東京新聞杯2017（東京芝1600m)の考察です。

2月5日に東京競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はエアスピネル、ヤングマンパワー、マイネルアウラート、プロディガルサン、ブラックスピネルなどを予定。東京競馬場の芝1600mで行われるGIII戦です。

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東京新聞杯 2017 考察

過去５年のレース傾向

このレースのポイントは大きく分けて３つ。まず１つ目は過去５年で１番人気馬が連対ゼロ、過去５年のうち４回が馬券外になっているということ。この事実を考えるにおいて重要なのは、このレースで１番人気馬がどうやって生み出されるかということか。

まずパターン１として挙げられるのが「京都金杯好走組」。ただ京都金杯は枠順だけで決まる反則レースというのは予想の際に書いた通り。枠順の恩恵だけを受けて京都金杯を勝った馬が直線の長い東京コースに変わって追い比べで負けるというパターンが非常に多い。

パターン２は実績馬の休み明けでの凡走。マイラーにとっての春シーズンの最大目標は安田記念なわけですが、秋にマイルチャンピオンシップを使った実績馬にとってこの時期は使うレースがほとんどないというのが実情。そんなわけで東京新聞杯に出してきても冬シーズンでまともに仕上がっているわけがなく凡走、というパターンも多い。

そんなわけでこの東京新聞杯は、、、

１番人気馬が全く信頼できないレース

と覚えておいてください。

では、なぜここまで人気馬がぶっ飛ぶのかと言えば、このレースは普通のマイルのレース質にならないから、という点が大きい。

過去５年の前後半の３ハロンを比較してみても・・・

【2016年】36.0 – 33.5

【2015年】36.3 – 35.2

【2014年】34.2 – 35.1

【2013年】35.5 – 33.5

【2012年】35.1 – 34.2

もう一目瞭然で後傾ラップのスローペース戦ばかり。直線の長い東京コースを意識してか、このレースは前半がゆったりと進みがち。この開催の東京はイン伸び傾向ですし、まだ開幕２週目で馬場も良好。そうなればこのレースは前へ行った馬が止まらないレースになるのです。

そしてスローペースからの追い比べになるので馬群は凝縮しやすいレース。そうなると一団での瞬発力勝負になるので、内枠の馬群の中で競馬をする馬はほぼ確実に詰まります。そういう１番人気がやりそうな競馬をすると包まれて追えず・・・となりやすいのがこのレースの特徴なんですよね。

今回の１番人気候補エアスピネルは京都金杯ウィナー。この馬の場合は枠順利だけで勝利した感じではないところがありますが、これだけ１番人気がぶっ飛んでいるレースなだけに全幅の信頼とはいかないかもしれません。

血統傾向

血統傾向で見るとやたらとリファール＝ダンシングブレーヴの血が走っている印象はあります。もともと東京コースはダンシングブレーヴの血統は良く走りますし、もしこの血を持っている馬がいれば評価していいか。

ただ、そこまで明確な血統傾向があるレースとは言えないかもしれませんね。

レースラップ傾向＆展開予測

もう前述の通りに後傾ラップの瞬発力勝負になりやすいレース。かといって東京の長い直線なのでただ惰性で粘り込もうとする先行馬には向かないレース。スローペースからのギアチェンジ力で伸び切れる馬に向くレースになるでしょう。

今年のメンバーを見ても前へ行きそうなのはマイネルアウラートくらい。いかにもスローペースでマイネルアウラートが展開向きそうで、後ろから行く馬は割引のレースと言えるでしょう。

考察まとめ

京都金杯ウィナーのエアスピネルが中心。そこに富士ステークス勝ちのヤングマンパワー、２連勝中のマイネルアウラート、明け４歳勢のプロディガルサンなどがどう絡んでいくか、というレースになりそうです。

というわけで枠順発表前の東京新聞杯の想定オッズはこちら。

枠順発表前の想定オッズ（当サイト予測）

エアスピネルの１番人気は間違いなさそう。そして２番人気もおそらくヤングマンパワーで間違いないか。

netkeibaの想定オッズでは全く人気のないマイネルアウラートですが、さすがに今回は実力認められて展開利も込みで人気は間違いないはず（前走後にパドック解説の人が「今年のマイル界の中心になるかも」みたいに言ってたぐらいなんでさすがに誰でも気づいたはず）

ブラックスピネルは前走の好走が枠順が全てと今のファンにはバレてると思うので大して人気しないと思います。

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マイネルアウラートの展開利が見え見えのレース。上記のように確実に穴人気すると見ているので現状は本命にはしない予定。この辺りはオッズ次第で判断を変えようかと思います。

そのマイネルアウラートが楽な単騎逃げを打つ２番手あたりで競馬をしそうなこの馬にも絶好の展開となりそう。前走は「敗因ほぼ全て騎手」と見て良さそうな内容でしたし、あそこまでチグハグな競馬になってしまえば凡走仕方なしという感じでした。

東京コースのスローペースからのギアチェンジ戦い強いことは昨秋証明した通り。今回展開に恵まれそうなマイネルアウラートとはその時に0.3秒差をつけているわけで、今回もデジャヴのようなレースになるんであればまず勝ち負けになるんじゃないでしょうか。

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△シンギュラリティ
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京都４日目８Ｒ
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中山３日目８Ｒ
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