昨日は平場の4レース中2レースが的中。外れた2レースはどちらも本命馬が出遅れということで煮え切らない部分もありますが、昨日で馬場は掴めたので本日も引き続き平場も狙ってみます。
東京競馬場は芝コースは雪の影響あり。昨日は3ハロンの限界時計が34.0くらいで東京向きの馬でかつパワーがあるような馬が強調できた。ハーツクライ産駒のシュンドルボンなんて典型例だっただろう。
だが逆に白富士ステークスでマイネグレヴィルが粘れなかったように、東京コースに適性がない馬が道悪というだけで粘れるほど馬場は悪くなかった。その意味で一時期マイネグレヴィルが人気した後、急激に人気がなくなったのは馬券を買う人はわかってるなぁという印象。雨上がりの東京コースは意外に切れ味は必要なのです。
ダートに関してはゴールデンバローズのレースが3歳500万条件でなんと昨年のフェブラリーSより早い時計を記録。ゴールデンバローズが強いことと、昨年のフェブラリーSがスローだったことは考慮に入れるべきですが、それにしてもダートは時計が早そうです。そして道悪の東京の定説通り差しは決まります。その点を重視して平場を見ていきましょう。
東京競馬場
東京1R サラ3歳未勝利 ダート1300m
◎コンドルヒデオ ◯ミスチフウィッチ ▲ダイゴマサムネ ☆デルマヨタロウ △オーバーウェル △ロックフォール △ウサギノカケアシ △キョウエイプライド △シャトルソニック ×ピックアンドポップ
このレースは人気馬が中山ダート1200m替わりで信頼できる馬があまりいない。オーバーウェルムは追込み馬で好走したダート2戦はどちらも外枠。今回は最内枠を引いて砂をかぶることと揉まれることが不安。
ピックアンドポップは休み明けで見るからに動きが重い。
そう考えていくと穴馬が台頭できる余地はありそう。信頼できる軸馬→穴馬たち→ヒモといった感じで狙ってみたい。
軸馬としては◎コンドルヒデオを推奨する。
父メイショウサムソンはどちらかといえば芝向きだろうが母系がダート向きでダート転向から全て馬券内。あまり前へ行く馬もいなそうで、外枠からスムーズに追走できれば最も信頼できる軸馬になりそう。
穴馬として◯ミスチフウィッチを推したい。
芝時代に毎回最速上がりを記録するような脚力を持った馬で、前走は初ダートで中山ダート1200mの激流に飲み込まれた上に揉まれて何も競馬ができなかった。今回は差す競馬に徹するということで、血統的にも父キングヘイローは東京ダート1300mの特注血統、母系はダート短距離系で十分に好走の可能性あり。
▲ダイゴマサムネは前走の中山ダート1800mで完全にスタミナ負け。新馬戦の東京ダート1400mで鋭い決め脚を見せているだけに、本質的には東京の短距離ダートが向くのだろう。一変に期待。
☆デルマヨタロウはダート調教の時計が凄まじい。今までの凡走は芝が合わなかっただけということもあり、ダートで一変する可能性あり。
この3頭の大穴馬をちょっと狙ってみたい。
東京3R サラ3歳未勝利 ダート1600m
◎ミュゼフローレンス ◯ワイルドダンサー ▲ステイリッチ ☆ヴァーサス △ワル △アフェットウォーソ △プレーケストーレン
2戦連続出遅れて追い込んできている◎ミュゼフローレンスを本命に指名する。
この馬の場合出遅れといってもゲートを出るのが下手というわけではなく、2歩目のダッシュが下手なだけ。新馬戦はダッシュが全くつかなかった印象だが、2戦目は中枠で挟まれたことが大きかった。今回は東京ダート1600mの大外枠。芝スタートで慣れは見込めるだろうし、このコースは外枠の方がダッシュがつく。初ダートなので大外枠も砂を被らずにいいだろう。
父エンパイアメーカーは東京ダート1600mの特注血統。加えて母父はサンデーサイレンスで重馬場のスピード勝負にも対応可能。芝時代に出遅れながらも毎回追い込んできた脚力は本物で、スタートをある程度出れば突き抜けるだけの力はある。
東京9R サラ3歳500万下 セントポーリア賞 芝1800m
◎ノースストーム ◯ドゥラメンテ ▲ジェネラルゴシップ ☆ウェルブレット △ボルゲーゼ △エニグマバリエート △ラブユアマン
父キングカメハメハ×母アドマイヤグルーヴという超良血の◯ドゥラメンテに人気が被りそうだ。前走は未勝利戦ながら走破時計は同日の1000万下と同じ時計。普通に走ればまず勝ち負けだろう。
不安があるとすれば3点。ひとつは今回前へ行きたい馬が皆無で瞬発力勝負になりそうなこと。キンカメは瞬発力勝負にも対応可能だが、本質的にはサンデー系にキレは劣る。2戦を見ても本質的なキレタイプではなさそうで超スローからの上がり勝負になった際にどうか。
2つ目は前走ゴール前までしっかりと追われていること。あそこまで着差が広がっていながらゴール前まで追われているということはソラを使うなどの癖があるのだろう。着差は大きいとはいえリスクがある馬だ。
最後はムーア騎手から石橋脩騎手への騎手変更。前走はムーアの剛腕でグイグイ伸びてきた感じで、少なからずムーアよりはソフトタッチになる石橋騎手に替わって反応がどう変化するか。
そう考えると確勝と言える馬ではなさそうで、他の勝ち妙味ある馬を探してみたい。
本命は◎ノースストームにした。
前走はシンザン記念でかかり通しで競馬にならず、下手に位置を取りに行ったのが逆に失敗した格好。東京コースは未勝利戦で瞬発力勝負を届かない位置から差し切っており、能力的には十分ドゥラメンテに対抗できていい。
ディープ産駒の▲ジェネラルゴシップと☆ウェルブレットもスローからの瞬発力勝負なら逆転の余地あり。
この3頭を頭候補としてドゥラメンテ討伐を図りたい。