今日は10/9(日)に行われる毎日王冠のレース考察を行います。東京芝1800mで行われるGII戦です。その前に余談を少し。
今日から急遽、関西の方に2泊の日程で行ってまいります。用事自体は明日の夜に大阪なのですが、前泊して京都で1泊する予定。
といっても、大して京都に観光に行くわけでもないのですが(今年5回目ですからね汗)「BOSS猿のアナログ肉眼競馬」を運営されているボスさんが、あまりにも競馬で当たりすぎてお金を使うところがないらしいので、ご馳走になってこようと思います。
「りょう店長の競馬」さんや、知り合いの餃子さんという方もいらっしゃるとの事なので、秋競馬へ向けたモチベーションの高まるお話が聞ければいいなぁと思っております。
【2016】毎日王冠 予想考察
過去5年のレース傾向
メンバーの揃うGIIの中のGIIにして、差しの決りやすい東京コースということもあって、強い差し馬が台頭して来るレースかと思いきや、ここ3年は全て逃げ馬が馬券に絡んでいるというレース傾向。
そもそも東京芝1800mというコースは、東京コースの中でも屈指に先行馬がよく馬券に絡むコース。マイルほど流れが厳しくならず、かといって2000mですと東京はスタート地点がおかしい場所にあるのでテンの争いが激しくあるので、ちょうどこの距離がゆったり行けるベストの距離なんでしょう。
また、近年の天皇賞馬のほとんどが「毎日王冠差し遅れ組」から誕生しているところを見ても、天皇賞で走りそうな馬は買いたくないレース。つまり天皇賞で走りそうな馬というのは上がり最速で突き抜けるような差しタイプの馬。そういう馬は秋の始動戦で差し遅れる可能性が高いのであんまり買いたくありません。
今回のメンバーで言うならば、ステファノスあたりでしょうか。
血統傾向
よく馬券に絡んでいるのはグレイソヴリンの血を持っている馬。ディープインパクト産駒は馬券に絡んではいますが、勝ったのがエイシンヒカリという特殊な逃げ馬だけ、というのはポイントか。ディープ典型の決め手鋭い馬が活躍するレースではないということです。
またダンスインザダーク産駒がやたらに馬券に絡む印象もあるレース。もともとダンスインザダーク産駒は母父ダンシングブレーヴだからでしょうか、東京芝1600m〜1800mあたりが得意な印象あり、その傾向通りにこのレースでは走ってきます。
レースラップ傾向
基本的にはトライアル戦の流れらしく、そこまでは厳しいラップにならずに最後まであまり上がりはかからないレース。唯一、ハイペースに見える2012年でも、先頭に立ったシルポート以外は平均的なペースでしたし、今年も極端なハイラップでの差し決着は望めないか。
ただ、今年に関しては、マイネルミラノ、クラレント、ウインフルブルーム、ロゴタイプと先行タイプの馬がかなり揃った印象。有力馬もステファノス以外の馬はすんなりと前に行ける馬が多く、スロー前提で予想するのは危ないかもしれません。
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。
いやぁ、今年はハチャメチャに豪華なメンバーが揃いましたね。これが天皇賞だよと言われても何も驚かないメンバーです。実際に天皇賞に出走する有力なメンバーのほとんどもここに出ている感じですし、毎日王冠組vsモーリスという構図になるんじゃないでしょうか。
ひとまず現時点で本命にする予定の馬はこの馬です。
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毎日王冠の狙い目は「後ろ」ではなく「前」だというのはわかりきっている事ですが、今年に関して言えば、前走で自分の形が取れずに崩れたマイネルミラノ、前走で逃げて結果が出たロゴタイプ、控えても味が出ないタイプだろうウインフルブルームとクラレント、という感じで前々の意識が強い馬が揃った印象。ただ前へ行く馬の前残りを狙えばいいレースにはならなそうで、それよりはある程度の位置から上手く立ち回ってスルスルと好位差しできるような馬を狙いたい感じ。
この馬はスタート抜群に上手く、コーナリングも完璧で馬群も捌ける馬。ここ2戦は明らかに適正外の距離を使われてきましたし、今回はベスト条件で展開も向きそうで人気も落とすという絶好の狙い目。もともと人気しないタイプですし、内枠さえ引いてくれればこの馬でいいと思います。