今日は3/13(日)に行われるフィリーズレビューのレース考察を行います。阪神芝1400mで行われるGII戦です。その前に余談を少し。
2年前の私に「2015年の競馬はラブリーデイが中心になるよ」と言ったところで多分信じてもらえないでしょうが、それより何より8年前の私に「2016年のR-1グランプリはハリウッドザコシショウがとるよ」なんて言ったら一笑して終わったところでしょう。
それほどまでにアングラ中のアングラだったザコシショウがR-1を取ってしまったことに驚きを隠せません。
もう「あらびき団」が終わって5年の月日が経つのですね。当時の私が食い入るように見ていたテレビ番組の一つでした。有名なところでは、どぶろっく、鳥居みゆき、世界のナベアツなんかがこの番組からブレイクしましたね。競馬関係で言えば「えだてるおー」の重政豊なんていました(個人的にはさくらんぼの方より尾ヶ瀬馨が出てくるキューティーハニーverのが好きです)
もうあの番組は「才能の無駄遣い」と言える人たちがあふれていて魅力的でした。特に好きだったのは風船太郎とキュートン、あとモンスターエンジンの西村は神々の遊びも鉄工所ラップもどちらも好きでした。
ハリウッドザコシショウはあらびき団時代に「高橋名人漫談」っていうネタをやってて個人的にドツボでした。最近ではyoutubeで「ドラクエのモンスターものまね」っていうのをやっててシュールすぎてよくわからないテンションになりました。
なんでも長年続けていればザコシショウのように日の目をみるんだとなんだか清々しい気分になりました。当サイトもザコサイトですが、日の目を見るまで細々と続けていきたい物です。
【2016】フィリーズレビュー 予想考察
過去5年のレース傾向
過去5年の好走馬を見ても、フィリーズレビュー好走馬で桜花賞で馬券になったのはアイムユアーズのみ。それだけ桜花賞とは格差のあるトライアル戦です。
昨年こそクイーンズリングは明らかに社台のクラブとの使い分けでここを使ってきて本番でも4着。ただ、今年はそういう感じの馬はいませんし、例年ここで権利を得たとしても桜花賞は参加賞だけというメンバーです。
特に今年はチューリップ賞にメンバーが集中した感じがあり、例年に増してフィリーズレビューのメンバー層が薄い印象。おそらくこのレースの1番人気=チューリップ賞の10番人気くらいの構図でいいはず。
脚質を見てみると逃げ、先行も決まっていますが、差し、追い込みも決まっているという極端なレース。とにかく1400m戦は適正差が出やすくこの距離しか走れない馬というのがいます。よどみないペースで先行するのが得意な馬、差すのが得意な馬を展開に関係なく見つけるのが重要じゃないでしょうか。
クイーンズリングにしても能力が違ったとはいえ、4歳になって同距離の京都牝馬ステークスを制しました。それだけこの距離への適性が要求されるレースです。
血統傾向
活躍が目立つのはシアトルスルー=ボールドルーラーの血統を持っている馬。1400m特有のだらーっとしたペースにはこういう淡白なダート血統の馬が合うということでしょうか。
よくこういうレースはサンデーサイレンス系が走れないと言われますが、このレースではサンデーサイレンス系もまずまず走っています。ただその馬を見てみると秋華賞2着のクイーンズリングだったり、オークス、秋華賞、エリザベス女王杯を制したメイショウマンボ、すでに古馬オープンまでたどり着いたペルフィカなどなど、ちょっとレベルが上だった感じの馬が多そう。
サンデーサイレンス系は素質重視で、それ以外の血統はダートっぽい血統を重視しつついかにも適性があいそうな馬を狙ってみたいです。
レースラップ傾向
まず確実に前傾ラップになるのがこのレースの特徴。今年のクラシック路線はシンザン記念、きさらぎ賞、クイーンC、共同通信杯、アーリントンC、チューリップ賞、弥生賞と全てがミドルペース以上の持続力勝負になっている珍しい年。
ただ例年はそういったレースはスローペースになることが多く、このフィリーズレビューは唯一前傾ラップで締まったペースになりやすいレースでした。今年は他のレースも流れていますが、このレースも間違いなく流れるはず。
過去に淡々と流れるレースで好走している馬を素直に狙うのがいいんじゃないでしょうか。
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。
キャンディバローズが1番人気って。。。おそらくチューリップ賞に出ていたら10番人気くらいの馬です。アットザシーサイド、クードラパンあたりも阪神ジュベナイルフィリーズで全く通用しなかった馬たち。それらがこぞって人気しそうなあたりがこのレースのレベルの低さを表しています。
もう競馬ファンにバレたと思いますが、阪神ジュベナイルフィリーズは1着馬以外はレベルが低そうなレース。ここで順位が上だからといって評価しすぎないほうがいい。
ここに出ていない別路線組や、阪神JFは適性外で全く走れていない馬を狙うべきかと思います。
フィリーズレビューは現時点ではこの馬を狙ってみたいと思っています。
実はこの馬、阪神JFの回顧の中でこんな感じのコメントを残しています。
「後方で頭を上げながら追走。どう見ても1400m向きの馬で、紅梅Sやフィリーズレビューあたりで大穴をあける予感。」
こうなればここで買うしかないでしょう。他のメンバーも雑魚っぽいのでこの馬で十分足りると思います。