昨日は色んな競馬関係者の人と飲む機会があったのですが、ほとんどした話は野球の話のみという(苦笑)
競馬Barのモニターで最後は野球中継も流してくれちゃうもんですから、2連勝の瞬間まで見る事ができてなかなか良い日でした。
競馬好きって野球好きが多いんですかね。
横浜も連勝しはじめたので、競馬の方も連勝できるように週末に向けて気合を入れていきます。というわけで宝塚記念出走予定馬の全頭診断その1。
全頭診断その1
アドマイヤスピカ
目黒記念レース前コメント
「前走は派手な勝ち方だったがあれは前がやりあった展開で漁夫の利だった。ただし、寿Sが内で詰まって何もできなかったことを考えると、実質1000万→1600万の連勝で、キンカメ産駒とはいえスパッと切れるよりはジワジワ伸びてくるタイプ。血統で2500mは止まるかもしれないが馬キャラとしては悪くない条件か。この馬には岩田も合う。」
目黒記念レース後コメント
「明らかに残り100mでパッタリと止まった。敗因は血統と明確なので、2400m以下である程度差しの決りそうなレースで狙える。」
目黒記念時にも指摘している通り、前走の敗戦は距離と明確。1600万時の勝ち方を見るとスパッと切れる馬ではなく、ジワジワと伸びてくるタイプで阪神コースも合うだろうし2200mも向くはず。ただここはさすがに相手が強そう。
オーシャンブルー
宝塚記念で抜群の成績を誇るステイゴールド産駒。ただこの馬は正直、有馬記念の激走以降はほとんど期待を裏切っている馬。得意の中山でも最近は全く走れておらず、今回も厳しそう。衰えというよりは気持ちの問題で走っていない感じなので、ダートを使うなり逃げさせるなり何らかのショックを与えた方がいい気はする。
カレンミロティック
天皇賞(春)レース前コメント
「前走は休み明けにしてはまずまずの内容。キレずバテずの典型的な馬で、宝塚記念のほうが向くとは思うが、今回は絶好枠を引いた。番手追走での粘り込みの可能性はありそう。」
天皇賞時には対抗の印をつけたが、その時でも「宝塚記念の方が向く」と書いていた馬。適性的に長距離が得意というわけではなく、恐らくベストは2000m前後だろう。
阪神大賞典は前が詰まる不利ありながら巻き返しての4着。中京コースで重賞を勝っているように坂のあるコースは何の問題もない。
あんまり馬場が渋ると良くないタイプだが、今週末は幸いにして晴れ予報。能力、適性面では文句なく、不安は7歳馬ということくらいか。
ゴールドシップ
1着か着外か、という馬だが、今回の宝塚記念に関しては2、3着のイメージを持ちたい馬。
多頭数で後ろから行った際に途中でリズムを崩すと、得意の阪神でも走らない可能性はあるが、外枠を引いてある程度の位置を引ければまず好走するだろう。
阪神コースであれば後ろから差されることは考えづらい。負けるとしたら前に残られるイメージで考えたい。
ショウナンパンドラ
秋華賞はパンパンの良馬場で内枠の利点を最大限に活かしてヌーヴォレコルトに勝利。明らかにヌーヴォレコルトよりは格下で、ベストコースも京都だろう。
高速馬場になってどれだけやれるかだろうが、正直牡馬混合戦での阪神コースでのレースは厳しそう。
ディアデラマドレ
ここ2戦はマイルのスピードについていけずの完全な差し遅れ。末脚の破壊力は現役屈指で、愛知杯を勝ちきっているように最近はパワー馬場も苦にしていない。
末脚を存分に活かせる舞台。例えば東京芝2000mの天皇賞(秋)あたりなら牡馬とやれていいと思うが、今回はこの馬のレースをして届くコースでもないし届く相手でもないとは思う。前が流れる消耗戦になってどこまで。
デニムアンドルビー
阪神コースの相性は良く、母父キングカメハメハの影響か時計のかかる舞台も得意な馬。阪神芝2200mを走れるタイプのディープインパクト産駒だとは思う。
ただし斤量に敏感な馬で、今まで56kg以上を背負って馬券に絡んだことはない。阪神大賞典も54kgでの好走で、今回56kgはかなり酷だと思う。
また脚質的にも展開待ちなところがあり、よほどペースが流れての消耗戦にならないと台頭は難しいか。
天皇賞(春)レース後コメント
「いくら京都が向くとかどうのこうのでなく、この距離で牝馬は厳しい。宝塚記念はあまりにも人気が落ちるなら狙ってもいいんでは。」
と当時書いているように、人気次第で拾ってもいいんじゃないかとは思う。
トーセンスターダム
3歳春時まではまだトモがパンとしておらず、スタートも微妙で坂のあるコースも苦手の印象だったが、チャレンジカップで阪神コースを克服。競走馬として成熟しつつある印象。
ただチャレンジカップはかなり前がやりあって差し馬が有利になった格好のレースで、上位馬もデウスウルト、フルーキーとGIIIクラスなら走れるがGIではスケール負けするタイプ。この馬自身にもそこまでのスケールを感じない。
イメージとしては京都ではキレ負けするが、阪神ではスタミナ負けする印象。ちょうど良いバランス型のレースになるとGIでもやれてよさそうだが、宝塚記念はスタミナに寄ったレースになる。そこでの適性はあまり感じない。
ひとまず全頭診断の前編終了。
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2年続けて苦杯を嘗めていた春の天皇賞を制した勢いに、7戦6勝2着1回と抜群の相性を誇る阪神に替わり、宝塚記念3連覇の偉業に向けて視界良好に見えるゴールドシップ。ファン投票1位、レース当日もおそらく1番人気で迎えることは濃厚。
しかし、“1強”や“確勝級”といった世間の報道には、異を唱える関係者も少なくない。
「同一GI3連覇なんてそう簡単にやれるもんじゃない。マック(メジロマックイーン)だってジェンティル(ドンナ)だって、みんな跳ね返さえれてきたからな」
「天皇賞は良馬場発表だったけど、実は散水のやり過ぎで馬場は緩かった。レース後に、『力の要る馬場だった』とか『ノメって脚を取られた』とか、ジョッキー連中の言葉もその証拠。要するに、ゴールドシップ向きの馬場だったんだ」
「アレで完全復活と見たら大間違い。ゲート入りを嫌がっていたように、気持ちの問題は全く解消していないからね。確かにアッサリ勝つだけの力はあるけど、いつポカをするかわからない馬ということは変わっていない。まだ全幅の信頼は置けないよ」
となれば、馬券的な面白さは十分にあるレースだと言えるだろう。
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