今日は7/24(日)に行われる函館2歳ステークスのレース考察を行います。函館芝1200mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。
日曜日は函館記念の◎マデイラの4着がショックすぎて茫然自失。倒れこむように寝て、月曜日もぼーっとしていたら終わってしまいました。ようやく2日経って少しは立ち直ってきた感じもします。
そもそも今は今年でも最大のスランプ期で2週連続で全く当たっていないという状況でしたので、このマデイラだけで半年ぐらいプラスに持ち込めて、スランプなんて余裕でぶっ飛ばすだけの破壊力があったので、そこがダブルパンチでショックになっていた感じ。吉田豊騎手があんなインを上手く突いてきたことなんて1年に1度あるかないか、それをここでやらなくても。。。
ようやく冷静さを取り戻してきました。ずっと落ち込んでも仕方ないですし、落ち込んでいてもスランプからは立ち直れません。7月もあと2週ありますし、なんとかこの辛い時期を越えられるように頑張りたいと思います。
【2016】函館2歳ステークス 予想考察
過去5年のレース傾向
ほぼ全頭が1戦1勝馬で行われる重賞、とまぁ考えてみただけで難しいようなレース。しかもそのほとんどの馬が函館の序盤の週に行われたレースで勝ち上がっていますからそこそこ時計は良い馬も多い。ただ、このレースが行われるのは函館の最終週。過去のレースを見ても新馬戦や未勝利戦で良い時計を出していても本番でそれより遅い時計で走れない馬も多数います。
新馬戦を短距離戦で勝ち上がったような馬というのは、スピードの違いで勝ってきた馬がほとんど。ですのでほとんどの馬が逃げて新馬戦を勝っています。ただ、今回このレースで逃げられるのは1頭のみ。初戦とは違う戦法で競馬ができるのかというのも鍵になりそうです。
また、好走実績があるのはほとんどが函館デビュー組。やはり滞在競馬組が有利でしょうし、福島コースなどでいくら良い時計で勝っていても、函館への輸送と洋芝替わりはリスクが大きいと言わざるを得ません。
血統傾向
一昨年までは父が非サンデーサイレンス系の独壇場だったレース。それが昨年は父サンデーサイレンス系がワンツースリーを独占。ただ、昨年は極端に非サンデーサイレンス系が少ない感じでしたし、ほぼ唯一の非サンデー系の有力馬のオデュッセウスがスムーズな競馬ができなかったので、今年は非サンデー系の復権があるかもしれません。
ここ2年を見ていると母父サクラバクシンオーの活躍が目立ちます。今年も母父サクラバクシンオーの馬がいたら注目してみるといいかもしれません。
レースラップ傾向
大体がスローペースになりやすい新馬戦とは違って重賞レースなのでテンから速いレースになります。そのおかげで後半は非常に時計がかかるレースになりがち。ガーーッと前半でスピードを使ってあとはどうやって凌ぐか、というレースになる感じです。
これがこのレースが新馬の力通りにいかない理由なんじゃないかなぁと思っています。ぬるま湯の新馬戦から厳しいレースに変わっても同じように力を出せる馬はどの馬かを見極めなくてはいけません。
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。
好時計で新馬戦を勝ち上がったモンドキャンノの断然人気が予想されている感じ。続くのは金子オーナーで新馬戦も余裕ある勝ち方だったバリンジャーか。今年は短距離戦以外でもまだ素質馬と言えるような馬が出てきておらず、難しい一戦かなぁとは思います。
その中でも有力なのはこの馬でしょう。
「全体時計も素晴らしいが、何よりこのレースの凄いところは終いのラップ。全く力を発揮していない余裕の加速ラップで、映像を見ればわかるがこのレースをこの馬は流して勝利している。走破時計自体も例年の函館2歳ステークスの勝ち時計よりも早く、いくら高速馬場だったと言っても評価は必要。追い出した後の跳ぶような走り方がいかにも大物っぽいところあり、これからよほどの大物が出てこない限りは函館2歳Sでは勝ち負けになるはず」
という内容を新馬戦レビューで書いておりました。それ以降によほどの大物は出てきていませんし、ここはまず勝ち負けになると思います。