天皇賞(秋)2024(東京芝2000m)のレース考察です。
10月27日に東京競馬場で開催され発走時刻は15:40です。出走馬はリバティアイランド、レーベンスティール、ドウデュース、ジャスティンパレスなど。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。
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天皇賞秋2023
1着イクイノックス 指数1位1人気
2着ジャスティンパレス
指数4位6人気
3着プログノーシス 指数3位3人気
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天皇賞(秋)はどのようなレースか解説します
概要・データ
このブログを2013年に始めた際に最初に予想を掲載したレースでもある天皇賞(秋)。個人的にこのレースは年間のJRAのレースの中でも最もスポーツ、エンタテイメントとして好きなレースで、何かひとつしか生でレースを観れないと言われたらこの天皇賞(秋)を選ぶと思います。
天皇賞(秋)がそんなエンタテイメント性高いレースになるのには明確な理由がありまして、まず全ての路線の馬が出走できる2000mという距離設定が絶妙なんでしょう。
2021年3着のグランアレグリアは1200mのG1を勝利した馬ですし、2020年3着のフィエールマンや2023年2着のジャスティンパレスは3200mのG1を制した馬。そんな様々なカテゴリーの馬が出走できるのが2000mという距離で、そのおかげでメンバーレベル、レースレベルが上がって見応えのあるレースが出来上がるんでしょう。
また、レースラップのところで詳細は後述しますが、ジャパンカップや有馬記念と違ってマイラーが出走してくるためにペースが上がりやすいのも天皇賞(秋)をエンタテイメント性高いレースにしている要因。
長距離戦は引っ張る馬がいなくて前半ゆったりでスローからの直線勝負になることが多いですが、天皇賞(秋)はスピード自慢の速い馬も出走してくるのでペースがあんまり緩みません。その結果、しっかりと追走スピードが問われた上に直線でも究極の末脚が求められるため、レースの構造的にハイレベル戦になりやすいんだと思います。
ウオッカとダイワスカーレットが壮絶な僅差になった年もありましたし、アーモンドアイが凄まじいパフォーマンスを見せつけた年もありました。そして昨年のイクイノックスが見せた衝撃は競馬というエンタテイメント、産業を新しい次元に到達させたとさえ感じるものでした。そんな様々なカテゴリーからハイレベルなメンバーが揃ってハイレベルなレースが行われるため、基本的には強い馬しか来れないレースと考えていいでしょう。
ハイレベルなメンバーによるハイレベルなポテンシャル勝負になるので、ルメール騎乗の1番人気馬が圧倒的な成績なのは当然。前走G1組の好走率も凄まじいですし、直行ローテが主流になった現代競馬では微妙なレベルのGIIを好走した程度では天皇賞(秋)好走は厳しくなってきています。
また、スタート直後にコーナーがある東京芝2000mなので8枠の成績が悪くはなっていますが、近年は東京芝の傾向が変わってきているために以前ほど内枠有利、外枠不利ではなくなってきている印象。いまだに内枠の馬から人気していくと思いますが、よほど外を回らされそうな枠並びとかでなければ外枠でも問題ないと思います。
レースラップ
コロナ渦前後の年は少頭数で引っ張る馬が不在の時が多く、前半スローでそこまで負荷のかからないラップ構成の年が続いていました。ここ2年はパンサラッサ、ジャックドールがしっかりと引っ張って速い流れを作ってくれた感じで、また以前の天皇賞(秋)に近いレース質になってきています。
今年は前に行きそうな馬も割と多いですし、極端なスローペースにはならなそう。しっかりと前半、中盤も流れて究極のポテンシャル勝負になると見ます。
血統傾向
根幹距離の東京芝2000mで行われるということもあり、ディープインパクト産駒やキングマンボ系、ハーツクライ産駒などクラシック王道血統の好走が目立ちます。
それと同じくらい重要になっているのがヨーロピアンな血統を持っているか。どうも2010年代後半から東京芝は明らかに末脚重視の馬場になってきており、日本ダービー含めて全ての芝G1レースで血統傾向の欧州化が進んでいるように見えます。
特に欧州血統の中でもナスルーラ系の血を持つ馬の成績が抜群。天皇賞(秋)は昔からトニービンがよく走るレースでしたが、最近はもっと欧州血統、特にナスルーラの血を持つ馬が強調できるレースになってきているんじゃないでしょうか。
今年の天皇賞(秋)を予想する上で重要なファクターを解説します
馬場・トラックバイアス
最近の秋開催の東京芝は常に決め手が活きる末脚特化型馬場。今週からBコースに変更となりますが、最近はコースが変わっても内枠有利の馬場になりませんし、以前は顕著だった内枠有利の天皇賞(秋)はもう過去のものと思って構いません。
展開想定
シルトホルン、ノースブリッジ、ホウオウビスケッツ、マテンロウスカイあたりが逃げ候補。後ろに構えるだろう化け物たちに勝つためには引きつけてのスロー逃げでは無理でしょうし、どれかは飛ばして逃げる可能性十分。ペースは流れると見ます。
ノーザン・ルメール・川田の取捨
前述の通りでルメール騎手はこのレースは大得意。一方で川田騎手は長めの距離の直線が長いG1レースは苦手にしています。そもそも先週の落馬の影響で騎乗できるかも未知数・・・
ノーザンファーム生産馬は過去10年で7勝していますし、大得意としている条件と言って良さそう。ただ、ノーザンファーム生産馬の出走頭数自体が多いので、どの馬をセレクトするかは慎重に。
[結論] どのような馬を狙えばいいか
想定するレース質
ハイレベルなメンバーでペース流れてスーパーポテンシャル勝負
狙える馬のタイプ
絶対的な末脚が使えてシンプルに強い馬
嫌える馬のタイプ
能力足りない馬 & 末脚の絶対値が足りない馬
考察まとめ
枠順発表前の天皇賞(秋)の想定オッズ
※現代競馬においてオッズを事前に予想するのは非常に重要。明確に買える根拠のある馬は基本的に穴人気するので、穴人気するかどうかも事前にわかっておくべきです。
イクイノックス不在となればジャパンカップでイクイノックスの2着だったリバティアイランドが1番人気か。2番人気はルメール騎手が秋華賞、菊花賞と連勝していることからも「もうルメール買っておけばいい」勢が多数出てレーベンスティールになるんじゃないかと見ています。
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左回りコースしか手前の関係上、走れない上に母系のスピード血統から距離は1800m-2000mぐらいしか持たない、という実に好走レンジの狭い馬。
ただ、この「左回りの芝1800m-2000m」という好走レンジにハマった時は明らかにG1級の走りを見せており、その後に皐月賞を勝つジオグリフを子供扱いした共同通信杯、展開向かないながらもイクイノックスと僅差の鬼脚を見せた一昨年の天皇賞(秋)、スローペースで完全にスムーズさを欠きながら鬼脚で2着に突っ込んできた昨年のドバイターフも凄まじい強さでしたし、今年のドバイターフも外を回した馬が1−2着だった中でインで追い出しが遅れながらの3着なら普通に強い内容。
おそらく成長力がなさそうな戦績で、なおかつ昨年の天皇賞(秋)で馬券圏外に負けていることで微妙な評価にしかなっていないと思うのですが、思い出して欲しいのは昨年の天皇賞(秋)はウルトラスーパーレコードでJRAの歴史上の全てのレースの中でも最上位にレベルが高かった可能性がある点。速いペースすぎて前の馬が全て潰れて最後方から追い込んできた馬が2−3着になりましたし、そんな2−3着馬よりも前目の位置に構えて僅差の4着だったこの馬は普通に強い競馬をしている。
今年は怪物イクイノックスが不在となれば昨年の2−3着馬のところが優勝ゾーンになると思いますし、今年の出走メンバーのレベルなら間違いなくこの馬は足りるはず。しかも世界的な名手が乗ってくれるようですし、これで5−7番人気ぐらいのオッズで買えるなら相当に美味しいのでは??
一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。
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特になし
単純に強い馬が強いレースなので人気馬を嫌っても仕方がなさそう。リバティアイランドは能力最上位でこのレースで成績絶好の1番人気。
レーベンスティールは能力足りるかの不安は少しありますが、この条件でルメールに喧嘩を売るのはバカ。
ドウデュースはここ2戦、不利と馬場に泣いただけで能力は最上位。昨年は武豊騎手が乗れなかったから不発なだけで、本来は追走スピード問われて末脚の絶対値が問われる天皇賞(秋)は向く馬だと思います。
秋華賞前哨戦のローズステークスは大穴◎セキトバイーストからの大本線で今年一番の回収率で会心の的中となりました!!
<ローズステークス レース結果>
1着:◯クイーンズウォーク 2番人気
2着:△チェレスタ 7番人気
3着:◎セキトバイースト 11番人気
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さて、2024年も10月になりました。
ここでは徹底分析メルマガ「競馬をビジネスにする」の新規読者募集をさせていただきます。
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もちろんこれだけでは満足せず、、、
圧倒的なクオリティ業界一を目指します!!!
さて、ここでメルマガの各曜日ごとの配信詳細を紹介しましょう。
【月曜日】先週の重賞回顧
月曜日に先週の重賞回顧を配信します。前週に行われた重賞レース出走馬全ての馬に回顧コメントをつけて配信しております。次走注目馬などもご紹介。
【水曜日】中央競馬の全レース回顧
水曜日には前週に行われた中央競馬の全レース分の回顧文&データを配布します。
各競馬場ごとに前週に行われた全てのレースの詳細と勝ち馬の評価、そしてそのレースで不利を受けた馬や次走注目するべき馬、危険な人気馬などを全て網羅して配信しております。
そんな、文章でのボリューム満載なレース回顧に加えて、、、
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正直言って回顧をやっているブログ、メルマガはあれど、中央競馬の全レースの回顧をまとめて配信している媒体はウチだけだと思います。
これを見れば縦比較で走破時計やレースラップがどれくらい優秀なのか把握できますし、予想の際にこれを見ればどの馬が強いレースを戦ってきたのかが一目瞭然です。
ただ、この文章だけではなかなかどういうものか伝わりにくいと思うので、2016年の函館競馬場の全レース分析データを下記リンクで無料でダウンロードできるようにしておきました。こちらを見てどんなものか確認頂ければ幸いです。
【金曜日】重賞プレ予想
金曜日は重賞のプレ予想を配信いたします。ここで「競馬開催日の競馬ノート」の週末のパスワードを配布いたします。ここから週末のレース予想が始まっていきます!
【土曜日】重賞買い目&平場の狙い目
土日は重賞の買い目と平場の狙い目を掲載します。また、リアルタイムで予想が見れる「競馬開催日の競馬ノート」というページをメルマガ読者様限定で公開しております。
【日曜日】重賞買い目&平場の狙い目
土日は重賞の買い目と平場の狙い目を掲載します。また、リアルタイムで予想が見れる「競馬開催日の競馬ノート」というページをメルマガ読者様限定で公開しております。
【不定期】地方競馬の重賞予想
地方交流重賞並びに南関競馬の重賞をメルマガ限定コンテンツとして配信しております。
※以前は地方交流GI並びに南関のSIレースに関してはブログで全体公開としていましたが、今後はメルマガ限定のコンテンツとなります。
【不定期】海外競馬のレース予想の配信
最近では海外競馬の馬券もPATで購入できるようになりました。海外競馬のレース予想に関してもメルマガにて配信します。こちらは実施が不定期なので配信日はその時々になりますが、メルマガをご購読いただければ海外競馬まであなたの競馬ライフをカバーいたします。
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