今日は7/10(日)に行われる七夕賞のレース考察を行います。福島芝1800mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。
いやはや先週は本当に何も当たらなかった(苦笑)
1年間競馬をやっていればそりゃ当たり外れはありますが、競馬って不思議なもんで当たるときはサクッと当たって「競馬なんて簡単」と思うものですが、当たらないときはとことん当たらないですよね。
どこかしら予想のサイクルが狂っている部分もあると思いますが、そういう時っていつも見えていない「出遅れ」とか「不利」の部分が強調して見えてしまう気もします。先週は買っていたレースが悉く出遅れ(マイティティー、ラインスピリット)とか不利(ケイティープライド)があって負けた感じがしていましたが、そんなのいつでもあることでそういった部分に敗因を持って行きたがる思考回路は人間にあるんじゃないかといま冷静に返ってみて思いました。
夏競馬は春秋のメインシーズンの常識が通じないですし、ロジカルな理詰めでの予想が成立しにくい時期でもある。だからこそ、先週から念を入れて予想のパラダイムシフトをしなきゃと言っていたのですが、終わってみれば能力比較メインで予想しちゃっていた感じはありました。そういうところの修正をして早く夏競馬に慣れていきたいところ。
今週は七夕賞とプロキオンSというまた全く当たる気がしない重賞2つなわけですが(苦笑)平場と重賞含めても早いところ夏競馬の波に乗りたいので、なんとか当てたいです。本当に重賞が当たらないのでここらへんで巻き返したいところ。昨年もこの時期からようやく重賞が当たり始めたので同じパターンだといいんですが(汗)
【2016】七夕賞 予想考察
過去5年のレース傾向
※2011年は中山開催のため2010年を記載
コース形態としては先週のラジオNIKKEI賞とほぼ同じですが、200m分だけ1コーナーが遠くなります。それでも内枠バイアスは極端に出ている感じですね。
2010年は追い込みの極端なレースになりましたが、基本的にはラジオNIKKEI賞と同じく立ち回り勝負になりやすいレース。ただ、そのラジオNIKKEI賞で1頭だけアーバンキッドが追い込んできたように、このレースも毎年1頭は後ろから差してくるんですよね。ただ、差してくる馬も基本的にインで脚を溜めているか、インを突いてくる馬なのでそういう競馬ができる馬を評価すればいいか。
血統傾向
1年間に行われる重賞の中で、最も血統が結果に直結しやすいのがこの七夕賞だと思います。
もう何を隠そう、このレースは、
ニジンスキー
を買えばいいだけのレース。ただ、それは完全にバレていますし、昨年も内枠に入ったニジンスキー持ちのマイネルディーンがかなりの穴人気をしていました。そんなファンの思惑を超えて母母母父ニジンスキーのマデイラが最低人気で突っ込んできたりするのがこのレースの特徴です。
もうニジンスキーを持っている馬は穴人気確実ですので、他の血統で目が止まるのは、ロベルト、ダンジグ、ミスプロ、ボールドルーラーあたりでしょうか。ロベルトが良く走るのは福島中距離なら分かる話。ダートっぽい血統が良く走るのは持続力が活きるダートっぽいレースになりやすいからだと思います。
もうこのレースは血統だけで予想しちゃってもいいんじゃないでしょうか。
レースラップ傾向
もう「だらーーー」という言葉がここまで似合う重賞もないでしょう。とにかく持続力戦になりがちで、最初から最後まで同じようなラップがひたすら刻まれるレース。それだけにこういうラップが得意で立ち回りが上手い馬を重視すべきです。
普通に考えればこういうラップになるレースですからディープインパクト産駒はそこまで得意なレースではないはず。トーセンラーは能力だけで来た感じですが、2年前のニューダイナスティは母父ロベルトでディープっぽくないディープ産駒でしたし、切れ味に特化したタイプのディープ産駒には合わないレースな感じはします。
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。
いかにも「夏競馬」という感じのオープンレベルのようなメンバー構成。アルバートドッグは意外に人気しないタイプの馬なので、1番人気はシャイニープリンスあたりかなという気もします。
もう毎年のように非常に難解なレースなわけですが、1頭面白そうだなぁと思っているのはこの馬です。
ずっとダートを走っていたのになぜか芝を使われて覚醒。ペースに恵まれた可能性は大きいですが、芝では底を見せていません。
何よりこのレースの特注血統であるニジンスキー、ロベルト、ミスプロを全て保持しているという点がGOOD。今回のメンバーの中で血統評価はナンバーワンでしょうし、ダートで活躍していたということからもこのレースのラップは合いそうな気もします。穴人気しそうな感じはしますが、そこまで人気しないなら狙ってもいいかも。