ラジオNIKKEI賞2020(福島芝1800m)の考察です。
7月5日に福島競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はサクラトゥジュール、パラスアテナ、グレイトオーサー、ルリアンなど。福島競馬場の芝1800mで行われるGIIIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。
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ラジオNIKKEI賞 2020 考察
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レース傾向
初夏の福島コースで行われる名物重賞で、この時期に行われる珍しい3歳限定戦ということからも「残念ダービー」のように呼ばれることもあるレース。惜しくもダービーへの出走が叶わなかった馬たちが秋の飛躍に向けて出走してくる一戦だ。
これまでの3歳戦はなんだかんだで東京芝2400mの日本ダービーを目指している馬がほとんどですし、その日本ダービーに似た広いコースで直線の伸びを問われるようなレースが多かった。もう日本ダービーは終わりましたし、ここからは「それぞれの馬の本質的な得意条件」を選び始める時期になりますが、このラジオNIKKEI賞が行われる福島芝1800mは今まで求められてこなかった適性が問われるレースになります。
小回りコースで前に行ける「先行力」やそのスピードを持続できる「追走スピード」だったり、最後までバテずに伸び続けられる「持続力」など今まではあんまり広いコースの瞬発力勝負では重視されてこなかった適性が問われるレース。そんなこともあって、この舞台で初めて自身の長所を発揮できるような馬も多く、毎年のようにそんな馬が穴を開けるレースでもあります。
POINT1 → 福島芝1800mは今まで日本ダービーを目指していた馬たちにとって適性がまるで異なる条件。この舞台で初めて長所を発揮できる馬が穴を開ける。
レースラップ分析
1コーナーまでの距離が短い福島芝1800mという条件設定で、なおかつ開幕週で前が残りやすい馬場状態で行われる一戦。そんな条件設定となれば当然、前半部分からのポジション争いが激しくなるはずで、このレースは前半〜中盤部分がほとんど緩まない持続力勝負になりやすい。
ここまでの3歳戦は東京芝2400mの日本ダービーを目指している馬が多く、3歳戦の条件自体も広いコースで行われるものが多かった。それが今回のラジオNIKKEI賞はまるで違う適性が要求されることになりますし、これまでの重賞成績などはあんまり重視しなくていいレースだと思います。
POINT1 → 開幕週の福島芝1800mに行われるということで、前半〜中盤部分が緩まない持続力勝負になりやすい。
血統傾向
ラジオNIKKEI賞のポイントは前述した通りで開幕週の小回りコースに対応できるだけの「追走スピード」と、前半から中盤が緩まない持続ラップになるので「最後までバテない持続力」の2点。この2つの要素を血統的に兼ね備えている馬の好走が目立ちます。
まず前者の「追走スピード」に関しては米国スピード血統を保持しているかが重要。昨年のマイネルサーパスはアイルハヴアナザー産駒、2017年のロードリベラルはブレイクランアウト産駒、2015年のマルターズアポジーはゴスホークケン産駒で、このような一見するとダート寄りに見える血統の馬が走りやすいのがラジオNIKKEI賞の特徴。前半から中盤部分の小回りのペースを追走できるかが重要になるので、ダート的な血統要素を持っている方が有利になります。
また、そのスピードを最後まで「持続できる力」も重要になり、この点に関してはとにかくロベルトを持っている馬が有利というのがこのレースの特徴。毎年のようにロベルト持ちの馬が激走していますし、もうこのレースに関してはロベルトを持っているというだけで馬券に加えてもいいんじゃないでしょうか。また同じく福島コースが大得意なニジンスキーを持っている馬にも注目です。
ラジオNIKKEI賞のレース性質にあんまり合う感じはしませんが、ディープインパクト産駒の成績も非常に優秀なレース。クラシックには出走できなかったぐらいの馬が集まるレースでもありますし、遅咲きでも素質断然なディープインパクト産駒が出走してくるとそもそもの能力が抜けているケースが多いんでしょう。
POINT1 →小回りコースに対応できるスピードを強化するための米国ダート血統を持っている馬が有利。
POINT2 →持続力を補完できるロベルトの血は特注血統。同じく福島得意なニジンスキーにも注目。
POINT3 →あんまりレース質に合う感じはしないが、ディープインパクト産駒の成績も良い。
考察まとめ
というわけで枠順発表前のラジオNIKKEI賞の想定オッズはこちら。
枠順発表前の想定オッズ(当サイト予測)
人気 | 馬名 | オッズ |
1 | サクラトゥジュール | 2.8 |
2 | パラスアテナ | 3.7 |
3 | ルリアン | 5.4 |
4 | グレイトオーサー | 7.4 |
5 | パンサラッサ | 9.8 |
6 | アルサトワ | 12.5 |
7 | ベレヌス | 16.5 |
8 | ディープキング | 21.2 |
9 | キメラヴェリテ | 24.0 |
10 | バビット | 28.2 |
11 | コンドゥクシオン | 44.0 |
12 | ビバヴィットーリオ | 52.0 |
13 | コスモインペリウム | 56.0 |
14 | アールクインダム | 88.0 |
ここはnetkeibaの想定オッズとはまるで違う人気順になりそう。1番人気は前走時計が圧巻でなおかつレーンが乗るサクラトゥジュールが断然人気になるんじゃないでしょうか。2番人気もパラスアテナになりそう。
パンサラッサ、アルサトワ、ベレヌス、キメラヴェリテ、バビットと言った前走で逃げている馬は今のファンはバカじゃないですから評価を落とすはずです。差し馬の方が相対的に人気になるような玄人オッズになりそうです。
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<推奨根拠>
父もこういう小回りコースが得意で、母系にロベルトとニジンスキーをどちらも持っているというこのレースを走るために生まれてきたような馬。母方の近親馬を見ても小回りコースで活躍した馬がズラリと並んでいますし、ここは好勝負必至でしょう。できれば鞍上が別の騎手が良いのですが・・・
一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。
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初戦はレースレベルが疑問で、前走は展開を読み切った鞍上のファインプレイ。ここ2戦のレースぶりだけでは能力がどれくらいあるか疑問なところで、今回は一気に底力が問われるレースになって脆さを見せるんじゃないでしょうか。
徹底分析メルマガ「競馬をビジネスにする」のご紹介
さて、2020年も6月になりました。
月初になったということで徹底分析メルマガ「競馬をビジネスにする」の新規読者募集をさせていただきます。
今までサイト「競馬はビジネスである」を通して、私自身、競馬ブログサイトの中でも最上級に時間をかけた分析の上、説得力のある予想をお伝えしてまいりました。外れても納得できるだけの自慢の予想をお送りできていたかと思います。
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さて、ここでメルマガの各曜日ごとの配信詳細を紹介しましょう。
【火曜日】先週の重賞回顧
火曜日に先週の重賞回顧を配信します。後ほど下記に詳細を書いておりますが、金曜日に配信する重賞まとめデータに結果を書き入れた形のPDFファイルとしても配信します。
【水曜日】地方競馬の重賞予想
地方交流重賞並びに南関競馬の重賞をメルマガ限定コンテンツとして配信しております。だいたい地方競馬の重賞は水曜日に行われるので、水曜日にメルマガにて予想を配信しております。
※以前は地方交流GI並びに南関のSIレースに関してはブログで全体公開としていましたが、今後はメルマガ限定のコンテンツとなります。
【木曜日】中央競馬の全レース回顧
木曜日には前週に行われた中央競馬の全レース分の回顧文&データを配布します。
各競馬場ごとに前週に行われた全てのレースの詳細と勝ち馬の評価、そしてそのレースで不利を受けた馬や次走注目するべき馬、危険な人気馬などを全て網羅して配信しております。
そんな、文章でのボリューム満載なレース回顧に加えて、、、
エクセルファイルにて競馬場ごとに新馬戦から上級戦まで、全てのレースの結果情報、レース回顧コメント、先週の結果分析のタイムランク情報などを載せたデータファイルを毎週配信しています!
正直言って回顧をやっているブログ、メルマガはあれど、中央競馬の全レースの回顧をまとめて配信している媒体はウチだけだと思います。
これを見れば縦比較で走破時計やレースラップがどれくらい優秀なのか把握できますし、予想の際にこれを見ればどの馬が強いレースを戦ってきたのかが一目瞭然です。
ただ、この文章だけではなかなかどういうものか伝わりにくいと思うので、2016年の函館競馬場の全レース分析データを下記リンクで無料でダウンロードできるようにしておきました。こちらを見てどんなものか確認頂ければ幸いです。
【金曜日】重賞まとめデータ配布
金曜日は重賞のまとめデータを配布します。この時点で重賞のプレ予想を配信いたします。
このような形で週末の重賞の出走馬の全頭レビューを印付きでPDFファイルにて配信いたします。
【土曜日】重賞買い目&平場の狙い目
土日は重賞の買い目と平場の狙い目を掲載します。また、リアルタイムで予想が見れる「競馬開催日の競馬ノート」というページをメルマガ読者様限定で公開しております。
【日曜日】重賞買い目&平場の狙い目
土日は重賞の買い目と平場の狙い目を掲載します。また、リアルタイムで予想が見れる「競馬開催日の競馬ノート」というページをメルマガ読者様限定で公開しております。
【不定期】海外競馬のレース予想の配信
最近では海外競馬の馬券もPATで購入できるようになりました。海外競馬のレース予想に関してもメルマガにて配信します。こちらは実施が不定期なので配信日はその時々になりますが、メルマガをご購読いただければ海外競馬まであなたの競馬ライフをカバーいたします。
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