今日は2/28(日)に行われる中山記念のレース考察を行います。中山芝1800mで行われるGII戦です。その前に余談を少し。
第90回 中山記念 (G2)
2冠馬ドゥラメンテが復帰!リアルスティール、イスラボニータも参戦!
しかし!馬券は休み明けのドゥラメンテより…
予想をする時とか、ひたすらレース映像を見直してる時はだいたい音楽を聴いているんですが、歌モノのやつだと思考を邪魔されるので最近はもっぱらEDMを聴きながら作業をすることが多いです。
ZEDD / Beautiful Now
特にZEDDのコレが好きなんですよ。やたらテンションが上がるんですよね。競馬前日の金曜とかにこれ聴きながら予想していると当たる気がしません。
海外のライブだと「パーパーパーパパ、パーパーパーパパ、パーパーパーパーパパパーパパパパ」って観客が大合唱するのが凄く楽しそう。ZEDDのライブは何回か見ていますが、2枚目を聴けば聴くほどこの曲が好きになってきました。
「BOSS猿のアナログ肉眼競馬」さんもEDM全般の音楽がわかる方なので、よく音楽関係の話もしたりしますが、やっぱりこの曲はアガるということで共通認識を持ちました(笑)
今年はUltra Japanあたりに来てくれないかなぁ。。。
【2016】中山記念 予想考察
過去5年のレース傾向
最近本当によく思うことなので改めて書いておきますが、
現代競馬において5年スパン、10年スパンで、ただ抽出したデータ傾向は無意味です
もちろん重賞レースには少なからず傾向はあるので、それを重視するのは大いに結構。気にしないで予想するのは無理な話。ただ「なぜその傾向が出るのか」を無視して、ただ5年スパンや10年スパンで区切ってデータや血統で統計を取っちゃうのはもう時代遅れだと思います。
この中山記念も本当にその類のレースで、このレースは10年スパンで予想したら痛い目にあうレースと言えそう。
この2、3年で中山記念の位置付けが一気に変わってきています。それはなぜかといえば、、、
日本の中距離戦線の馬の春の大目標レースが変わってきたから
と言えるでしょう。
一昔前は古馬の中距離戦線の馬が春に組むローテーションといえば、
阪神大賞典→天皇賞(春)→宝塚記念
大阪杯→天皇賞(春)→宝塚記念
日経賞→天皇賞(春)→宝塚記念
の3つが主流だったでしょう。それは天皇賞(春)と宝塚記念から逆算した場合に一番始動レースや距離として丁度よかったから。
ただ、最近は天皇賞(春)に中距離戦線の馬が向かうことは少なくなりました。その一方で中距離戦線の馬が春の最大目標としているのが、、、
ドバイシーマクラシック
ドバイデューティーフリー
でしょう。
このドバイミーティングデーのレースに出すためには、大阪杯や日経賞、阪神大賞典では叩き台として使えません。ですが、これに出ようとしている馬は既に実績を重ねた馬たちであり、GIII戦では斤量を背負わされてしまう。
そうなるとドバイミーティングに使う馬の叩き台は中山記念か京都記念がベストなわけです。その結果、以前は「中山巧者による争い」だった中山記念が「ドバイミーティングに出走するGI級の馬たちのトライアルレース」に様変わりしてきた印象を受けます。
今年のメンバーを見ても、明らかに能力が違う馬が数頭いる感じで、ここはまず荒れないと思います。これを過去10年スパンのデータで見て「荒れやすいレース」と判断してしまうのが一番怖いところ。
いま2016年時点での中山記念のレースの位置付けを考えなければいけません。
血統傾向
特に明確な血統傾向はなし。
血統というよりも「強い馬が強い」というレースなんでしょう。ヴィクトワールピサ、ジャスタウェイはここを強い勝ち方でステップとしてドバイミーティングも制しました。
昨年もイスラボニータこそ道悪を苦にして4着になりましたが、3着のステファノスも天皇賞2着ですし、強い馬が上位を占めたという印象。ここは血統などは特に気にせずに強い馬を買えばいいレースだと思います。
レースラップ傾向
2012年〜2014年だけを見てしまうと道中が全く緩まない消耗レースになりがち、かと思われますが、2012年と2013年はシルポートが大逃げしたのでこのラップになっているだけ。2014年もトウケイヘイローが出遅れから大まくりをしたのでこんな変なラップになっています。
2011年を見てもスローペースで進んでいますし、今年のメンバーを見ても明らかなスローペース濃厚。スローペースからの一気のギアチェンジ戦になるんじゃないかと見ています。先行馬が有利だとは思うんですが、正直今回の上位人気馬に対抗できる強い先行馬がいるとはあんまり思えません。。。
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。
ドゥラメンテの1番人気は間違いないでしょうが、どれくらいの人気になるのかは注目したいところ。
5年前なら間違いなく単勝1.8倍くらいだったと思いますが、ファンが玄人化しているおかげで単勝2.5倍くらいまで上がると思います。その分売れるのはリアルスティールとイスラボニータで間違いないでしょう。
少しだけ離れてアンビシャスが4番人気でしょうが、もう中山適性があることなんてバレバレのロゴタイプは過剰人気気味の5番人気。その次にラストインパクトとフルーキーが中穴帯として続く感じでしょうか。
中山記念はこの馬を狙ってみたいと思っています。
何よりこの馬は乗り替わりとコーナー4回の1800mが魅力。
もともとスタートも上手くセンス抜群の馬でしたが、乗り替わり以降出遅れるようになってしまいパフォーマンスを落とすようになりました。この馬に関しては確実に前の騎手の方が合っているはずで、今回はその騎手に戻ります。古馬の中距離戦線でこれといったお手馬もいない騎手ですしここはモチベーションも高そう。
本質的には1600m〜1800mがベストな馬で、スマートオーディンのように追ってからの抜群の反応の速さがセールスポイントの馬。キャリアハイのパフォーマンスを見せたのもコーナー4回の1800mでしたし、今回はスローペースからのギアチェンジ戦になりそうなのも向きそう。
ドバイの叩き台が見え見えのドゥラメンテやリアルスティールよりも勝負気配は上でしょうし、ここは勝ちまであると見ています!