今日は3/20(日)に行われる阪神大賞典のレース考察を行います。阪神芝3000mで行われるGII戦です。その前に余談を少し。
遂に横浜F・マリノスが獲得した待望のストライカー、カイケ選手が来日しました。開幕してから既に3試合が経過していますが、最初の2試合がクソ試合で1分1敗。3節目もかなりのクソ試合を相手の退場を活かしてラッキーゴールでなんとか勝ちました。
ただ今のJリーグって現代競馬のスローペースの多頭数の低レベル重賞みたいなもんで、どのチームも強くないんでごちゃつかないでグイッと抜け出せる少しの瞬発力があれば上位争いできちゃったりするんですよね。その瞬発力部分としてカイケ選手の獲得は非常に大きい。プレースタイルはニュースを見る感じでは、、、
「カイケのプレーの特長は、スピードを生かした裏への飛び出しとゴール前での落ち着いたプレーだ。相手の背後にうまくポジションを取り、隙を見ては何度も飛び出し、相手DFの脅威となり続ける。GKと1対1のシーンでは、足裏を使ったプレーで相手を抜き去るなど、ゴール前での落ち着きも持ち味だ。身長は182センチと決して長身ではないが、打点の高いヘディングも日本では大きな武器となるだろう。
おそらく横浜FMでは、ワントップの位置に入ることが予想される。中村俊輔という日本屈指の司令塔がいるチームで、彼の得意とする裏へ抜け出すプレーは数多く見られることとなるはずだ。そして、下部組織時代からセットプレーのキッカー務めていたこともあり、高精度な右足でのFKにも注目だ。ペナルティエリア付近はもちろんのこと、長距離からの弾丸FKも得意とする。左の中村俊輔に対し、右のカイケという選択肢が増えたこととなった。また、アジアには初挑戦となるが、海外でのプレーを経験していることもプラス材料となるだろう。」(引用元 SOCCER KING)
という感じらしい。もう、まさしくマリノスに欠けていたものです。積極的な裏への抜け出しで相手のディフェンスラインを下げてもらって、中村俊輔と斎藤学が自由にプレーできれば選手の質はリーグトップレベルのものがありますし、一気に優勝争いに加わっても不思議なさそう。
既にメディカルチェックは終わって練習に参加とのことなので、もしかすると今週末から試合に出たりして???競馬もクラシックが楽しみですが、サッカーの方も非常に楽しみになってきそうですね。
【2016】阪神大賞典 予想考察
過去5年のレース傾向
このレースの出馬表にゴールドシップの名前がないとなんだか寂しくなりますねぇ。去年は阪神競馬場で生で3連覇を見届けました。ちょうど知り合いのゴールドシップ大好き女子が関東からわざわざこのレースを見に来ていたので、共に3連覇を見届けてそのまま梅田のガード下の立ち飲み屋で打ち上げをした記憶があります。
阪神大賞典と言えば、その距離からも見てとれるように天皇賞(春)の最重要トライアルレースという位置付けでした。ただ、長距離レースの需要が低下し、どの馬もドバイやオーストラリアを目指すようになった現代では、あんまり重要なステップレースとは捉えられなくなってきている印象です。
それでもここ4年はゴールドシップ、オルフェーヴルなどが出てきてくれているおかげでレベルは保たれている印象。今年は有馬記念ウィナーのゴールドアクターあたりが出てきてくれたらもっと盛り上がったと思うんですが、ちょっとここ数年に比べてレベルは落ちているかなぁという印象です。
長距離重賞ということもあって、コスモメドウやナムラクレセント、デスペラード、フォゲッタブル、バンデといった、ベタなステイヤーが良く走ります。というのも阪神の坂を2回登ることになるので、あんまり中距離タイプの馬が走れちゃったというレースにはなりにくい気がします。今年もベタなステイヤーを買えばいいんじゃないでしょうか。
血統傾向
この血統傾向を見て「ステイゴールドが良く走っている!!」なんていう人はさすがにいないでしょう。確かにステイゴールド産駒が一番走っていますが、オルフェーヴルとゴールドシップの好走をステイゴールドの血のせいにするのは正しいとは思いません。
その2頭以外の血統を見てみると、良く走っているのはハーツクライ、ダンスインザダーク、ネオユニヴァースなどのスタミナ系サンデーサイレンス。そしてグレイソヴリンの血を持っている馬は良く走っていますね。
今年もスタミナ系サンデーサイレンス及びグレイソヴリンを持つ馬には注目していいんじゃないでしょうか。
レースラップ傾向
3000m戦ということで、ギアチェンジ能力だったりスピードは要求されません。とにかくゴールドシップ的な「長く良い脚を使える」馬が強いレース。生半可なスタミナで走れるレースではありません。
今年もベタなスタミナタイプ、スタミナ血統を狙えばいいレースなんじゃないでしょうか。
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。
一番の注目は菊花賞馬トーホウジャッカルの復帰戦ということでしょうか。
本当に「厩舎力」というのがないと名馬でもこうなってしまうんだなぁと思う凋落ぶり。それでも昨年の宝塚記念で4着に走ったように持っているポテンシャルは凄いものがあると思います。ただ、それを上手く出せるかどうか。
今回は長期休養明けで、netkeibaでは2番人気になっていますが、鞍上がデムーロになることで過剰人気は必至。ひょっとすると1番人気になる可能性もあると思います。ただ、ここを不安と見てシュヴァルグランを信用できるかと言われてもまたそれも違うかなぁという気も。
というわけで阪神大賞典は現時点ではこの馬を狙ってみたいと思っています。
前走は大外枠と極端な道悪が敗因の全てでしょう。あそこまで馬場が悪くなってしまえば能力以上に大敗しても仕方ないです。今回は大してステイヤーっぽい馬がいませんし、今までの好走タイプにも好走血統にも合致。勝つとは全く思っていませんが、2、3着は十分あり得るんじゃないでしょうか。