今日は2/7(日)に行われるきさらぎ賞のレース考察を行います。京都芝1800mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。
今日は夏フェスのお話でも。
すでにヘッドライナーが発表されたSUMMER SONICはもうチケットが発売されたのでサクッと購入しました。幕張2DAYSでWI-FIも綱がるので全く問題ないのですが、いったん家に帰ると予想する時間がなくなるので、幕張近辺でホテルとれないか画策中です。
一方、FUJI ROCK FESTIVALの方は、先週早割チケットの抽選があったんですが外れまして、この早割でチケットを取らないと場内駐車場券が手に入らず、会場からバスで移動しなければいけない駐車場になってしまうのです。基本的に車中泊する私はこの場内駐車場券がないと死活問題なので、今週末の入手ラストチャンスに行ってきます。
渋谷のPARCO前で土曜の朝6:00から早割の先着順の整理券配布があるのです。そのためにこの日は金曜夕方頃からPARCO前に頭がおかしい人がたくさん野宿で並びます。
私はジャパンカップや有馬記念で野宿慣れはしているのですが、この野宿も毎年過酷です。競馬場の野宿はまだ屋根がありますが、これはPARCOの裏側の道路で野宿なので雨とか雪とか降るとアウトなわけです。
ちょっとさすがに野宿は嫌だなぁというのと、予想に集中したいので金曜夜に渋谷のホテルに泊まって済ませようかなぁと思っています。
きさらぎ賞 有力馬考察
早速、有力馬の考察に入ります。netkeibaの上位人気想定の5頭を取り上げてみます。
サトノダイヤモンド
スタート良し、折り合い良し、追ってからの反応良し、と現代競馬に必要な物が全て揃っている印象のディープインパクト産駒。クラシック本番で勝てるかはわからないが、現時点での完成度はリオンディーズ並。恐らく基礎体力やポテンシャル面では現時点ではリオンディーズの方が上だろうが、血統的に逆転の余地は十分ある。
個人的にこういうデビュー時からセンス良い走りをしているディープインパクト産駒はどこかで壁が見える印象で、なんだか去年のリアルスティールと被る部分も。ディープインパクト産駒はとにかく若駒時はレースセンスとかは気にしないで末脚を爆発する騎乗をしたほうが大成する印象。
まぁただ今回のきさらぎ賞に関して言えば95%の確率で勝つと思います。
ロイカバード
新馬戦はサトノダイヤモンドの2着だが、サトノが自ら動いて圧勝したのに対してこの馬は内でずっと脚を溜めて最後だけ脚を伸ばす楽な競馬。それだけレースのきつさに差があった割に決定的なさをつけられており、この2頭の逆転はほぼないだろう。
福寿草特別を見てもメイショウタチマチとの力差はないか恐らくあちらの方が能力が上。サトノとの合計5億円対決がメディアで騒がれるだろうが、こちらはクラシック級ではなく重賞級の馬だと考えている。
ただ、ジョルジュサンクが逃げの競馬を打てばロイカバードには差されないと思っていましたが、そのジョルジュサンクがビビって逃げてしまったので、そうなるとこの馬に先着できる馬が全くイメージできないのも事実。
武豊騎手なので間違いなく後ろから脚を溜める競馬をするでしょう。とにかく差し損ねて3着というのをイメージしたい気はします。
ロワアブソリュー
新馬戦を見直しましたが思っていた以上に強そう。2着に下したミッキーロケットは相当強そうな馬ですし、ラップは(12.8 – 11.6 – 12.2 – 13.7 – 13.2 – 12.9 – 11.7 – 10.8 – 11.3)と、一気のギアチェンジで自分でレースを動かして、そのままバテることなく逃げ切った。
ゼンノロブロイ産駒で頭が高い走法の馬で、間違いなく京都よりは阪神の方が向きそう。ただ、それだけを見ていたら机上の血統論で決めつけちゃう人と同じ。新馬戦のラップ構成を見ても今の時期なら京都の瞬発力勝負にも対応可能。何よりこの馬が逃げか2番手になりそうで、恐らく前に行くだろうウルトラバロックはあんまり強くなさそう。
展開の恩恵を一番受けるのはこの馬で間違いなく、そうなればロイカバードには差されないで済みそうなイメージもあります。ただ、無駄にデムーロ騎乗ということでデムーロおじさんからの支持を受けてしまいそうな感じも。デムーロもリオンディーズという持ち馬がいるので、変にここで競馬を教えるような騎乗はしないはず。サトノに勝つためには前々で競馬をするはずなので、そうなれば一発あっていい。
レプランシュ
ディープインパクト産駒ということで、デムーロおじさんの票よりもこちらに人気が行くと思っていて最終的にこちらが3番人気になると思ってます。
「きさらぎ賞はディープインパクト産駒有利」というのを知らない人を探す方が今の時代は難しい話で、間違いなく血統で売れるはず。ただ、新馬戦以外はそこまで才能を感じさせる走りをしているわけではなく、何よりスタートが下手くそなのがネック。
恐らく後ろから脚を溜める競馬になるはずで、そうなればサトノダイヤモンドとロイカバードと同じ位置からなら確実に末脚で負けるだろう。
ノガロ
典型的な「ロスカボスタイプのキングカメハメハ産駒」で、基礎体力は物凄くあるがギアチェンジ力がないので、瞬発力勝負は全くダメなタイプ。
未勝利戦は先行策から厳しいラップを刻んでの圧勝。あのレースを見ても自分に合うレースなら相当強そうで、次走の寒竹賞もミドルペースの持久力戦で最後はしっかりと伸びてきた。
今回、穴党が結構狙いそうな馬だとは思うんですが、中山芝2000mの持久力勝負から京都芝1800mの瞬発力勝負に替わるのは確実にマイナス。
唯一、善戦あるとすれば先行策で後ろを引き離すレースですが、音無厩舎は逃げ、先行をとても嫌う厩舎。若駒Sでもブラックスピネルで差し競馬にこだわりました。その時の鞍上が松若騎手で今回もノガロの鞍上は松若騎手。調教師の指示には絶対なはずで、今回も控えて差す競馬に徹するはず。調教師コメントを見ても「奇策には出ずに現時点での力差を見たい」と言ったコメント出ており、恐らくサトノダイヤモンドとガチンコの競馬をするつもりか。ここでは厳しいだろう。
ジョルジュサンクとサトノダイヤモンドの馬連1点で勝負度Aで行こうと思っていたレースだけに、ジョルジュサンク回避で今週末のモチベーションが半分以上消えました。
こうなってしまうとロイカバードは確実に馬券に絡んでしまうと思います。あとはどういうオッズになるかで勝負度は変わりそう。できればサトノダイヤモンドとロイカバードが一本被りになってもらって、一角崩しで妙味が出るレースになってほしいです。
2着穴という点ではこの馬に期待しています。
本来ならこの役割をジョルジュサンクに期待していたんですが、回避となるとこの馬しかいないでしょう。ちょっと重めの血統ですが、バンドワゴンやマズルファイヤーといった馬も先行押し切りで走っていますし、この時期ならあんまり気にしなくていいかなぁと思っています。なんとかこの馬とサトノダイヤモンドでワンツーを決めてほしい!