今日は3/15(火)に行われる黒船賞のレース予想を行います。高知1400mで行われるJpnIII戦です。
このレースの行われる1400m戦は中央馬の層が一番薄く、それでいて地方馬の層が一番厚い路線。
果たしてJRA勢だけで決まるのか?それとも地方勢の台頭はあるのか?
今年は地方競馬はまだ波に乗り切れていないので、サクッと当てて行きたいところですがねぇ。というわけで予想に入ります。
レース予想
このレースのポイントは2つ。
まず1つはとにかくリピーターが強いということ。2012年〜2014年までセイクリムズンが3連覇をなし遂げましたし、ダイショウジェットも3年連続で馬券に絡みました。そしてここ2年はドリームバレンチノが連続2着と来ている。
レース映像を見ていても、短距離戦なんですが、最後の直線はバテ比べの消耗戦になります。それだけコースへの適性が重要なレースと言えそうで、昨年覇者のダノンレジェンドと3年連続好走がかかっているドリームバレンチノは素直に評価したほうがいいレースと言えるでしょう。
もう1つのポイントは意外に地方勢が走らないということ。ここ5年を見ても地方馬で馬券に絡んだのは昨年のタガノジンガロだけ。この馬は他の重賞でもJRA勢と互角に戦っていた馬ですし、木村健騎手が絶妙の手綱捌きで3着に持ってきた感じはありました。
1400m戦というのはJRAの層が薄い距離体系で、しかも地方で一番施行回数が多い条件なわけです。普通に考えれば地方勢がもう少し台頭してきて良い感じがしますが、このレースでは中心はJRAの馬と考えたほうがいいでしょう。
続いて展開を見てみます。
ここは内枠に入った地方馬2頭がかなりスピードがあるので先手を奪いに行くはず。昨年の黒船賞の走りを見てもサクラシャイニーがハナを奪うか。ラブバレットもかなりのスピードがあるので十分にハナを奪えるとは思います。
その2頭をがっちりとマークする位置でダノンレジェンドが競馬をしそう。その後ろあたりは大外枠ですがどちらもスタートが速いメイショウオセアンとニシケンモノノフあたりがつけそう。
ドリームコンサートは今回はニシケンやオセアンに切り込まれそうなのでその後ろあたり。タールタンは福永騎手ですからスタートこそ上手いけれども積極的にガンガン前にはいかないと見てインの5番手くらいを想定。ドリームバレンチノはズブさがかなり出てきているので1コーナー時点での位置取りは結構後ろになると見ています。
サクラシャイニーは昨年も同じような戦績で地方馬の星のような扱いでしたが、さすがにJRAの馬相手に10歳馬で好走するのは厳しいです。今年も4コーナーでズルズルと順位を落として終わるはず。
リピーターレースなのでダノンレジェンドはまず間違いなく来ると思いますが、ここの断然人気は間違いなさそうなので、これに勝てる馬がいれば跳ね上がりそう。ダノンレジェンドを中心視しつつ、本命は違う馬に打ちました。というわけで予想へ。
本命は◎ニシケンモノノフにしました。
冷静に考えてダノンレジェンドは地方交流の短距離ダートで王者として君臨していますが、地方交流に使ってきているJRAの馬でそこまでレベルの高い馬がいないというのも事実。JBCスプリントではコーリンベリーに逃げ切られていますし、ある程度のJRAの馬が来たら十分に負かせる馬だと思っています。
それならこのニシケンモノノフは十分値する馬でしょう。現役屈指の1400m巧者でこの距離でGIがあれば中心視されるくらいの器だと思っています。今まで中谷騎手が乗って賞金が稼げず、、、な感じでしたが、ここ最近は陣営もドライな判断で中谷騎手を降ろしてついに本格化ムード。
中谷騎手が乗っていた時は4コーナーでもたもたする癖があったんですが、前走は岩田騎手でそんな素振りを全く見せずに快勝。倒した相手も現在の1400m戦のトップクラスであるグレイスフルリープなら評価できるでしょう。しかも手応えはかなり楽勝な感じでした。レベルが高かった武蔵野Sでモーニンと差のない競馬をしているのを見ても、ここでは能力上位でしょう。
スタートは抜群に上手い馬で、二の足もつくので大外枠からでもある程度の位置は取れそう。鞍上が地方を知り尽くす戸崎騎手なら変な位置も取らないと思います。サクラシャイニーとラブバレットが結構飛ばしそうなので、4、5番手くらいが一番ベストなポジションになる気もするので、そこさえ取れれば好勝負必至とみています。
そして何よりこの馬が推せるのはオーナーが高知県出身ということ。久々の重賞挑戦で高知競馬場で行われる黒船賞。調教を見る限りメイチ仕上げは間違いなく、ここを勝って交流重賞の短距離路線で一気に主役に上り詰めると見ています。
対抗は◯ダノンレジェンドでいいでしょう。
前走は渋った前残り馬場でコーリンベリーに逃げ切りを許しましたが、実際最後まで差してこれたのはこの馬だけでしたし、3着のベストウォーリアには決定的な差をつけていました。まず現在の交流重賞の短距離路線では中心となるのは間違いないですし、ここも休み明けとはいえ好勝負は必至。差されるとすればメイチの出来で力関係がはっきりしていないニシケンモノノフだけと見ています。
このレース自体がリピーターが来やすいレースですし、地方勢の先行馬2頭をじっくりマークしつつ、4コーナーで抜け出す競馬ができれば好勝負必至でしょう。
三番手評価に▲ドリームバレンチノを置きました。
現在、黒船賞で2年連続好走中。スタミナ勝負が得意な短距離馬、という変な適性の持ち主で、それがこのレースと合うんでしょう。
最近はズブくなってきているので序盤に位置は取れないと思いますが、岩田騎手もそれはわかっているので最初からずーーっと追い続けて、徐々に位置を上げて4コーナーでは先行馬に並びかけて粘りきり、という競馬をしてくると思います。
地方馬2頭が飛ばしていく展開になると思うので、スタミナ差し系のこの馬にとっては展開は向くはず。早めに押し上げることができれば今回も有力でしょう。
四番手は☆タールタンにしてみます。
能力的には上位3頭に匹敵するものを持っていますが、どうも今回は位置取りを悪くしそう。内枠に積極的な競馬をしそうな馬がいるので、その馬が飛ばしたところで外から何頭かに切り込まれてインの中団くらいになる可能性もあると見ています。
福永騎手はスタートは天下一品に上手いですが、著しく積極性を欠く騎手なので地方競馬のレースは合わない印象。イメージとしてはソリタリーキングのように、仕掛けどころが遅れてなだれこんでの3着という競馬が多い気がします。
この馬自体も右回りよりは確実に左回りの方が合う馬。2走前のファイナルSでは右回りで勝ちましたが、直戦ではずーっと外にもたれながら走っていましたし、右回りでは上手く走れない癖があります。それをテン乗りの福永騎手が地方競馬の流れの中で矯正できるとはあんまり思えず、能力で2、3着は十分にありそうですが、頭としての期待値は薄いんじゃないでしょうか。
ラブバレットだけ地方馬ではヒモに入れます。おそらくサクラシャイニーが飛ばしていく2、3番手の位置を取れるはずで、そこでじっとしていれば馬券内の可能性はあるでしょう。ダノンレジェンドには大きく離されたとはいえクラスターCで3着の実績もあります。地方馬で絡むとしたらこの馬と見ています。
印まとめ
◎ニシケンモノノフ
◯ダノンレジェンド
▲ドリームバレンチノ
☆タールタン
△ラブバレット
勝負度D
推奨馬券
<本線>
三連単 ◎→◯→←▲☆△
<抑え>
三連単 ◯→◎→▲☆△
三連単のニシケンモノノフ頭固定、ダノンレジェンド2、3着固定が本線でいいでしょう。抑えでダノンに勝たれた時用も少し買います。
ちょっと地方競馬はまだ波に乗れていないので、私個人としてもあんまり買いません。いつか来るだろうドカンと大きい配当のためにも、あんまりマイナス収支を膨らまずにしておきたいのが実情。まぁそういうことですのでご参考程度に。
※色々なところが◎ニシケンモノノフのせいで相当オッズがかぶっていますねー。ここまで人気するなら勝負度落として買いたいです(16:45)
一応私が実際に買う馬券を、、、
馬単 ◎→◯ 大本線
三連単 ◎→◯→▲ ボーナス
三連単 ◎→◯→ラブバレット、メイショウオセアン 3着荒れ期待!
三連単 ◎→▲☆→◯ 抑え