さて、デイリー杯2歳ステークスも今週末にやってくる。一番の注目はアッシュゴールドだろう。オルフェーヴル、ドリームジャーニーの全弟で、新馬こそ大敗したが未勝利戦を差し切り勝ち。その勢いに乗ってここに登録してきた。このアッシュゴールドの取捨こそこのレース最大のポイントと読む。
開催ズレの血統的影響
まずこのレースの血統的考察をしてみたい。
過去5年の三着内馬のうち7頭が母系にミスプロ系を持った馬だった。だから今回もその馬を狙うべきか?それは浅はかだと先日もエリザベスの予想の際に述べた。血統を語る際はなぜその血が走るのかを考えなければいけない。
デイリー杯は昨年まで10月の頭に開催されていた重賞。2歳戦の大改革により日程が一ヶ月後ろ倒しになった。
そうなるとひとつ懸念が生じる。ミスプロの売りは早熟性、それが理由でデイリー杯の好走率が高かったとしたら、日程がずれた影響で傾向はかわってくるんじゃないだろうか?
だから、私は今回のデイリー杯をただ距離とコースが同じだからといって過去のレースと単純比較して血統を見ている考察には疑問を覚える。
一ヶ月ずれることにより間違いなくミスプロの早熟性の有利度は薄まるはず。安易な血統的考察にだまされずにきっちりと考察をしてみたい。
アッシュゴールドは走るのか?
ただ強調できる血統データももちろんある。それはコース適性データだ。過去1年のステイゴールドの京都1600m成績は。
1-0-1-19
と散々な成績。ミスプロが走るかどうかは開催のズレでわからないが、ステイゴールドがこのコースが苦手ということははっきりしている。
今回登場してくるステイゴールド産駒といえばアッシュゴールド。
一番人気濃厚なこの馬を適性面で嫌うことによりこのレースは妙味が生み出されると予想したい。