今日は8/7(日)に行われるレパードステークスのレース考察を行います。新潟ダート1800mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。
まだこの原稿を書いている段階では見ていませんが、今日の午後に噂の「シン・ゴジラ」というのを見てきます。
ゴジラシリーズは大好きで、恐らく幼少期に見た「ゴジラ×ヘドラ」に衝撃を受けたのが最初で、その後「ゴジラ×ビオランテ」を見てわざわざ芦ノ湖にロケ地見学に行ったくらい好きでした。
今回は監督が庵野さんということで、否が応でも期待せざるを得ないですよね。なんだか評価もとんでもなく高いということなので、これから劇場で観るのが楽しみで仕方ありません。
その庵野さん作品といえば「新・劇場版エヴァンゲリヲン・破」は映画館で6回見ましたが、初見の時はすごすぎて圧倒されてただただ口をポカンと開けていました。Qになると展開が急激すぎて逆の意味でポカンでしたが。良い意味で私の人生にも影響を与えてくれたすごい人が作るゴジラということで、非常に楽しみにしております。
【2016】レパードS 予想考察
過去5年のレース傾向
ダートは芝よりも基礎体力の絶対値が要求されるので、2歳と3歳では走破時計もはっきりと変わってきますし、本当に強い馬かどうかというのは3歳春時点ではまだわかりません。先日のジャパンダートダービーで今までの構図をキョウエイギアがひっくり返したように、本当の強さがわかるのがちょうどこの夏時期くらいからなんですよね。
過去の馬を見てもホッコータルマエなんかは春時点までは伏兵の一頭にすぎませんでしたが、このレパードSの勝利をきっかけに稀代の名馬になっていきました。
ようやく本当に強いダート馬かどうかがわかる、というのがレパードSの最近の位置付けで、昨年勝利したクロスクリーガーにしても、不慮の死さえなければ今頃古馬の一線級とガチンコで戦えてよかった馬だと思います。
本当の強さは夏ぐらいになってみないとわからない、とは言っても、春までの勢力図がガラリ一変することは考えられず、基本的には勢力図はほとんど踏襲されていい感じ。その後、明らかに成長した馬はそれを考慮に入れるべきですが、今年に関してはユニコーンSやジャパンダートダービーは明らかにレベルが高かったので、そこと別路線組でははっきりと差別化を図った方がいい気がします。
血統傾向
ダートのレースなので基本的に血統はあまり考慮せず。ただ、新潟ダート1800mは一つだけとんでもない特注血統があることだけは書いておきます。それは、、、
シニスターミニスター
もうこの事実は知っている人ばかりだと思いますが、とにかく新潟ダート1800mはシニスターミニスター産駒が嘘みたいに走ります。先週の平場でも未勝利戦で13番人気ドゥリーミンが勝利。もう新潟ダート1800mでシニスターミニスター産駒を見かけたらそれだけで馬券内に入れた方がいいかもしれません。
その考えでいくと、今回のメンバーではマイネルバサラの評価は上げた方が良さそう。ユニコーンSは一発狙いに行っての積極策での大敗ですし、あんまり気にする必要もないか。鳳雛ステークスではジャパンダートダービー勝ち馬のキョウエイギアと差のない競馬をしていますし、ここで一気にパフォーマンスを上げてきても驚けません。
レースラップ傾向
新潟ダートコースということもあり、また勝ち馬は後々まで活躍する強い馬が多いということもあってか、最後までそこまで時計はかかりません。ということは基本的には先行馬有利のレースと考えていいはず。
ただ、このレースは上がり1位の馬の成績が抜群に良いことも忘れてはいけません。なんだかんだで左回りで芝っぽい適性が要求されることもある新潟ダートコース。ボレアスみたいに末脚一気で突っ込んでくる馬も警戒したいところ。
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。
ジャパンダートダービー組を代表してケイティブレイブ、ユニコーンステークスを代表してグレンツェント。この2頭の一騎打ちという評価でしょうし、オッズ上でもまずそんな感じになると思います。
今回のメンバーで最有力と思われるのはこの馬。
3歳春時点では真のダート馬の実力はわからない、と何度も言ってきましたが、そんな中でも伏竜ステークス後に「こういうタイプの馬が後々は大成しそう」「いかにもホッッコータルマエの3歳春時にそっくりな戦績」と書いていましたが、なんだか本当にそんな感じになってきそうで自分の見立ても間違っていなかったなと。
今回のメンバーでは先行力も持久力も一番でしょうし、先行有利な新潟ダートコースでは状態面以外では崩れるところは想定できない馬。単純な逃げ馬でもないですし、ここはまず勝ち負けになるとみて良さそうです。