天皇賞[春]2021(阪神芝3200m)の考察です。
5月2日に阪神競馬場で開催され発走時刻は15:40です。出走馬はアリストテレス、ディープボンド、ワールドプレミア、カレンブーケドールなど。阪神競馬場の芝3200mで行われるGIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。
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天皇賞[春] 2021 考察
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レース傾向
1週ほど開きましたが、これから6月の頭までノンストップでGIが開催される競馬が最も盛り上がる時期がやってきます。その開幕を告げるのが、春の名物長距離GIの天皇賞(春)です。
例年は京都芝3200mで行われるレースですが、今年は京都改修の影響で阪神芝3200mでのイレギュラー開催。条件戦で一度お試しレースが行われましたが、もうファンも騎手も陣営も誰しもが未知な舞台設定という感じで、予想も非常に難しくなりそうな感じはします。
普通に考えれば平坦の京都コースに比べて、急坂を何度も超える事になる阪神へのコース替わりでよりスタミナが要求されるレースになりそう。過去の傾向はあんまり気にせずに、例年よりもスタミナが問われることを意識して予想を組み立てたいところです。
POINT1 → 今年は京都ではなく阪神開催。普通に考えれば急坂を何度も超えることになるので例年よりもスタミナが問われるはず。
レースラップ分析
今年は京都競馬場ではなく、阪神競馬場での開催になるので例年のラップ傾向は参考になりません。
阪神芝3200mは1周目が外回りコースを使用し、2周目が内回りコースを使うというかなり特殊な舞台設定。
スタートしてから割とすぐに最初のコーナーがありますし、この3〜4コーナーがゆったりしているので序盤のペースは基本的にそこまで上がることはなさそう。
ただ、2周目が内回りコースを使用するということもあって仕掛けどころは早くなりそう。1周目の直線部分で仕掛けてくる馬も出そうですし、内回りコースならば2周目の向こう正面ではもうスパートが始まっているだろう。
基本的には前半はゆったりと流れてからの究極のロングスパート勝負になると考えて良さそう。そのロングスパートが京都コースの平坦馬場ではなく急坂のある阪神コースで行われるわけで、そうなると相当なスタミナ性能が問われると見て良さそうです。
POINT1 → 1周目は外回り、2周目は内回りを使う特殊な舞台設定。いかにもスパート地点が早くなりそうで、究極のロンスパスタミナ戦になりそう。
血統傾向
今年は京都競馬場ではなく、阪神競馬場での開催になるので例年の血統傾向は参考になりません。一応、参考までに一鞍だけ行われた松籟Sの上位馬の血統を見てみましょう。
1着のディアスティマはディープインパクト産駒でしたが、2着馬と3着馬はトニービンを持つ血統背景。この1鞍だけではなんとも言えませんが、、、
(1)凄まじい超高速馬場だという点
(2)究極のロングスパート勝負になりそうな点
の2点を考えるといかにもトニービン=グレイソヴリンを持つ馬が有利な馬場、レースになりそうな予感。基本的に上級レースの長距離戦で高速馬場のロンスパ戦になるとトニービン持ちが有利になるというのはどの舞台でも同じ。今回は過去のデータが使えませんが、今までの競馬を見てきた経験値からトニービンを重視したくなります。
POINT1 → サンプルが全くない条件だが、凄まじい高速馬場で究極のロンスパ戦になると想定すればトニービンが有利になりそう。
考察まとめ
というわけで枠順発表前の天皇賞[春]の想定オッズはこちら。
枠順発表前の想定オッズ(当サイト予測)
人気 | 馬名 | オッズ |
1 | アリストテレス | 3.2 |
2 | ディープボンド | 4.1 |
3 | ワールドプレミア | 4.8 |
4 | ウインマリリン | 8.9 |
5 | カレンブーケドール | 9.5 |
6 | ディアスティマ | 13.2 |
7 | ユーキャンスマイル | 13.6 |
8 | オーソリティ | 21.2 |
9 | オセアグレイト | 26.7 |
10 | ナムラドノヴァン | 28.5 |
11 | マカヒキ | 52.0 |
12 | シロニイ | 78.0 |
13 | メロディーレーン | 79.0 |
14 | メイショウテンゲン | 145.0 |
15 | ジャコマル | 152.0 |
16 | ディバインフォース | 163.0 |
17 | ゴースト | 188.0 |
前走は大敗となりましたが、まぁ1番人気はアリストテレスと見ていいでしょう。2番人気はディープボンドで3番人気はワールドプレミアとみて間違いないか。その後に牝馬の前哨戦上位馬が続くようなオッズ構成と見ます。
※今のレベルの高い競馬ファンたちに勝つためには事前にどういうオッズになるのかを把握しておくのが重要。あなたが買おうとしている馬が果たして穴で買えるのか、それとも穴人気してしまうのかは最初から考えておきましょう。というわけで、今年から玄人層に買われて穴人気しそうな馬をピックアップしておきます。
玄人人気ターゲット馬=ワールドプレミア
前走の日経賞は3着でしたが、叩き台で外を回って最も強い競馬をしての3着。そんなのは誰しもわかっていると思うので、普通にアリストテレスとディープボンドに迫るぐらいの人気になりそうです。
最後に現時点で面白いと思う馬をピックアップ!
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<推奨根拠>
トニービンとロベルトを併せ持っている馬で、なおかつ母父ディープインパクトで上質な決め手も保持。今回の有力馬の中でトニービンを持っているのはこの馬ぐらいですし、高速馬場の極限のロングスパート勝負はどう考えても得意なはず。ここは圧勝まであっていいんでは?
一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。
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ディープボンド
前走は長距離条件で圧勝となったが、キズナとリファールのタフ馬場適性が存分に発揮された感じでの勝利か。今回はまるで違う馬場になりそうですし、おそらく高速馬場ではキレ負けして終わるはず。かなり人気になりそうですが、今回は危ないんじゃないでしょうか。
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