラップ] 12.6 – 11.5 – 11.9 – 11.9 – 12.0 – 11.8 – 11.9 – 12.3
[想定時計] 1:35:9
[勝負度] C
※2021年より馬場レベルという基準を設定。基準はS-A-B-C-D-E-Fの7段階。Sが超高速馬場、Fが超タフ馬場というイメージです。
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アーリントンカップ 2021の印
【本命 ◎16 ジャスティンカフェ】
血統やプロフィール的には地味な馬なのだが、この馬の母もワークフォース産駒ながら凄まじいキレを見せて阪神マイルで活躍した馬で、相当なポテンシャルを秘めた馬だった。この馬もデビュー戦の前から調教の動きが別格で初戦も注目して見ていたが、当時の中京の馬場レベルを考えればかなり優秀な時計で楽勝。この時のレースぶりからもポテンシャルは相当に高く、なおかつ道悪馬場も得意なことがうかがえるか。
2戦目は良馬場でなおかつ距離延長での1800mということで若干疑いながら見ていたが、前半1000m=64.3という異常なほどのスローペースにも対応して、最後はディープ産駒の素質馬を差し置いて最速上がりでまとめてきた。そんな前走はどう考えても適性外条件だったはずで、もう絶対的な能力の高さだけで格好をつけてきたんだろう。
◯◯◯◯◯◯◯産駒は母父キングマンボ系の配合と非常に相性が良く、デアリングタクト、イズジョーノキセキ、クラヴェル、スカイグルーヴなど上級クラスで活躍している馬のほとんどが同ニックス。この馬はキングマンボ系の中でもより馬力型のワークフォースが母父ならどう考えてもタフ馬場を得意としているはずで、サドラーズウェルズとロベルトのクロス持ちとなれば今回のメンバーで道悪は最も得意だろう。
前走のレースぶりを見てから良馬場でもアーリントンカップに出てくれば本命にしようと思っていたぐらいですし、それだけ素質的に評価できながら道悪馬場適性も最上位となればこの馬が突き抜ける可能性は高いか。ちょうど道悪馬場だった桜花賞のデアリングタクトのような大外一気で驚かせて欲しい。
【対抗 ◯9 ホウオウアマゾン】
決め手はないが安定した先行力と持続力は世代トップクラスという印象。未勝利勝ちの内容からも道悪馬場は間違いなく得意なはずで、前付けしてガシガシ追える川田騎手とは手が合いそう。朝日杯FSはペースが速すぎて自分のペースで競馬ができなかったのが敗因に見えますし、このレベルの相手なら先行すれば上位争いだろう。
【単穴 ▲7 サイモンメガライズ】
一気にマイルに距離を短くした2走前の勝ちっぷりは普通に強かった感じ。昇級初戦の前走は間隔が短かったのもあるが、中山マイルでは忙しかった感じで最後は脚を余していた。今回は阪神マイルに戻りますし、血統的にも道悪馬場は合いそうなイメージ。ここは全く人気がないが大穴として面白いんじゃないだろうか。
【△8 ピクシーナイト】
シンザン記念は戦前からハイレベルと書いていましたし、実際に時計も優秀で2、3着馬がその後に重賞を勝っているんだから間違いなくレベルは高い。ただ、当時の中京芝は顕著なイン有利馬場で、福永騎手が馬場を読んで奇策に出たのがよかったか。
今回は福永騎手のキャラを考えると本番を見据えて控えそうですし、1400mでもかかって折り合いに苦労していた馬がハイペースのマイル戦を逃げた後に抑える競馬をしてどうなるか。そもそもキレる脚はないので逃げない競馬では差し負ける可能性もある。
加えて、賞金が足りている音無厩舎の前哨戦というのも明らかにマイナス。インディチャンプ、モズスーパーフレアなどを見ても明らかだが、音無厩舎は賞金の足りている有力馬は平気で前哨戦は叩き台にする。今回も抜群の調教の動きを見せるこの馬にしては太め残りですし、しっかりと厩舎コメントで「7割の出来」「太め残り」と言い訳が既に出ている。これは危険な人気馬だろう。今回は評価する必要はない。
【△10 リッケンバッカー】
未勝利時代に戦ってきたのはルークズネスト、サルファーコスモスと言った強い馬ばかり。中京マイル戦では渋った馬場で4着に負けているが、どう見ても最後は脚を余していた感じで、レース後のルメールの「渋った馬場が・・・」というのは言い訳かも。いずれにいても道悪馬場で重賞となるとやってみないとわからないが、この相手でも通用するポテンシャルはある。
【△11 ジュリオ】
未勝利、1勝クラスと連勝ではあるが、どちらも相手は微妙でルメールの完璧な騎乗で勝利となった感じ。今回は初の関西輸送で相手も一気に強化。キレないタイプなので道悪馬場がプラスになるかもしれないが、ルメールで人気になることを加味しても重い印を打つ必要はない感じがします。
【△12 レイモンドバローズ】
中距離でデビューとなったが、スピードが勝っていた感じでマイルでの未勝利勝ち。その未勝利勝ちはハイペースを早め先頭でタイムランクAで勝利というなかなか凄いパフォーマンス。その後の1勝クラス勝ちの連勝も納得。今回は再びの距離延長がどうかだが、能力的には通用して良さそう。キレがあんまりないので道悪馬場もプラスになる可能性もある。
【△13 サトノラムセス】
ここ2戦はマイルに距離を短くしてパフォーマンスを上げてきた感じ。特に未勝利勝ちの前走は位置を落としてから今までにはない速い脚を見せての差し切り勝ちでしたし、よほどこの距離が合うということだろう。素質は高そうなので、いきなりの重賞挑戦でも互角に戦える可能性はあると思います。
【△14 ワールドバローズ】
デビューから2戦は今回もそれなりに人気する強敵相手に2着好走。未勝利勝ちは中京マイルでタイムランクAの内容でしたし、前走も1勝クラスで2着だったとはいえメンバーは揃っていたので評価を落とす理由にはならないか。血統的に道悪馬場が走れるかは半信半疑なところですが、あまり上がりが速くないマイル戦の方がこの馬には良い感じがします。
【△15 ショウリュウレーヴ】
初戦はハイレベル戦で4着に終わったが、その後は良化を見せての2連勝。今回は重賞級のメンバー相手に初めてのマイル戦でどうかですが、血統だけ見ると兄がショウリュウイクゾでなぜマイル戦をいままで使っていないのかという感じも。人気的にそこまで強調はできずとも好走の可能性は十分にあるだろう。
【推奨買い目】
単勝 16 ジャスティンカフェ 本線
馬連 16→9,7,8,10,11,12,13,14,15 本線
馬単 16→9,7,8,10,11,12,13,14,15 本線
馬単 16→9 重ね買い
三連複 16,9→7,8,10,11,12,13,14,15 本線
ワイド 16→7 抑え
【買い目及び予想のポイント】
ここは不良馬場での実績あるということで◎ジャスティンカフェがかなり玄人人気している感じですが、次走注目馬でアーリントンカップで買いたいと書いていた馬ですし素直に本命にしましょう。最終的には4番人気で単勝7倍にはなるでしょう。
ここは相手であんまり信頼できる馬がいないので基本的には単勝、馬連、馬単でなんか高めが相手で来てくれ!というイメージ。人気馬の中では◯ホウオウアマゾンが能力上位で馬場もこなせて勝負気配も高そうなので、こことの三連複2頭軸は流してみてこちらもなんか高めが相手で来てくれ!というイメージです。