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函館2歳S [1] まずはじめにレース傾向等を・・・

さて、今週末は「函館2歳S」と「中京記念」があります。

ぱっと出馬表をみた感じですが、

中京記念はカオスの匂いしかしないので、まず函館2歳Sから分析を始めます(汗)

なんだか中京記念はメンバーレベルがかなり低そうで、これなら先週の準OPのマレーシアCのメンバーのほうがレベルが高いんじゃないかという気すらします。

まぁ函館2歳Sも例年はカオスな結果になることが多いんですが、中京記念のカオスっぷりよりはマシだろうという結論。そして何より新馬戦はメルマガにて「新馬パーフェクトファイル」を配信しているのでそこそこ詳しい自信はあります。

というわけで今日はレース傾向などを書き記します。

おっと、忘れてました。先週の全レース予想の結果を載せておきます。はい、先週は平場は散々でしたのでお恥ずかしい結果な限りです。

函館のトーセンモバイルの未勝利と、福島のウインスペクトルの未勝利の勝負度を上げられなかったのが課題。もう全ては夏競馬での「出来落ち」にビビってあんまぶっ込めないのが理由です。

ちょっと印象として出来落ち判断のためにも調教、フォトパドックとかちゃんとみたいと思うので全レース予想はしばらくお休みするかも。まぁ時間があるときはちゃんとやります。

 

<函館競馬場>
http://keibabusiness.com/?page_id=4217
<中京競馬場>
http://keibabusiness.com/?page_id=4222
<福島競馬場>
http://keibabusiness.com/?page_id=4224

函館2歳Sのレース傾向など

明日以降にいままで行われた2歳短距離戦をだいたいのレース振り返っていきますので、今日はまずレース傾向等の分析から。

まずタイムとラップ面をみてみましょう。

 

上部分の白背景のところが2015年6月〜行われた2歳戦の1200mのデータです。

一方で下部分のオレンジ背景のところが過去5年間の函館2歳Sのデータです。

※メルマガ会員の方は「函館コース分析データ」の1200mのところで、条件を2歳戦にフィルタしてもらって行短縮にフィルタかければ上と同じデータがみれると思います。

 

全体時計を見ると、特に重賞になったからといって函館2歳ステークスの方がメチャクチャ早いというわけではありません。

ただラップの早い部分に着目すると普通の2歳戦と函館2歳ステークスの違いが見えてきます。

まず最初の1ハロン目ですが、今年の2歳戦では最速が12.2というラップなのに対して、函館2歳ステークスは過去5年間で12.0〜12.1。ここがまず早くなります。スピード自慢の馬が集まってのテンのスピード比べになるのでまず最初から早くなるんですね。

続いて2ハロン目もみてみると、2歳戦の方が10秒台のラップが11レース中4レースしかないのに対して、函館2歳ステークスは過去5年全てが10秒台のラップ。

ここが普通の2歳戦と函館2歳ステークスの大きな違いでしょう。

時計面では普通の2歳戦と大きな差はないが、最初の2ハロンが早いのが函館2歳ステークス

ということなんです。

 

ただし、この時期の2歳馬が最初を早いラップで走ったとしていきなり全体時計を押し上げるようなことは無理ですから、

最初の2ハロンで早く走る分、最後の1ハロンがガクッとかかる

のが函館2歳ステークスの特徴です。

今年の2歳戦の上3ハロンと下3ハロンを比較してみても、そのタイム差が2秒以上離れているレースはありません。

ですが、

函館2歳ステークスは2010年を除いた過去5回中4回が前半3ハロンよりも後半3ハロンの方が2秒以上かかっている

レースなのです。

 

全体時計はあんまり変わらなくても、そのスピードの使い所がより前半部分に集中しているのが函館2歳ステークスなんですよね。そうなると結構明確に普通の2歳戦との違いが出てきます。

次のデータを見てみましょう。

 

これは先ほどのデータと同じく、今年の2歳戦の1200m戦と過去5年の函館2歳ステークスを比較した表になりますが、さっきの表に勝ち馬と3着内馬までの血統を追記してあります。

色分けの理由は、、、

父がサンデーサイレンス系

父がサンデーサイレンス系以外

 

この色分けに着目してもらって上記表をみてもらうと、函館2歳ステークスの真実が見えてくると思います。

えぇ、そうなんです。

函館2歳ステークスは本当に父が非サンデー系しか走らないレースなんです

理由は明確でしょう。先ほどラップ面で見たように普通の2歳戦に比べてスピードの使い所が前半部分に集中している。そうなれば終いのキレ勝負よりもいかに最初からスピードの違いでぶっ飛ばして最後はなんとか凌ぎきるか、っていう適性が重要になります。

サンデーサイレンス系の特徴はなんといっても「瞬発力」ですから、前半はゆったり入って後半で一気にスピードを要求されるスローペース戦が向きます。だから通常の2歳1200m戦ではサンデー系の活躍が目立つ。ただし函館2歳ステークスはそもそもそういうレースにならないんですね。

そうやって見ていくと今年もまぁ本命は父が非サンデー系の馬に打つべきでしょう。

今年の出走馬を血統で割り振ってみると、、、

 

<父がサンデー系>
ヒルダ(ダイワメジャー)
ブランボヌール(ディープインパクト)
マコトルーメン(ダイワメジャー)
メジェルダ(ディープインパクト)
メジャータイフーン(ダイワメジャー)
ラッキーボックス(ディープスカイ)
ラプレシオーサ(ダノンシャンティ)

 

<父が非サンデー系>
アルマククナ(マイネルラヴ)
オデュッセウス(ファルブラヴ)
コスモフレンチ(フレンチデピュティ)
シャドウアプローチ(ジャングルポケット)
スノードリーム(スウェプトオーヴァーボード)
タイニーダンサー(サウスヴィグラス)
ドナルチア(Malibu Moon)
ペイシャオトメ(ファスリエフ)
リンダリンダ(フレンチデピュティ)
レディトリス(エンパイアメーカー)

 

人気しそうなブランダムール、メジェルダ、メジャータイフーンとかは全部父がサンデー系なわけです。

特にブランダムールとメジェルダなんてディープインパクト産駒ですよ?

終いのキレがあってナンボの血統の馬が、前半が早くなって最後のラップがかかる前傾ラップになるのがわかってるレースに出てくるんですよ?

この2頭に関しては相当オッズが被ると思いますが、このレース傾向を見ている人からすれば「なぜ買うのか意味がわからない馬」になると思います。

まぁまず本命は父が非サンデー系の馬で初戦内容が函館2歳ステークスに繋がりそうな馬を買えばいいでしょう。

 

本当はこのエントリーだけで傾向分析を終わらせるつもりだったんですが、終わらなかったので続きはまた明日に。

今日の分析の結果として一番本命に適していると思うのはこの馬。

 

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